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外為オタクの視点・論点
外為オタクの視点・論点

2010年1月28日

●第426回 「気迷いながら、USD/JPYの目線はより下向きとなるのではないでしょうか、、、。」

 今週初の外為マーケットの商いは、注目のイベント(米国のFOMCミーティングやオバマ大統領の就任後初の一般教書演説=オバマ・コメントはグローバルな株価の下落安&USD安誘発の連想もありますし、他方本邦では、当然ながら波乱の可能性の予期などはありませんでしたが、日銀の政策委員会・金融政策決定会合=経済・物価情勢の展望(展望・リポート)の中間レビューは興味があるところでしたが、の開催もあり)を控える期間ですので、、、。

総じて、マーケット参加者の意欲も、消極的になりがち(主要国の財政赤字拡大に関する懸念や、中国の金融引き締め政策の趨勢といった、目新しくもなくそれなりに覚悟されていながらも、神経質になってしまうといったことも)であったのではないでしょうか、、、。

 USD/JPYは、先週末(21日のニューヨーク・マーケットで、その前の短期間でジワリと上昇したプライスを、一気に吐き出してしまっており)の冴えない地合いを、越週後も引き継いだままでの商いといった感じでした、、、。

 若干、USD/JPYの下落のピッチがキツかった印象もありましたので、超・短期での値鞘狙いの刹那的でシナリオの無いような思惑からすると、、、。

それなりに自律反発気味に、プライスを戻す(小幅で限定的に)場面を、週明け早々に期待するのも、自然の流れとしてはあったのかもしれませでしたが、、、。

 しかしながら、予想以上に、USD/JPYの90円50銭アラウンドから上値は重かったようでしたし(USD/JPYの91円00銭レベル手前でさえも距離があったようでした)、、、。

 ですので、週明け月曜日から(様子見もあってか、地球1周の間)翌火曜日の東京マーケットのオープン前までは、、、。

USD/JPYは、90円10/20銭レベル(時折、90円00銭レベル挟みへの商いに軟調になるものの)で小動きに終始しておりました、、、。

 そして、26日(火曜日)の東京マーケットでの商いが本格化する時間帯からは、幾分プライスのフレ幅が拡大するようになってきておりましたが、、、、。

 それでも、極めて短時間の戻り商状からの上値が、USD/JPYの90円54銭レベルで精一杯でしたし、、、。

USD/JPYの上値追いに勢いが付くような材料に(後付的にも)乏しい中で(若干、USD/JPYのタイト・ストップを引っ掛けて、USDが買い戻されてプライスが浮き上がった程度でしょうか)でしかありませんでした、、、。

東京マーケットのクローズ間際には、日本の外貨建て・自国通貨建ての長期ソブリン格付けの見通しの引き下げ(S&P社が、これまでの「スティーブル」から「ネガティブ」に変更)といった、アナウンスもありましたが、、、。

極めて一時的にJPYが嫌われるリアクションとはなったものの、余り関心がもたれなかった(海外勢の本邦への資金供給=年初より株式等には流入傾向のようですが、の動静からは、後日日本売りの口実として蒸し返されることにもなり辛いのではないでしょうか)ようですし(短期のスペック筋のUSD/JPYでの、JPYロング・ポジションにしても、まだ利益確定とするためのレベルに到達していなかったでしょうし)ようでした、、、。

 結局のところ、USD/JPYは90円30/40銭レベルで(東京タイムのお昼前頃までは)滞空しつつも、USD買いが追随するようでもなく、ただ力なく漂っていたようであり、、、。

 その後の、東京マーケットの中盤以降(本邦日銀=BOJの、2日間の金融政策決定会合の結果も確認しながら)は、目先的な、トレーディング・レンジの下限へと、USD/JPYはプライスを切り下げてしまうことになったということでしょうか、、、。

 やはり、FOMCの結果(ディレクティブに変更は予想されないことから、ステート・メントの内容が注目されていたのは、言うまでもありませんが)を受けての、(あえてあるとすると)ポジション調整を勘案すると、、、。

USD/JPYの(FOMCの)直前までの待機レベル(コスト的にも、上値、下値どちらの方向にも、ある程度の満足いくプロフィット・テイキングの値幅を見込んだ発射台としては)としては、USD/JPYの89円台ミドル・レベル以下が要請されてもいたとも、私見では推測いたしましたが、、、。

 もってして、火曜日のロンドン・マーケットの序盤から、ニューヨーク・マーケットを経ての商いでは、、、。

USD/JPYは、89円50銭レベル挟みで膠着してしまっておりましたし、見方によっては落ち着いていたようでもありました、、、。

 とは、言いましても、水曜日の東京マーケットの序盤の商いまでは、前日の欧・米ラウンドの流れを引き継いでいたものの、、、。

 中盤からは、USD/JPYはやや下値をトライする商状(俄かにUSDロング・ポジションの残存するストップ・ハンティングが仕掛けられたのでしょうか)ともなりました、、、。

 そんなことから、午後の時間帯に、USD/JPYは89円14銭レベルの最下値レベルでの出合いが断続的に観測されもしたものの、さらに下値に突っ込んでいくようなこともなく、欧州・ロンドン勢の参入とともに、プライスは再浮上しております、、、。

 どうでしょうか、対主要通貨で(リスク・リダクションといったマインドが優勢になる局面での基本動作として)USD買い戻し&JPY買いが支援される一連のトランザクションを背景として、、、。

 妙な均衡商状なりやすいと、私見では考えているUSD/JPYの商状に限定するならば、、、。

(局所的に昨日は)クロス円でのJPY買い戻し(JPY高へのフレがキツかったようでもありましたし)が、USD/JPYでも、プライスを押下げるトラクションとなったと、言えるようでした、、、。

 しかしながら、より注意深くなれば、対資源国・高利回り&新興国通貨での(EUR、GBP、CHF等の欧州通貨ではなく)USDショート・ポジションの一部アンワインドが目立つことになっていたようでしかなく、、、。

それも、一過性なのか、趨勢なのかは判然としなかったのも、正直な感想でしたが、、、。

だからと言うわけでもありませんが、EUR/USDのプライス・アクションにおいては、、、。

今週初から、EUR/USDは、1.4150レベル挟みでスタートしてから方向感が定まらずに小刻みな展開で、一方的なUSD買いとまでは表現し難い感じでした、、、。

26日の(東京マーケットの中盤から、EUR/USDは弱含んだようでしたが)欧州・ロンドン勢の参入時間帯からは、EUR/USDは1.4100レベルを割り込んでの商いとなっており、、、。

それ以降は、概ねEUR/USDの1.4080アラウンドで、下値リスクを意識させながらの不安定な推移となっておりました(26日のニューヨーク・マーケットの序盤、オプション・カット・タイムを通過する頃合に、瞬時、EUR/USDの1.4043レベルの下値での出合いの観測もありますが)、、、。

