FXなら安心と信頼のマネーパートナーズ

HOME > FXコラム > 外為オタクの視点・論点 広告記載事項
外為オタクの視点・論点
外為オタクの視点・論点

2010年1月14日

●第422回 「USDの先行きを巡っては、依然として見極めきれないままのようですが、、、。」

 今週初からの、外為マーケットの商いでは、先週末の米国雇用統計の結果を確認して、ある程度の(当面=少なくとも、本年1Qのタームであっても、の戦略を構想する上で)方向感が見られるのではないかと思っておりましたが、、、。

 一段と注目された(前月のポジティブサプライズの影響が燻ったままでしたし)12月分の雇用統計のアナウンスを通過することで、いずれにしても、材料出尽くしからの、アク抜けムードを誘って、(年初の)新規一転からのポジションの構築に弾みが付く(非農業部門就労者=NFPの前月比増減ゼロ若しくはプラス予想が適って、USDブル派の期待通りに全面的なUSD買いに拍車がかかるにしても、容易に、景況感の回復によるリスク選好=USD買いが動意付きやすくなるといったことが、順当には想定されたのですが、現実には、反対の状況となったようですが)ものと、私見ではやや当然視していたフシもありましたので、、、。

 その観点からは、やや悩ましいものがありますが、、、。

ただ、USD/JPYのプライスが(最新の米国の雇用統計のアナウンスを契機に)軟調に推移し始めだしたように見えるのには、、、。

過剰なUSD(米国の景気回復の足取りを楽観し過ぎているのではないかと思えてなりませんし、景気後退による2番底の現出危機の確率を低く見積もることで意図的に看過したがるような風潮には、納得出来かねるのですが)への買い戻し先行モーメンタムが、スッキリと剥落することに繋がることへの期待を持って注目もしております、、、。

 しかしながら、商いの環境を見渡せば、どうやら弱すぎる決め手程度の材料しかないと言ったことでしかなさそうですが、、、。

 私見では、昨年末からの米国のマーケット金利の先高観(Fedによる超・金融緩和政策の解除が予想よりも早まるといった観測を背景として、米国財務省証券証券=トレジャリーの金利は、Fedの金融政策に影響されやすいフロント・エンドのみならず、全年限にかけて、想定されるアッパー・ルミットに到達してしまっておりましたし)により、、、。

特に、ロング・エンドのイールドの急上昇(昨年末の)によって(インフレ&米国の膨大な財政債務残高=今後も大量な債券供給による需要の悪化等への懸念が、潜在的な圧迫材料であることは間違いないでしょうが)、殊更前のめりに織り込み過ぎていた(特に、イールド・スプレッドを理由付けとして、USD/JPY等はでは、USD買い戻しが支援されるといった)金利に連鎖しての商いの(ですので、全般的に見ましても最初のリアクションとして、安全・低金利資産からUSDに資金フローが向かい易くなっていた地合いの)修正が、顕著(近い将来、簡単に逆流する可能性があるのは、言うまでもありませんが)となっているように、思えてなりません、、、。

 とは、言いましても、ある程度USDブルのセンチメントが挫かれることにはなったのでしょうが、、、。

だからといって、簡単には(ポジション調整の範囲内で収まってしまって)積極的に(対主要通貨で)USDのショート・ポジション・メーク(売り戻していく)を仕掛けるのは、時期尚早の決め打ちとなるのは違いないでようから、、、。

打診的なUSDショート・ポジション・メークはあっても、USDを売り込むタイミングとしては、躊躇せざるを得ないままとなってしまっているようでもあります、、、。

 さて、今週明けからのUSD/JPYの商状は、、、。

 (私見では、USD/JPYの92円台超レベルの滞空には、違和感がありましたので)案の定といいましょうか、(先週央から後半にかけて)やや急ピッチで上値を切上げていた流れが、週末の雇用統計の数字を確認(内訳も含めて)したことで、一転、クール・ダウンしての越週となったことを引き継いで、、、。

USD/JPYの(上昇にとっては)プライスは圧迫されての、スタートとなった感がありました(マーケット参加者の大勢は、様子見ながら、USDの戻りの勢いに判然としない危うさを感じていたのではないかとも思えましたし)、、、。

 ですので、月曜日の東京マーケットから欧州ラウンドでは、、、。

USD/JPYは92円台ロウ・レベルで(直近までの商状と比較すれば、上伸商状を経て、高値圏であるとも言えなくもないながら)、冴えないプライス・アクションとなっておりました、、、。

 その後、ニューヨーク勢が参入する時間帯からは、、、。

USD/JPYは、92円台の滞空が維持出来なくなってしまっており、下値リスクへの意識も、一段と強まってもいたようでした、、、。

 そして、ニューヨーク・マーケットでの商いが本格化する時間帯に、USD/JPYは92円30銭アラウンドから、スルスルとUSD/JPYの91円80銭アラウンドまでプライスを崩しておりますし、、、。

 足許の、USD/JPYのプライスを・アクションをウォッチする限りで、私見での直感的な印象でしかありませんが、USD/JPYの戻り上値も、92円台は、既に心理的には相当距離感があるのではないでしょうか、、、。

