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為替と日経平均の中期トレンド
為替と日経平均の中期トレンド

2010年1月19日

●第125回

今週の為替相場の見通し(1/18~1/22)

 先週のドル円は、91円台を週終値で維持できるかがが焦点と見ていましたが、月曜と火曜の下落で11/27の安値からの上昇トレンドを明確に割り込んだ形となりました。前週末の弱い雇用統計で米早期利上げ観測が後退したドル売りの流れが継続した上に、中国人民銀行の預金準備率の引き上げ発表でリスク回避の円買いが進み、ギリシャの財政再建策をめぐる不透明感が広がったことも円買いの支援材料となりました。そして「米小売売上高」や「新規失業保険申請件数」「ミシガン大消費者信頼感指数」などの米経済指標の悪化で長期金利が低下したこともドル売りの材料となりました。とはいえ、週末の終値は90.828円と91円割れとなったものの、週安値は90.597円と90円台割れ手前では執拗な下げ渋りを見せています。今週の米国では、先週のJPモルガンチェースに続き大手金融機関の決算なども発表され、米住宅関連指標、1月フィラデルフィア連銀景況指数などの発表が予定されていますが、チャート的には、1/8の高値93.778円と1/14の高値92.022円を結ぶ上値抵抗ラインを上抜け、日足転換線の位置する92.200円水準を明確に突破するまでは、戻りは売り手の標的とされる可能性が高いと見られます。逆に、90円台を明確に割り込むと、日足雲上限の位置する88.500円水準を目指す下落トレンドに転換することも想定されます。

 先週のポンドは、対ドルで週末に1.63554ドルと昨年12月以来の高値をつける堅調さの中で、対円では週前半は中国(中国人民銀行が銀行の預金準備率を引き上げると発表)や、後半はギリシャの財政再建策をめぐる不透明感と独首相の辞任のうわさなどでユーロ主導で円買いが進んだために伸びきれない面はありましたが、前週の安値を割り込むことなく149.975円と150円に迫る週高値をつける場面も見られました。見方を変えれば、ドルやユーロの軟調さが相対的なポンド買いにつながったといえるかもしれません。今週英国では、1/19に「英12月消費者物価指数」、1/20に「英BOE議事録」「英12月雇用統計」などが予定されていますが、このところ、ポンド独自の買い要因が乏しい中で、強い結果となればポンド高の可能性が高いものの、ポンドドルの調整安の可能性や、中国やギリシャ問題などの円買い材料の再燃などで下値を広げる可能背もあります。11/27からの上昇トレンドは、まだ継続中であることから、下ブレ局面で先週安値146.635円を維持できるかどうかが注目されます。

 先週の豪ドル円は、週初に原油先物が84ドル近辺へ上昇した局面で86.168円の高値をつけるものの、中国人民銀行による預金準備率の引き上げ発表で商品市場や株式市場が下落する流れに、特に中国と関係の深い豪ドルは大きく売られました。注目の「豪雇用統計」は強い結果となり、2月の豪追加利上げの期待が高まったものの、原油が週末に77ドル台に調整色を強める流れに上値を伸ばせないまま、週足では高安2.7円強の大陰線となりました。今週の豪州独自の材料は、1/20の「豪1月DEWR技術職求人」ぐらいで、むしろ原油などの商品相場の動向や、中国問題(注目は1/20の「中国10-12月期国内総生産」、「消費者物価指数」、「鉱工業生産」)、ギリシャの財政再建策をめぐる不透明感からのユーロでの対円買いなど、外部要因に左右される展開が継続することが想定されます。

柴田罫線での中長期トレンド分析

(指標)ドル/円 中長期トレンド分析の中での短期分析
1/8(金)は、93円台まで買われましたが、目先は円安一服局面となってもおかしくないとし、ただし、円高となってもこれまでのような円高トレンドにはならず、基本的には92円をはさんだ±2円ぐらいとしました。いったん93円台を2度ほど試したことで次は下値を試す動きとなり90円に向かう円高となってきました。
1/12(火)は中国の金融引締め発表で、リスク回避の動きからドル売り・円買いとなって90.708円まで下落しました。その後は、終値では何とか91円を守っていましたが、週末(1/15)は消費者信頼感指数の悪化からドルが売られ90.597円まであって終値は90.828円と終値で91円を切って引けて売法則が出現しました。次は90円を試す動きとなるところです。今回は円高が進んでも再びドル高を想定しています。目先は円高日柄にはいってきているものの、週足からみると現時点では円安方向が続いており、円高を試し終われば再び円安となってくる可能性が高いといえます。

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(指標)英ポンド/円 中長期トレンド分析の中での短期分析
当面は140円~151円のボックス圏の中で、ポンドが徐々に上値を重くする形であり目先の上値ポイントは150.697円、下値ポイントは146.595円としました。結果、先週の動きは1/12(火)の146.635円が安値、1/14(木)の149.975円が高値となって週末(1/15)の終値は147.69円となりました。今週はドル/円では円高の方向にあり、ポンド/円でも円が買われて1/5の146.595円を下に切ってくると144円が次の下値ポイントとなります。

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(指標)豪ドル/円 中長期トレンド分析の中での短期分析
原油価格が年末から年明けの1/6(水)まで10連騰となったことで、豪ドルは資源国通貨として買われ先週末は86.001円まであって85.599円でした。ここからは目先最大で88円ぐらいのものであるとしました。
 結果、原油が下落に転じたことで1/11(月)の86.168円を高値にいったんの下落となり、1/12(火)には引締め策を発表したことで83.391円まで売られ終値は83.722円となりました。その後1/14(木)には85.603円まで買い戻されましたが、原油価格が5日続落となったことで再び豪ドルが売られ週末(1/15)は83.661円まであって終値は83.841円となっています。今週は終値で1/13(水)の安値83.666円を切ってくると売法則出現となって、まずは81円台へ向かう動きとなります。

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(指標)日経平均のトレンド分析
 先週は、連休明けの1/12(火)に△80円の10879円となり、日足での上げ方からみても上値の抵抗ラインからみてもあと1~2本上に陽線がでると、いったん下落の可能性としました。1/13(水)に▲144円の10735円となったあと、1/14(木)に△172円の10907円と1本陽線が上に伸び、1/15(金)は△74円の10982円と2本目の陽線がでて目標の11000円にほぼ到達してきました。すでに先週のNYダウは上に陽線が2本伸びて週末は▲100ドルの10609ドルの大幅安となっており、本日(1/18)の日経平均も先週末の2日連続の陽線のあと▲127円の10855円となりました。ここからの下値ポイントは10715円を切ると売法則が出現し、10600円を守れば高値圏のもみあいとなって日柄調整となることもあります。10600円を切ると12/22の10378円を下値ポイントで、ここを切ると10167円近辺となります。どのうような調整となるかは為替、NYダウ、小沢問題からの政局などがからんでくるので注目するところです。

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