EUR/USDは、大きく下値を拡大するのは、どうにか回避しておりましたし、下げ止まった(渋っているでもなさそうですし)とも言い切れないまでも、超・低空飛行商状(EUR/USDの1.4030/40レベルを、直近最下値ラインとして)となっておりました、、、。

その観点からしますと、傾向的に対USDでEURが圧迫されつつも(当面の基調は、下落で間違いないのでしょうが)、USDが積極的に買い戻されることになりきれず、(EUR売りの)テーマ待ちといったことでもあったのではないでしょうか、、、。

さて、昨日のニューヨーク・タイムの午後に、FOMCのステート・メントのアナウンスを受けてからは、、、。

EUR/USDは、ジリ安のままの膠着商状のままでした、、、。

USD/JPYの商状では、幾分USDが支援されることになったようでした、、、。

FOMCの結果待ちのニューヨーク・マーケットのUSD/JPYは、89円50銭レベル挟み(東京マーケットの中盤以降から、プライスを回復して)で、商い手控え気味となっておりましたが、、、。

私見では、どうも未消化のままではないかと思うのですが、FOMCのステート・メントの内容を確認後のリアクションとして、、、。

USD/JPYは、90円00銭アラウンドまで50pips程度上昇しました、、、。

取り敢えずは、今週初のトレーディング・レベルに回帰したことになるのですが、本日の東京マーケットでも、USD/JPYは90円台ロウ・レベルを維持出来ているかでしょうが、、、。

地球をひと回りしてからの28日のニューヨーク・マーケットのオープン前の時間帯には、USD/JPYが90円台ロウ・レベルで滞空しているとは、私見ではどうも思えないのですが、いかがでしょうか、、、。

2010年1月25日

●第425回 「今週、USD/JPYは、もう一段の下落商状となるのでしょうか、、、。」

 先週後半の外為マーケットの主要通貨の商状は、、、。

 所謂「オバマ・ショック」が、まさに不意打ち的な撹乱要因となりましたが、今週初からのマーケット全般の商いでも少なからずその影響を引きずりそうな(同規制案の先行きの展開についての不透明感から、マーケット参加者に不安心理となって)気配もありますが、、、。

ちなみに、ホワイト・ハウスが提示した、今般の金融危機の再発防止のための金融規制改革案ですが、詳細も示されておりませんし、連邦議会の議決を経て成案となる道筋も俄かにはイメージできませんし、共和党筋等からの強力な反対(先日の民主党の牙城であるマサチューセッツ州の上院議員補選で現有議席を失ったことで、フィリバスター=議事妨害を回避できる60議席を割れておりますし)は当然予想されてしかるべきでしょうし、、、。

ここ最近では、オバマ大統領への(就任当初の、極めて高い期待値も色褪せて)支持も低迷したままでありますし、もってして求心力にも陰りがさしかねない状況ですので、、、。

14日には、金融クライシスへの当局による対策(危機に瀕した金融機関を救済するための、不良資産救済プログラム=TARP)のコストの回収のため、大手金融機関から最大1170億規模の手数料を徴収する計画を提示してもおり、、、。

そして、今回の金融規制案の提案となりますが、オバマ大統領の政治的な思惑が先行し過ぎのようでもありますし、唐突感も否めないのではないでしょうか、、、。

 さて、外為マーケットの商状ですが、主要3通貨の商状に限ってみても、リスク・リダクションに基づくトランザクションが、(週末には特段に)顕著となっていたようでした、、、。

 私見での印象ですが、変則的なJPYの全面高商状となったようでした、、、。

 マーケット参加者の思惑や憶測、センチメントの揺らぎ等々、さらには目先の材料もありポジション調整絡みのオーダー、さらにはポートフォリオのリバランスもしくはエクスポージャーの圧縮の要請(リスクの削減・レバレッジの解消等の方向で)といったオペレーションが容易に想定(しかしながら、その延長線上のすぐ先に、深刻の危機意識=コンテージョンを、マーケット参加者の大勢のみならずエコノミストの多くに至るまで、共有していないのが実情でしょうが)されるのですが、、、。

 その半面では、ここ最近の日々のマーケットのトランザクションに反映される行動様式の修正を迫るほどの、主要国・通貨圏地域のファンダメンタルズの変化は厳密に見なくとも、看取されていないのではないでしょうか、、、。

 ちなみに、経済学的に理解されている、「コンテージョン」(ファンダメンタルズの変動の連鎖によらない、異なるマーケット間での価格や取引の変動の波及)の主要なパスのひとつに、大規模なポートフォリオの再編成があげられておりますが、、、。

 意図的にメンションするのを避けているのか、マーケット参加者の大勢は、「コンテージョン」について無関心すぎるのではないでしょうか、、、。

 それでも、今月14日には、債券ファンドのPIMC社のAndrew Bosmworth氏が、ギリシャの国家財政の大規模債務問題(デフォルト・リスク)の、他のユーロ圏諸国や資金供給者への負の連鎖に関するコメントにおいて、「contagion」(感染)とワードを使用して警鐘を鳴らしております、、、。

 私見では、外為マーケットの商状について、賞味期限の短いテーマで、何を浮き足立っているのだろうかと(昨年後半以来の商状は)不可思議な気持ちが、払拭出来ない次第です、、、。

 USD/JPYのプライス・アクションに話を戻します、、、。

 先週央に、USD/JPYが90円30/40銭レベルまで下値サイドにプライスを刻んでからは、、、。

案外スンナリと(ただしそのモーメンタム等を勘案すれば、戻りの値幅もそれなりに予見されたと言いましょうか、読み切れる感じでしたので、少なからず急反発リスクを殊更警戒することにはならなかったこともありますが)、USD/JPYの緊張感の乏しい浮上となったようでした、、、。

 ですので、21日(木曜日)のロンドン・マーケットの商いが本格化した時間帯(LIBOR=ロンドン銀行間出し手レートの値決めの時間であり、早出のニューヨーク勢が参入し始める頃合)には、、、。

USD/JPYは、91円87銭レベルで付近での出合いが断続的に観測されるまで上昇してもおりました、、、。

ある意味では、想定通り、当面の戻り上値(レンジ感からも)の上限レベルまで、手綱(マーケットで冷静で的確なコメントをするアナリストに「rein」のワードを好む人がおりますが)をスルスルと緩めたまででもあるようでした(短期の値鞘狙いを拡張するならば、リスクとの見合いで、コスト面から、USD/JPYでのUSDショート・エントリーがワークしやすいように、プライスのある程度の上昇を促すといった思惑に、まんまと嵌まっただけでしょうが)、、、。

 もってしてシナリオ通りに、経済指標のアナウンスの予定されない週末のエア・ポケットさながらの(手掛り難から刹那的な方向感への追随に引き込める)、引き続くニューヨーク・マーケットのオープンにタイミングを合わせて、、、。

