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為替と日経平均の中期トレンド
為替と日経平均の中期トレンド

2009年12月22日

●第122回

今週の為替相場の見通し(12/21~12/25)

 先週のドル円は、週初こそドバイ・ワールド傘下会社のイスラム債の償還期限を迎える警戒感から88.319円の週安値をつけるものの、ドバイ政府が債務返済の意向を表明したことでドバイ不安が後退。そこからは翌週のクリスマス休暇や年末を控えたポジション調整のドル買い戻しの動きが継続し、週末には90.833円の高値をつけ日足雲入りで引けています。注目されたFOMCも低金利政策の長期化に変更はなく、ギリシャ財政問題がクローズアップされたことで対ユーロでドル買いが強まったこともドル円上昇の支援要因になりました。今週は「米11月中古住宅販売件数」「米11月個人所得/個人支出」「米11月耐久財受注」「米新規失業保険申請件数」など複数の注目指標が目白押しながら、週末に向かうにつれクリスマス休暇に向けたポジション調整のドル買い戻しが優勢となりやすいことから、予想外の悪化が相次がない限りは、下値は限定的と思われます。上値は、90円台では国内輸出企業のドル売り圧力が想定されるものの、91円抜けとなれば、細商いで値が飛びやすい地合いであることから、10月高値92.314円が上値メドとして意識されます。

 先週のポンドは、ドバイ不安の後退から週初につけた143.113円の安値から戻りに転じ146.912円まで戻すものの、12/17発表の「英11月小売売上高」が弱い結果となったことやギリシャなどのユーロ圏諸国のソブリン・リスクの高まりなどからポンド売りが再燃し、週末前半は日銀の政策決定会合総裁会見への警戒感もあり143.647円まで下ブレしました。その後ドル円の反発につれ高して146.186円で引けてはいますが、週足では短い陽線ながら雲の下限に頭を抑えられた形となっています。今週のポンドは、12/22の「第3四半期GDP」と12/23の「BOE議事録」が注目となります。GDPが予想以上に改善された結果となれば、ポンド買いの要因になりますが、BOE議事録は英金融政策にハト派な内容となることが予想されることから、上値は限定的なものになる可能性が高いと思われます。その背景には、相場全般でドルの買い戻しが継続すれば対ドルでポンドが売られ、対円での上値を抑えることが挙げられます。ポンドドルで1.6000を割りこむと一気に売られる可能性がありますので、ポンドドルの動きには注意が必要と思います。今週は海外勢が休暇に入りますので流動性が少なくなり動きが振れやすくストップは取られやすくなるので注意したいところです。

 先週の豪ドル円は、12/15の81.544円を高値に週末78.565円まで売られ、80.514円で引け、前週から連続で陰線引けとなっています。相場全体でドルの買い戻しが優勢となり、対ドルで豪ドルが売られた背景もありますが、個別要因としても、「第3四半期豪GDP」が弱い結果となり、豪中銀副総裁が「ローン金利が政策金利の上昇ペースを上回る状況が続けば、利上げの必要性は低下する」と発言するなど、来年2月の利上げは行わないとの見方が市場で強まっていることが挙げられます。これまで金利先高感から買われてきた豪ドルですが、円との金利差の優位性はあるものの、短期的には特に対ドル主導で下落する可能性の方が高いと考えられます。

柴田罫線での中長期トレンド分析

(指標)ドル/円 中長期トレンド分析の中での短期分析
先週の予測では、まだ円安日柄が続いており戻しても90円台ぐらいのもので87円~90円台のもみあいが続くとしました。但し、月末にかけてはボックスを下放れて円高が進む可能性もあるとしています。結局、先週は12/14(月)の88.319円を安値にジリジリとドル高・円安の流れとなり、週末は90.883円まであって終値では90.43円となりました。日銀の金融政策決定会合でのデフレを容認しない姿勢を示したことによる円売りとユーロ圏諸国の財政健全性に対する懸念からユーロ売り・ドル買いのためですが、これによって12/4の90.76円、12/18の90.91円とダブル天井のような形となっており、数日間でいったんの円高となっていく可能性があります。

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(指標)英ポンド/円 中長期トレンド分析の中での短期分析
当面は、140円~150円のボックス相場が続き、この中でポンドの上値が重くなっており、いずれポンドの下放れという形になってくとしました。
先週は12/14(月)に143.113円の安値をつけたあとドル/円でドルの買い戻しから円が売られ、その結果ポンドに対しても円が売られて12/16(水)には146.912円の高値をつけました。その後は12/17(木)に「英11月小売売上高」が予想を大きく下回ったことで144.644円まで売り込まれました。引き続いて12/18(金)は欧州の信用不安を受けて143.647円まで売られたもののドル高が進んだことでポンド/円もつれ高し146.186円で終わりました。柴田罫線の形では、戻りを試しながらもポンドの上値が少しずつ重くなってきています。142円を引線の終値で下に切ってくると下放れの準備となります。ドル/円でドルがそろそろ目先のピークへきていますのでドルが反落すれば円高となってポンドも売られる展開となります。

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(指標)豪ドル/円 中長期トレンド分析の中での短期分析
先週の予測では、ドル/円で円安がもうしばらく続きそうなので豪ドルは強含みで推移し80円~83円の動きの中で、79円を切ると下放れとなってくるとしました。結局、先週は高値は12/15(火)の81.544円、安値は12/18(金)の78.565円と80円をはさんだ±1.5円の狭い範囲の値動きで終わりました。週末(12/18)は欧州の信用不安を受けて円買いが進み金先物が大幅に値を崩したことで78.565円まで下落しました。その後はドル買い・円売りの流れの中で豪ドルも買い戻され終値は80.51円となりました。ザラ場では12/18(金)の78.565円となって11/26の79.069円を切りましたが終値では守りました。現時点では上昇トレンド(A)の下値斜線が上値抵抗ラインとして作用しますので、戻り弱くドルが下落に転じれば豪ドルも同じような動きとなって下放れすることになります。

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(指標)日経平均のトレンド分析
先週の予測としては、前週末(12/11)に△245円の10107円となって、オプションSQ値の9982円を上回って引けたので経験則では、堅調な動きが想定されるとし、ただしNYダウには再び要注意としました。終値で12/7の10204円をこえるとまずは10362円を試す動きを想定しました。日経平均は為替が円安方向にあることから12/16(水)は10222円まであって終値は△93円の10177円となり、12/17(木)も前場は10260円までありましたが、後場はマイナスに転じ▲13円となって10204円をこえることができませんでした。そして、引け後のアメリカ市場では、NYダウは3日続落となってこの日は▲132ドルの10308ドルで引けたことで週末(12/18)は日本は前場は10027円まで下げましたが大引けにかけては日銀のデフレ阻止発言を好感し下げ幅を縮小して▲21円の10142円となりました。この日(12/18)の日足は寄り付き10110円、安値10027円、終値10142円と下ヒゲの長い短い陽線となっており、この形はあとで実体で下ヒゲを埋めてくる形ですから要注意となります。その時、12/10の9834円を守れなければ12/2に窓をあけた9643円を埋める動きとなる可能性が高いといえます。

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