 12日(火曜日)の東京マーケットでは、USD/JPYは92円00銭レベルを挟んで、低迷したまま揉み合い商状でなんとか凌いでいた(プライスが、図らずも突き崩されてしまうことからは)ようにも、思えてなりませんでしたが、、、。

 それも、欧州・ロンドン勢の参入時間帯からは、一方的な、USD/JPYの下値追いに加速感がました商いで、動意付いたようでした、、、。

 俄かの(JPYが強含む)商いなのかもしれませんが、、、。

外為マーケットの全般で、リスク・リダクションによる、ポジションのアン・ワインドが鮮明となった(私見では、久々にノーマルなトランザクションが観測されたと、ある意味安堵もしたいのですが)ようでもありました、、、。

 これにより、対主要通貨で、(ファンディング・カレンシーとして選好される)USDとJPYが堅調商状となることで(よって、ターゲット・カレンシーである、高金利&資源国絡みの通貨がプライスを消しており、原油=WTI先物や金=現物&先物等のコモディティ・マーケットも、ややキツい反落商状となりました)、、、。

 対USDでは、JPYが強含んだことから、JPYは全面高気味の商状となってもいたようでした(ただ、値幅的には、特段目を見張るまでも無かったのではないかとは、思えますが)が、、、。

 13日のニューヨーク・マーケットのお昼の時間帯には、瞬時、USD/JPYは90円73銭レベルの直近最下値レベルでの出合いも観測されておりました、、、。

 ちなみに、インター・コンチネンタル取引所(ICE)のドル・インデックス・キャッシュ物(主要6通貨のバスケットにより算出される)のプライスを見てみますと、、、。

USDは(対JPYを除けば)急激かつ総体的には、プライスを削ってはいない証左になりそうですがが、、、。

 それでも、USD/JPYの商状に限定するならば、、、。

(私見では、依然として中・長期的なUSD/JPYのダウン・トレンドといったビューを維持しておりますので)ダウン・サイドにプライスが程好く回帰しているのではないかと思えてなりません、、、。

 このまま、目先的なトレーディング・レベルとして、もう一段プライスを切り下げてから、一時的な安定となってくれることを期待してもおります、、、。

 USD/JPYは、一時的に、(クロスしてきている)260日移動平均(MA)レベル(先週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・レベルでは、USD/JPYの93円60銭レベルで、フラットで推移)&200日MAレベル(同、USD/JPYの93円53銭レベルで、やや下降)に、ともにタッチするまで上値を拡大する場面もあったものの(先週後半の7日~8日では)、あっけなく振り落とされてしまっており、、、。

 今週に入ってからは、USD/JPYが3日連続でプライスを吐き出してしまったことで、、、。

(下値に控える)130日MAレベル(12日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの91円55銭レベル)を、12日にクリアーに下抜ける反落商状のモーメンタムを維持したまま、、、。
 
 昨日(13日)には、(さらに下値に控える)25日MAレベル(13日の東京マーケットの終盤では、USD/JPYの90円98銭レベル)も、捉えるまで、プライスを切り下げてきておりました、、、。

 ちなみに、12日の東京マーケット終盤における、主要16通貨の対USDでの騰落率では、JPYがプラス0.66%と抜きん出ての独歩高を記録しておりましたし、、、。

 翌13日も、JPYはプラス0.38%と(東京タイムまで)依然として騰勢を維持しておりました(この日、最も上昇していたのは、プラス0.39%のGBPでしたが、BOEのセンタンスMPC=金融政委員会、委員のタカ派コメント報道がGBPの買い戻しを誘発したようでした)、、、。

 13日の欧・米ラウンドでは、USD/JPYは幾分プライスを取り戻す商状とはなっておりますが、、、。

 ただそれも、クロス円(EUR/JPYやGBP/JPY等の)のリ・バウンドに、USD/JPYが連れたようにも思うのですが、、、。

 ニューヨーク・マーケットのOPカット・タイムを通過して、ロンドン・マーケットのフィクシング・タイムにかけての時間帯には、断続的に、USD/JPYは91円50銭超レベルでの出合いも観測されたものの、、、。

 USD/JPYの上値も、極めて重くなっている印象は否めませんでしたし、130日MAレベル(13日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの91円54銭レベル)さえも、タッチしただけでした、、、。

 本日のオセアニア・マーケットには、USD/JPYの91円30/40銭レベルでブックして、小動き商状となっおります、、、。

 他方、ここ最近のUSD/JPYのインプライド・ボラティリティからは(1ヶ月物、ATMは12.50%レベルから13.00%付近で、幾分、上昇気味ながら上下動しており)、先行きのJPY高の警戒感が戻りつつあるものの、まだボラは低位のままのようでもありますので、、、。

 よって、USD/JPYが下値方向で直ぐにでも大崩れすることは(USD/JPYの上伸の反動&利益確定でのUSD売りに限定されるといった見方が、妥当でしょうが)、やはり想定し難いのではりますが、、、。

それでも、目先的には(なるべく早い頃合に)、USD/JPYが25日MAレベルを下回っての、トレーディング・ゾーンに安着するのではないかと、私見では予想しております、、、。