USD/JPYは、急反落商状となりました(後付け的な理由も、下落の加速を支援して)、、、。

 ニューヨーク・タイムのオプション(OP)カットやロンドン・タイムのフィクシング・タイムの時間帯を経て(概ね2時間程度でしょうか)、USD/JPYはガラッと足許のトレーディング・レベルを切り下げることになりました、、、。

 本邦勢のオーダーが厚い東京マーケットでは、USD/JPYの91円00銭レベルを割れても、目先の商いの戦略としては、USDの買い志向が優勢といった観測から、USD買い・JPY売り待機が待ち構えているといったことで、本邦勢の腕力が畏怖されていたでしょうが、、、。

 少なくとも、(本邦の実需のオーダーも含めて)欧・米ランドの決済絡みのオーダーが、順当に掃けてからマーケットでは、USD/JPYについてはUSDの下支えは外れてしまったのでしょう、、、。

 USD/JPYは、90円30銭レベル挟みでの商いまで一気呵成にプライスを削ることになりました、、、。

 一時、USD/JPYは90円12銭レベルの下値を示現しております(昨年12月18日以来)、、、。

 ですので、目先の心理的なレベルといった感じもありました、USD/JPYの91円00銭レベルも、あっさりと下抜ける商状ともなっております、、、。

 その後、ニューヨーク・マーケットの中盤から終盤にかけては、一服感からか、、、。

USD/JPYのプライス・アクションも、直近最下値圏(USD/JPYの90円40銭アラウンドでの推移となっておりました、、、。

 ですので、USD/JPYは上値サイドに大きくフレ、25日移動平均(MA)レベル(21日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの91円52銭レベル)を瞬時、タッチしたものの、そのまま振り落とされてのダイブから、、、。

 21日の時点(厳密には、ニューヨーク・マーケットの午後の商いで)で、USD/JPYは(さらに下値レベルに控えていた)100日MAレベル(同、USD/JPYの90円38銭レベル)&65日MAレベル(同、USD/JPYの90円23銭レベル)を切って、下値に突っかけることになりましたが(やややり過ぎの感もありましたが)、、、。

 翌日の東京マーケットには、USD/JPYの91円00銭レベル割れゾーンを、相当下値サイドにスキップしてプライスが帰ってきたことで、USD買い興味も最早なす術は封じられてしまっていたのではないでしょうか(さすがに、USD/JPYの90円00銭レベル割れを見てからは、それなりのアマウントでUSD買いも観測されたようでしたが)

 もってして、週末金曜日の東京マーケットから欧州ラウンドでの商いでは(前日のニューヨーク・マーケットの流れを引き継いだままで)、反転の兆しも無いまま、USD/JPYは低迷したプライス・アクションのままで終始(下値リスクを殊更警戒して、一段の急落に怯えてUSD/JPYを買い向かうことなく)となりました(USD/JPYの主戦場である東京マーケットでの商状でUSDとJPYの超・短期の力比べの決着はついたようでした)、、、。

 東京マーケットのTTMレート公示時間を通過してからも、売り買い交錯した商いにも(その時点での)底打ち感が見極めきれないままでしたし、、、。

 東京タイムのお昼前の時間帯には、、、。

USD/JPYは(それ以前のオセアニア・タイム、東京勢が参入してくる時間帯に、駆け込み的なロング・ポジションの投げでもあったのか、瞬間風速的にUSD/JPYは89円87銭レベルの下値を示現しておりますので、目が慣れてしまったこともあるのかもしれませんが)散発的ながら、下値をテストするようなプライス・アクションに動揺させられてしまってもいたようでした、、、。

 とは、言いましても、東京マーケットの中盤にさしかかってから、USD/JPYは89円79銭レベルの直近最下値レベルを示現したこともあり、USD売り・JPYの買い戻しも、一旦は一巡となったようです(あくまで結果を見てのことで、リアル・タイムでは読みきれなかったのは言うまでもありませんが))、、、。

 その後の東京マーケットの中盤から終盤に向けては、、、。

トレーディング・レベルの調整(足許では、居心地の良いレベルと目される)と思えてならない商いであったようで、、、。

 USD/JPYは、90円30銭レベル挟みまでプライスがプル・バックして、欧州・ロンドン勢の出方待ち(主戦場ではないUSD/JPYに対する、青い目のお手並み拝見といった)となっておりました、、、。

 金曜日の欧・米ラウンドでのUSD/JPYの商状は、ほぼ一方的にプライスを切り下げることにはなりましたが、、、。

 とは、言いましても、東京マーケットで確認済みの下値までといった(ある意味では想定内の範囲でしかない)限定的な、USD/JPYの予定調和的な下値追い商状といったところでしかなかった(値幅やスピード感といったことからも)と、私見では思えましたが、いかがでしょうか、、、。

 結局、ニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースのUSD/JPYは、80/90銭レベルで越週となりました、、、。

 よって、USD/JPYは100日MAレベル(22日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの90円36銭レベルでやや下降)&65日MAレベル(同、USD/JPYの90円21銭レベル、ほぼフラット)を、一応下抜けたプライスを起点として、今週の商いがスタートすることになります、、、。

 また、USD/JPYは昨年12月の急騰商状直前の、最下値圏のUSD/JPYの86円50銭レベル挟みのトレーディングから(最下値での出合いは、USD/JPYの84円79銭レベルが瞬時観測されておりますが)のゲージでは、、、。

上値フレからの、直近最高値圏での商いは、USD/JPYの92円80銭アラウンドとすると、上伸の50%に接近するまで、USD/JPYはプライスを吐き出してしまったということにもなりました、、、。

このまま、本来のダウン・トレンドの軌道にUSD/JPYが復帰するのかどうか(USD/JPYの89円台ハイ・レベル~ロウ・レベルには、ストップ・ロスが掃けずに残存したままとの観測もあるようですので、USD売りが蒸し返されて下落に拍車がかかる可能性もありますし)、バイアスに囚われることなく、慎重に見極めたいと思います、、、。

2010年1月21日

●第424回 「今週末に向けて、外為マーケットの商いは、リスクをテーマとして一段と神経質となりそうですが、、、。」

 今週明け早々からの、外為マーケットの主要通貨の商いは、(ここ最近と比較しても)普段よりも手掛け難い地合いとなっていたのではないでしょうか、、、。

 月曜日は、米国マーケットが休場(キング牧師生誕記念日)となっておりましたし、週初においては特段注目に値する程の(事前に警戒感を持って、マーケット全般の商いに影響を与え可能性という意味合いでは)経済指標等のアナウンスも、予定されてはおりませんでしたので、、、。

 そんな中で、米国株式マーケットの(強含みの)商状を(外為マーケットにおいても、USDストレートを中心に)導きの材料として(金融を初めとして、主要企業の昨年4Q期の決算発表も続いておりますし、期待通りのポジティブな内容が明らかになれば、米国株価の下支えともなるでしょうが、失望させるものも出てきているようですが)瞥見しつつ、、。

外為マーケットや債券(金利)、コモディティ・マーケットのトランザクションは、外部環境次第の手さぐり状態といったところだったとも言えそうでした、、、。

 また他方では、ユーロ通貨圏諸国のソブリン・リスク(特に財政債務の悪化が喫緊の問題であることが明らかになった=粉飾だったのでしょうか?、ギリシャに象徴される)や、、、。

ユーロ経済圏(経済関係からの域内諸国において)の景気回復の足取りの減速(を示唆する経済指標、特に、経済規模からみてもユーロ通貨圏・域内の成長を牽引するドイツの、景況感・期待指数が冴えないままに留まっているのも、気がかりになっておりますし)も、従来の回復シナリオからの逸脱を示唆するものとして警戒感が高まってきました(少なくとも、外為マーケットの商状における方向観に限っても、全面的にEURの重石であるのは、一致する見解でしょう)、、、。

余談ではありますが、英国のインフレーションの加速懸念といった、一見チグハグな撹乱要因(GBPはG3通貨ではないものの、EU圏内の主要国としてのBOEの金融政策の変更=引締め転換、の織り込が速まる可能性も覚悟するといった)も、全く無視するわけにもいかないかもしれませんし、、、。

 よって、今週初から央にかけては、主要3通貨では、、、。

EUR/USDの(下方サイドに)プライスが、際立って振らされる展開ともなっていたようでした、、、。

 とは、言いましても、既に先週末(15日の東京マーケットの中盤から、欧・米ラウンドにかけて)の商いにおいて、EUR/USDは、下値をテストしていた(どこまでプライスを切り下げられるのか)模様でもありましたので、意外感はなかったものの、下値追いのモーメンタムについては、俄かには見極めきれなかった(先週末の時点で)のが、私見では正直なところでした(前回の当欄では、文末で言い訳程度にEUR/USDに言及しただけで、意図的に目先の予想までは踏み込まなかったのでしたが)、、、。

 月曜日の東京マーケットから、その後の欧州ラウンド(ニューヨーク勢が不在でもありには、一旦の落ち着きを見せると、翌火曜日の東京マーケットを経て、ロンドン・マーケットのオープン前の時間帯までの地球ひと周りでは、EUR/USDは1.4380アラウンドで極めて膠着した商いで終始しておりましたが、、、。

 19日(火曜日)には、欧州・ロンドン勢の商いがそろそろ活発化する時間帯になってから、、、。

EUR/USDは、一転してプライスを切り下げての商いとなりました、、、。

 同日の東京タイムでは、(同じ日の最高値レベルとなる)EUR/USDは1.4410アラウンドまで(若干上昇する)EURが買われる局面もあったものの、、、。

 ロンドン・マーケットでの商いが本格化して、早出のニューヨーク勢も参入してきてニューヨーク・マーケットと同時進行となる頃合には、、、。

EUR/USDは、1.4270アラウンドまで下落しての商いとなっておりました、、、。

EUR/USDのトレーディング・レベルが一段、切下がるのに殆ど時間は必要無かったようでした、、、。

 その後のニューヨーク・マーケットの中盤(ロンドン・マーケットでは、フィクシング・タイムにかけての時間帯に)になると、、、。

EUR/USDは、1.4252レベルのこの時点での直近最下値を示現(昨年12月23日以来)しておりましたが、、、。

結果的に、EUR/USDはさらにプライスを削ることになります、、、。

翌日の20日のオセアニア・マーケットには、EUR/USDは1.4300レベル付近まで浮上してブックしておりますが、、、。

 東京マーケットの商いの序盤には、EUR/USDは1.4270/80レベルにプル・バックしており、、、。

アジア勢が出揃った(他、アジアのマーケットもオープンしてからは)頃合には、、、。

EUR/USDは、目先のストップ・ロス(損失確定のEUR売り戻し)設定観測レベルである、EUR/USDの1.4240/50レベル、1.4210/00レベルを順にヒットして、プライスを維持出来なくなっての急落気味の商状となったことから、、、。

EUR/USDは、1.2000レベルを割り込んでの商いまで、プライスを切り下げることになりました、、、。

東京マーケットの午後の商いでも、EUR/USDは下げ止まる気配の無い商状のままとなっておりました、、、。

東京タイムは、EUR/USDが主戦場でもないでしょうが、瞬時、EUR/USDの1.4167レベルの下値を示現(昨年8月19日以来)しております、、、。

その後の、欧州・ロンドン勢参入後も、EUR/USDは1.4180アラウンドで、下値リスクを意識させての低迷した商状での推移となっておりました、、、。

よって、EUR/USDは200日移動平均(MA)レベル(20日のロンドン・マーケットのオープンの時間帯では、EUR/USDの1.4284レベル)を、クリアーに下抜ける商状となりました、、、。

ただ、EUR/USDが200日MAレベル割れからは(テクニカル的にも、心理的にもクリティカルなレベルでもあり、ブレイクすればそれなりにプライスが走ってしまうことは仕方ないのでしょうが)、下落のピッチが早いようにも思えてなりませんが、、、。

このまま、EUR/USDはフリー・フォールとなってしまうことにならないとしても、コレクションにしろ、一旦の自律反発であったとしても、プライスの浮上もイメージし辛い感じでもあります、、、。

早出のニューヨーク勢が参入してくると、一時のEUR売り一服感も長続きせずに、EUR/USDの下値追い再開(一方的なままで)といったで、、、。

ニューヨーク・マーケットの中盤にさしかかる時間帯には、EUR/USDは1.4100レベルも割り込んでしまいました、、、。

EUR/USDは4081レベル(昨年8月18日以来)の下値での出合いが観測されております、、、。

その後、ニューヨーク・マーケットの終盤にかけてのEUR/USDの商状は、1.4100レベル挟みで殆ど動きが無くなってしまって、本日のオセアニア・マーケットにブックしております、、、。

微妙な商状ながら、EUR/USDは1.41台での滞空も維持出来なくなってしまうのでしょうか、超・短期的には興味のあるところではあります、、、。

 半面、対EURでのUSD買いと、(クロス円のトランザクションではありますが)JPY買い戻し圧力が、なんとなく拮抗してしまったようでもありますので、、、。

USD/JPYでは(方向として)プライス・アクションが、顕著にならないまま、妙に平衡したような推移となってしまった印象でした、、、。

 ただ、私見では、USD/JPYの膠着感が漂う商状には、(杞憂かもしれませんが)需給やスペキュレーションの思惑等々諸々の歪みが蓄積されてきており、そのエネルギーがプライスのフレ幅の増幅として帰結するのではないかと、幾分ながら神経質にウォッチしているところです、、、。

 今週初のスタートでのUSD/JPYは、、、。

USD/JPYの90円80銭レベル挟みでの商いで、どちらかと言えば下値を意識していた(USD/JPYが、コジッカリと91円台ロウ・レベルの滞空を早期復帰してこなかったのが効いていたと思えてなりませんが)のではないかと思えましたし、、、。

 ただ、底打ち感や下げ渋り(止まり)感のような雰囲気も、ハッキリとしないままではなかったでしょうか、、、。

 19日の東京マーケットの終盤では、USD/JPYは90円30銭アラウンドの下値での出合いが観測されてもおりましたが、、、。

 その後の、欧・米ラウンドでは、USD/JPYは91円台ロウ・レベルでの商いまで、じり高となりました(高高値は、USD/JPYの91円36銭レベルでしたが)、、、。

 私見では、USD/JPYのフィギュアが、91円と90円では大違いではないかと感じて(分水嶺となりかねない)おりますので、、、。

(超・短期的にみて)現状では、USD/JPYは一応の堅調商状であるといった判別(下値が限定的だとか、底堅い、若しくは上値が重いといった見極めは、現状では適当なラベルでない評価と思えますので)したいと思います、、、。

しかしながら、20日の東京マーケットのUSD/JPYの商いは、値幅にして30pips程度の極めて小動きのままで、何らの示唆も無かったのも事実でしょうが、、、。

 昨日の欧・米ラウンドでのUSD/JPYのプライス・アクションは、下値(ロンドン・マーケットのオープン前の時間帯には、USD/JPYの90円78銭レベルの下値での出合いが観測されております)から上値(対して、ニューヨーク・マーケットの序盤で、USD/JPYは91円45銭レベルまで小幅反発して)へと、ややフレ幅の拡大も見られましたが、、、。

 しかしながら、結局的には、USD/JPYは91円20/30銭レベルでの商いに収束してしまったようでした、、、。

 USD/JPYは91円台ロウ・レベルから、(上値か下値か)どちらの方向にトラクションがかかるのか(方向観が乏しいままかもしれませんが)、目先的な興味になります、、、。

 とは、言いましても、足許のUSD/JPYの商状の延長線上には、、、。

あくまで私見での表現ですが、無難に(下値)プライスを掘り崩していくような商いの継続過程であると思えてなりません、、、。

2010年1月18日

●第423回 「そろそろUSD/JPYは、本年前半の方向感が見極めきれる頃合になりそうですが、、、。」

 先週後半の外為マーケットの主要通貨の商状は、、、。

対主要通貨で(週央からの潮目は)概ね、USD&JPYの買い戻しが支援(どちらかと言えば選好)されたままでした、、、。

 USD/JPYのプライス・アクションに限ってみてみましても、、、。

12日(火曜日)のニューヨーク・マーケットの中盤で示現した、USD/JPYの90円73銭レベルのそれまでの直近最下値レベルを、週末金曜日のロンドン・マーケットで割り込んでの商いとなってから、、、。

 ニューヨーク勢参入後も、最近の最下値圏(USD/JPYの91円00銭レベル挟みで推移)での商いのままで、クローズを迎えることになりました、、、。

 その後の、13日(水曜日)~14日(木曜日)にかけての、東京マーケットから欧・米ラウンドにおいては、、、。

USD/JPYは、表面的にはジリジリとプライスを回復するような場面も観測されれもしていたのですが、、、。

 ただ、USD/JPYのリバウンド商状にも、(USD上昇の持続性について)確信を持てるようなものではなかったのも確かでしょうし、、、。

 ですので、USD/JPYの戻り上値レベルにしましても、、、。

瞬間風速的に、USD/JPYの92円04レベル(14日のロンドン・マーケットの序盤で)での出合いが観測されているものの、、、。

 USD/JPYの92円台での滞空は極めて短時間でしかなく、、、。

その後のニューヨーク・マーケットのオープンの時間帯にかけては、一転して反落商状ともなってしまっておりました、、、。

この時期の、USD/JPYのプライス・アクションが象徴するものは、、、。

昨年の12月初旬(11月分の米国雇用統計の結果=今月の修正値では、非農業部門就労者人数の増減がプラス転換となっておりますが、のポジティブ・サプライズ以降の)から、俄かに賛同者が増えたと思われる、米国の景気回復への強気シナリオが、このまま崩壊してしまうことの兆しなのでしょうか、、、。

 また、USD/JPYは130日移動平均(MA)レベル(14日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースではUSD/JPYの91円52銭レベルですが)を超えたレベルでの商いに復帰することなく、あえなく失速となっております、、、。

 他方、オプション(OP)の設定観測(本邦実需筋等は、年度末決算を睨んで想定為替レートからの手当て需要も活発化しているのでしょうか)がより意識されることにより、、、。

よって、目先的なUSD/JPYのプライスのフレからみたレンジから、USD/JPYの上値の(USD/JPYの92円台から)上限ゾーンと下値も(同、90円台に)割り込むには、それなりに底堅さがみられるレベルからは、、、。

それなりの厚みで、OPの設定(観測)が待機しているようですので、多少プライスがそのゾーンに突っかけても、プロテクトの堰き止めの作用が勝っているようですが、、、。

 いずれにしましても、商いの水準としては落ち着かないものの、USD/JPYの91円台(上方サイド&下方サイド、共にプライスが走るには難があり)の揉み合い商状も、現状では仕方のないことなの(一応、今週も継続すると思われますが、過去形の「だった」と、なるかもしれませんが)かもしれません、、、。

 ただし(先週末の)マーケット参加者は、USD/JPYでは下方リスクに神経質となったにしても、依然としてバイアスは上向きのままのようにも思えてなりませんでした、、、。。

 とは、言いましても、USD/JPYのリスク・リバーサル(JPYコール・オーバー)のクウォート(先週末での)等をみますと、(一旦は引いていた)JPY高ヘッジ目的の手当てが、やや強まってきてもいるようですので、、、。

 徐々に、マーケット参加者の目線が、USD/JPYでのプライスでも下を向きつつあるようでもあります、、、。

 先週末金曜日の、ロンドン・マーケットでの商いが本格化して、LIBOR(ロンドン銀行間出し手レート)の値決めの時間を通過する頃合には、、、。

USD/JPYは、90円59銭レベルの直近最下値レベル(昨年12月21日以来となりますが)を示現することとなりました、、、。

 その後、ニューヨーク・マーケットのオープンの時間帯には、一旦USD/JPYは91円台レベルでの商いまで力なくも反発しておりましたが、、、。

 それも、ニューヨーク・マーケットのOPカット・タイムを通過してしまうと、USD/JPYは90円70/80銭レベルにプライスを消して膠着してしまうことになり、消極的な商いで終始してしまった印象でした(米国では3連休前の週末ですし、ポジション調整がらみのオーダーがメインでしょし)、、、。

 結局、ニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースのUSD/JPYは90円75/80銭レベルで、越週ということになっておりました、、、。

 取り敢えず、USD/JPYは25日MAレベル(先週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの91円22銭レベル)を、下抜けたレベルのままで先週の商いを終了したことになりました、、、。

 しかしながら、(今週中も)USD/JPYで下値追い商状に拍車をかける強力な材料や決めた手(マーケットの参加者が後付け講釈的にしても納得する理由は乏しいでしょうから)は、皆無のままでしょうから、、、。

 USD/JPYの下値リスクに神経質になる分、プライスを掘り崩すものの、USD/JPYは90円台ロウ・レベルに向けて弱含むプライス・アクションが期待される程度(下方ブレイクといったことは想定し難く)でしょうか、、、。

 リスクをテーマとして、所謂リスク・トレードのある種の指針として、超・短期的な商いがリスク・オンかリスク・オフなのかを見極める傾向もありますが、、、。

 私見では、リスク回避志向が高まることにより、ファンディング・カレンシーであるところのUSD&JPYが支援される局面では、、、。

対主要通貨でUSDが上昇(対JPYを除いて)するものの(米国の金利上ブレも沈静化しておりますし)、USD/JPYの商状は(綱引き商状ながら)、やはり、リスク・リダクション=JPYの買い戻しが選考されることになるでしょうし(本邦景気のデフレ下では、日銀の利上げは想定可能な将来には見止めらないのは言うまでもありませんし)、、。

 逆に、俄かにリスク許容度が高まって(高利回り&資源国通貨買いに資金フローが向かって)USDが反落(売り戻される)場面でも、、、。

(対主要通貨でUSD&JPYが圧迫されて、軟調商状になるものの)USD/JPYのプライスが急騰(クロス円はともかく、USD/JPYでのJPY安は)するトラクション要因までには、ならないのではないでしょうか、、、。

 ただしその前提として、米国の金融マーケットにおける金利の期待形成において金利先高観が後退したままであって、財務省証券(トレジャリー)のベンチ・マーク・イールドの低位安定ないしは、金利下押し(債券価格の堅調商状)を、常時藪睨みしつつであることにはなりますが、、、。

 ちなみに、15日の米国の債券マーケットの商状をみてみますと、、、。

全年限にかけて、軒並みイールドが低下(価格は上昇)しております、、、。

 同日にアナウンスされた、12月分の消費者物価指数(CPI)の上昇率も充分抑制されたままのようですので(労働マーケットの失業等の資源活用のスラックを無視しておりますし、私見では期待需要水準のパラメータの押し上げの根拠が理解できないのですが、相変わらずインフレーションの加速懸念を指摘するFed高官の主張を裏付けるものとはなかったことでもあり)、、、。

差し迫ったインフレの脅威に注意深くなるまでには、時間的余裕から、Fedの超緩和金融政策の継続(早期の利上げ観測による、トレジャリーの価格への圧迫が剥げ落ちて)安心感にも支えられたのでしょうが、、、。

 全ての材料面で、トレジャリーの買い戻しにとっては、ポジティブとなる環境となっておりましたので、、、。

 10年物トレジャリーのベンチ・マーク・イールドは、3.67%レベル(先週明け月曜日の、ニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは3.83%レベルでしたし、昨年12月21日のクローズ・ベースの3.69%レベル以来となって)まで低下しましたし、、、。

 Fedの金融政策(利上げ)の変更見通しを最も神経質に反映する、フロント・エンドのイールドも無論のことで、、、。

 2年物トレジャリーのベンチ・マーク・イールドも、0.9%レベルを下方に切って、久しぶりの0.86%レベル(12月22日以来の低いレベル)まで、一段の低下となっておりました、、、。

 ちなみに、私見では、10年物トレジャリーのベンチ・マーク・イールドが3.772%レベルを下回っている限りにおいては、、、。

USD/JPYのベア・トレンド・ビューにとっては、心強い後押しとなると思ってもおります、、、。

 さて今週初の外為マーケットですが、、、。

USD/JPYは冴えない商状から、消極的ではありますが下値を窺がうことになるのではないでしょうか、、、。

他方、EUR/USDの商状は、政治的な要因も含めて強弱材料が入り組んでしまって、不透明なままプライスが撹乱され続けて落ち着かないことになりそうな気がしてなりません、、、。

2010年1月14日

●第422回 「USDの先行きを巡っては、依然として見極めきれないままのようですが、、、。」

 今週初からの、外為マーケットの商いでは、先週末の米国雇用統計の結果を確認して、ある程度の(当面=少なくとも、本年1Qのタームであっても、の戦略を構想する上で)方向感が見られるのではないかと思っておりましたが、、、。

 一段と注目された(前月のポジティブサプライズの影響が燻ったままでしたし)12月分の雇用統計のアナウンスを通過することで、いずれにしても、材料出尽くしからの、アク抜けムードを誘って、(年初の)新規一転からのポジションの構築に弾みが付く(非農業部門就労者=NFPの前月比増減ゼロ若しくはプラス予想が適って、USDブル派の期待通りに全面的なUSD買いに拍車がかかるにしても、容易に、景況感の回復によるリスク選好=USD買いが動意付きやすくなるといったことが、順当には想定されたのですが、現実には、反対の状況となったようですが)ものと、私見ではやや当然視していたフシもありましたので、、、。

 その観点からは、やや悩ましいものがありますが、、、。

ただ、USD/JPYのプライスが(最新の米国の雇用統計のアナウンスを契機に)軟調に推移し始めだしたように見えるのには、、、。

過剰なUSD(米国の景気回復の足取りを楽観し過ぎているのではないかと思えてなりませんし、景気後退による2番底の現出危機の確率を低く見積もることで意図的に看過したがるような風潮には、納得出来かねるのですが)への買い戻し先行モーメンタムが、スッキリと剥落することに繋がることへの期待を持って注目もしております、、、。

 しかしながら、商いの環境を見渡せば、どうやら弱すぎる決め手程度の材料しかないと言ったことでしかなさそうですが、、、。

 私見では、昨年末からの米国のマーケット金利の先高観(Fedによる超・金融緩和政策の解除が予想よりも早まるといった観測を背景として、米国財務省証券証券=トレジャリーの金利は、Fedの金融政策に影響されやすいフロント・エンドのみならず、全年限にかけて、想定されるアッパー・ルミットに到達してしまっておりましたし)により、、、。

特に、ロング・エンドのイールドの急上昇(昨年末の)によって(インフレ&米国の膨大な財政債務残高=今後も大量な債券供給による需要の悪化等への懸念が、潜在的な圧迫材料であることは間違いないでしょうが)、殊更前のめりに織り込み過ぎていた(特に、イールド・スプレッドを理由付けとして、USD/JPY等はでは、USD買い戻しが支援されるといった)金利に連鎖しての商いの(ですので、全般的に見ましても最初のリアクションとして、安全・低金利資産からUSDに資金フローが向かい易くなっていた地合いの)修正が、顕著(近い将来、簡単に逆流する可能性があるのは、言うまでもありませんが)となっているように、思えてなりません、、、。

 とは、言いましても、ある程度USDブルのセンチメントが挫かれることにはなったのでしょうが、、、。

だからといって、簡単には(ポジション調整の範囲内で収まってしまって)積極的に(対主要通貨で)USDのショート・ポジション・メーク(売り戻していく)を仕掛けるのは、時期尚早の決め打ちとなるのは違いないでようから、、、。

打診的なUSDショート・ポジション・メークはあっても、USDを売り込むタイミングとしては、躊躇せざるを得ないままとなってしまっているようでもあります、、、。

 さて、今週明けからのUSD/JPYの商状は、、、。

 (私見では、USD/JPYの92円台超レベルの滞空には、違和感がありましたので)案の定といいましょうか、(先週央から後半にかけて)やや急ピッチで上値を切上げていた流れが、週末の雇用統計の数字を確認(内訳も含めて)したことで、一転、クール・ダウンしての越週となったことを引き継いで、、、。

USD/JPYの(上昇にとっては)プライスは圧迫されての、スタートとなった感がありました(マーケット参加者の大勢は、様子見ながら、USDの戻りの勢いに判然としない危うさを感じていたのではないかとも思えましたし)、、、。

 ですので、月曜日の東京マーケットから欧州ラウンドでは、、、。

USD/JPYは92円台ロウ・レベルで(直近までの商状と比較すれば、上伸商状を経て、高値圏であるとも言えなくもないながら)、冴えないプライス・アクションとなっておりました、、、。

 その後、ニューヨーク勢が参入する時間帯からは、、、。

USD/JPYは、92円台の滞空が維持出来なくなってしまっており、下値リスクへの意識も、一段と強まってもいたようでした、、、。

 そして、ニューヨーク・マーケットでの商いが本格化する時間帯に、USD/JPYは92円30銭アラウンドから、スルスルとUSD/JPYの91円80銭アラウンドまでプライスを崩しておりますし、、、。

 足許の、USD/JPYのプライスを・アクションをウォッチする限りで、私見での直感的な印象でしかありませんが、USD/JPYの戻り上値も、92円台は、既に心理的には相当距離感があるのではないでしょうか、、、。

 12日(火曜日)の東京マーケットでは、USD/JPYは92円00銭レベルを挟んで、低迷したまま揉み合い商状でなんとか凌いでいた(プライスが、図らずも突き崩されてしまうことからは)ようにも、思えてなりませんでしたが、、、。

 それも、欧州・ロンドン勢の参入時間帯からは、一方的な、USD/JPYの下値追いに加速感がました商いで、動意付いたようでした、、、。

 俄かの(JPYが強含む)商いなのかもしれませんが、、、。

外為マーケットの全般で、リスク・リダクションによる、ポジションのアン・ワインドが鮮明となった(私見では、久々にノーマルなトランザクションが観測されたと、ある意味安堵もしたいのですが)ようでもありました、、、。

 これにより、対主要通貨で、(ファンディング・カレンシーとして選好される)USDとJPYが堅調商状となることで(よって、ターゲット・カレンシーである、高金利&資源国絡みの通貨がプライスを消しており、原油=WTI先物や金=現物&先物等のコモディティ・マーケットも、ややキツい反落商状となりました)、、、。

 対USDでは、JPYが強含んだことから、JPYは全面高気味の商状となってもいたようでした(ただ、値幅的には、特段目を見張るまでも無かったのではないかとは、思えますが)が、、、。

 13日のニューヨーク・マーケットのお昼の時間帯には、瞬時、USD/JPYは90円73銭レベルの直近最下値レベルでの出合いも観測されておりました、、、。

 ちなみに、インター・コンチネンタル取引所(ICE)のドル・インデックス・キャッシュ物(主要6通貨のバスケットにより算出される)のプライスを見てみますと、、、。

USDは(対JPYを除けば)急激かつ総体的には、プライスを削ってはいない証左になりそうですがが、、、。

 それでも、USD/JPYの商状に限定するならば、、、。

(私見では、依然として中・長期的なUSD/JPYのダウン・トレンドといったビューを維持しておりますので)ダウン・サイドにプライスが程好く回帰しているのではないかと思えてなりません、、、。

 このまま、目先的なトレーディング・レベルとして、もう一段プライスを切り下げてから、一時的な安定となってくれることを期待してもおります、、、。

 USD/JPYは、一時的に、(クロスしてきている)260日移動平均(MA)レベル(先週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・レベルでは、USD/JPYの93円60銭レベルで、フラットで推移)&200日MAレベル(同、USD/JPYの93円53銭レベルで、やや下降)に、ともにタッチするまで上値を拡大する場面もあったものの(先週後半の7日~8日では)、あっけなく振り落とされてしまっており、、、。

 今週に入ってからは、USD/JPYが3日連続でプライスを吐き出してしまったことで、、、。

(下値に控える)130日MAレベル(12日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの91円55銭レベル)を、12日にクリアーに下抜ける反落商状のモーメンタムを維持したまま、、、。
 
 昨日(13日)には、(さらに下値に控える)25日MAレベル(13日の東京マーケットの終盤では、USD/JPYの90円98銭レベル)も、捉えるまで、プライスを切り下げてきておりました、、、。

 ちなみに、12日の東京マーケット終盤における、主要16通貨の対USDでの騰落率では、JPYがプラス0.66%と抜きん出ての独歩高を記録しておりましたし、、、。

 翌13日も、JPYはプラス0.38%と(東京タイムまで)依然として騰勢を維持しておりました(この日、最も上昇していたのは、プラス0.39%のGBPでしたが、BOEのセンタンスMPC=金融政委員会、委員のタカ派コメント報道がGBPの買い戻しを誘発したようでした)、、、。

 13日の欧・米ラウンドでは、USD/JPYは幾分プライスを取り戻す商状とはなっておりますが、、、。

 ただそれも、クロス円(EUR/JPYやGBP/JPY等の)のリ・バウンドに、USD/JPYが連れたようにも思うのですが、、、。

 ニューヨーク・マーケットのOPカット・タイムを通過して、ロンドン・マーケットのフィクシング・タイムにかけての時間帯には、断続的に、USD/JPYは91円50銭超レベルでの出合いも観測されたものの、、、。

 USD/JPYの上値も、極めて重くなっている印象は否めませんでしたし、130日MAレベル(13日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの91円54銭レベル)さえも、タッチしただけでした、、、。

 本日のオセアニア・マーケットには、USD/JPYの91円30/40銭レベルでブックして、小動き商状となっおります、、、。

 他方、ここ最近のUSD/JPYのインプライド・ボラティリティからは(1ヶ月物、ATMは12.50%レベルから13.00%付近で、幾分、上昇気味ながら上下動しており)、先行きのJPY高の警戒感が戻りつつあるものの、まだボラは低位のままのようでもありますので、、、。

 よって、USD/JPYが下値方向で直ぐにでも大崩れすることは(USD/JPYの上伸の反動&利益確定でのUSD売りに限定されるといった見方が、妥当でしょうが)、やはり想定し難いのではりますが、、、。

それでも、目先的には(なるべく早い頃合に)、USD/JPYが25日MAレベルを下回っての、トレーディング・ゾーンに安着するのではないかと、私見では予想しております、、、。

2010年1月 7日

●第421回 「週末のイベント(米国雇用統計)を、無難に通過してからでしょうか、、、。」

 年明け後の、今週初の外為マーケットの主要通貨の商いは、、、。

 対主要通貨全般で、USD買戻しの(昨年末から)持続性が見極めきれないままですので(半面では、米国の景気改善への明るい見通しと、それに連関してのFedの超金融緩和政策が、予想よりも早い時期に解除されるといった期待を、いっそう裏打ちする兆候を僅かなものでも模索する中で)やはりと申しましょうか、様子見が先行となっているようでした、、、。

 今週末には、注目の米国の雇用統計のアナウンスが控えておりますので、、、。

目先的には、その結果(非農業部門就労者=NFP、人数の減少幅等を確認しないことには、商いを手掛けようがないといったムードでしょうか=USDについてのマーケット参加者のスタンスが、ブル、ベアいずれにしても、まして決め打ちでUSDのロング・ポジションを膨らませるのは、あまりにもリスキーでしょうし)次第となりそうです(事前予想では、NFP人数について、かなり削減幅の圧縮となるといったものが過半数のようですが、2007年12月以来の雇用の増加を見込むマーケット・アナリストの予想も出ております)、、、。

 ですので、外為マーケットの主要3通貨の商状におきましても、、、。

 USDを巡っては、短期的なストラテジーが落ち着かないままでの商いで終始せざるを得なかったのは仕方ないようでしたし、、、。

短期のスペック筋の値鞘狙いの散発的な(方向が定まらないまま)参入(利益確定によるポジションのワン・ワインドも一段と素早かったようですし)や、(特に東京マーケットでは)本邦実需筋等のオーダー(需給調整絡みの)といった売り買いが塊となって交錯(本格化しているとは言えないまでも、吸収力のあるレベル近傍の流動性に復帰してきているようでもありますし)してのプライス・アクションといった印象でした、、、。

 USD/JPYの商状は、、、。

 年初の東京マーケット(4日)では、昨年末来の堅調商状(USD/JPYの加速感を伴っての上伸)を引き継いでの商いといった感じでのスタートではありましたが、、、。

 しかしながら、4日の東京マーケットから欧州ラウンドでの高値圏(USD/JPYの92円80銭レベル挟みでの商い)から、USD/JPYはズルズルとプライスを切り下げる結果となってしまったようでした、、、。

 また、USD/JPYに限ったとしても、プライスが弱含む局面でも、USDのプライスの戻り(USDを選好する資金フローの側面からも)が相当鈍い印象も否めなかったようですし、、、。

 4日の東京マーケットのイブニング・セッションに入った頃合であり、欧州・ロンドン勢の参入時間帯には、瞬間風速的に、USD/JPYは93円22銭レベルの直近最高値レベル(約4ヶ月ぶりの)を示現してはいるものの、、、。

 それ以降今週央にかけて、USD/JPYは軟調な商状での推移となっております、、、。

 足許の(手掛かりとして意識されている)日・米の金利スプレッドも、米国の財務省証券(トレジャリー)の(昨年末にかけての金利急騰・価格の急落を経て)価格の下げ渋りから、幾分の反発(イールドが程好いレベルまで上伸しましたので、さすがに割安感からでしょうか、下値拾い興味をかなり誘発したようですし、トレジャリーのマーケット参加者も、さすがにやり過ぎ=売り込み過ぎといったニュアンスも感じているようですので)商状となっていることも背景となって(米国の金利先高観での深追いとならず、USDの支援が後退するといった)しまったようですので、、、、。


米国の金利の動向と逆相関傾向のJPYには、資金の揺り戻しが連想されやすそうですし、また、ハイブリッド・ブック(※)関連のUSD売り・JPY買い手当てによるオーダーにも関心がもたれているようですので、、、。

※ハイブリッド・ブック:「金融機関が保有するデリバティブなどの金利商品や、比較的長期の為替ポジションなどから生じるリスクを組み合わせて管理する仕組み」

対主要通貨(特に、対JPYでは)で、USDの買い戻しの勢いにも調整圧力(USDの買い戻しのオーバー・ランの修正が入ったとするならば、積極的なUSDのロング・ポジションの積み上げは、俄かには期待出来ないと、私見では推測するのですが)となった模様です、、、。

 よって、5日のニューヨーク・マーケットのオプション(OP)・カットも通過した時間帯(&ロンドン・マーケットでは、ロンドン・フィクシングにかけての頃合)には、、、。

USD/JPYは、91円26銭レベルの下値を示現(昨年12月25日以来の)するまでプライスを切り下げております、、、。

 断続的ながら、USD/JPYは130日移動平均(MA)レベル(6日のニューヨーク・マーケットの終盤では、USD/JPYの91円58銭レベル)を下回っての商いも(極めて短時間の滞空であり、トレーディング・レベルとしては安定しませんが)観測されてもおりました、、、。

 USD/JPYでのJPYの買い戻しも、USD/JPYの91円台ロウ・レベルで、一旦一巡したとは、私見では見極め難いように思えてならないのですが、、、。

とは、言いましても(他方、消極的ながらもJPYを買い進む材料も見出し難いのも事実でしょうから)、USD/JPYの下値が限定的なのは確かなようでした、、、。

 6日の東京マーケットの商いでは、、、。

USD/JPYは、USDの買い戻しが相対的には優勢となっていたようでしたので、スルスルとプライスが浮き上がってきておりました、、、。

その後の、欧州ラウンドから、ニューヨーク・マーケットの序盤での商いにかけての、USD/JPYは堅調な商状を維持したことで、、、。

結局のところ、地球をひと周りした、6日のニューヨーク・マーケットのOPカット・タイムにかけて、USD/JPYは92円70銭アラウンドまで、プライスを回復しておりますので、概ね、往って来い商状といって差し支えなさそうでもあります、、、。

ニューヨーク・マーケットの終盤では、USD/JPYは92円30銭アラウンドまで若干プライスを削っての商いとなって、USDの買い戻しも一服といった感じも垣間見えますがいかがでしょうか、、、。

本日の、オセアニア・マーケットでのUSD/JPYは92円30銭レベル挟みでの出合いとなっているようですが、東京マーケットから欧州ラウンドにかけては、やや下値を意識しての商いと(米国の雇用統計の数字に神経質となりますので、手控え気味でしょうが)なりそうな気がします、、、。

 ただいずれにしましても、今週末の米国の雇用統計のアナウンスを通過しないことには、外為マーケットに限定しても、ポジション・メークのタイミングを探るのも落ち着かないでしょうし、、、。

ですので、来週からが実質的な始動でもかまわないのではないでしょうか、、、。