●第423回 「そろそろUSD/JPYは、本年前半の方向感が見極めきれる頃合になりそうですが、、、。」
先週後半の外為マーケットの主要通貨の商状は、、、。
対主要通貨で(週央からの潮目は)概ね、USD&JPYの買い戻しが支援(どちらかと言えば選好)されたままでした、、、。
USD/JPYのプライス・アクションに限ってみてみましても、、、。
12日(火曜日)のニューヨーク・マーケットの中盤で示現した、USD/JPYの90円73銭レベルのそれまでの直近最下値レベルを、週末金曜日のロンドン・マーケットで割り込んでの商いとなってから、、、。
ニューヨーク勢参入後も、最近の最下値圏(USD/JPYの91円00銭レベル挟みで推移)での商いのままで、クローズを迎えることになりました、、、。
その後の、13日(水曜日)~14日(木曜日)にかけての、東京マーケットから欧・米ラウンドにおいては、、、。
USD/JPYは、表面的にはジリジリとプライスを回復するような場面も観測されれもしていたのですが、、、。
ただ、USD/JPYのリバウンド商状にも、(USD上昇の持続性について)確信を持てるようなものではなかったのも確かでしょうし、、、。
ですので、USD/JPYの戻り上値レベルにしましても、、、。
瞬間風速的に、USD/JPYの92円04レベル(14日のロンドン・マーケットの序盤で)での出合いが観測されているものの、、、。
USD/JPYの92円台での滞空は極めて短時間でしかなく、、、。
その後のニューヨーク・マーケットのオープンの時間帯にかけては、一転して反落商状ともなってしまっておりました、、、。
この時期の、USD/JPYのプライス・アクションが象徴するものは、、、。
昨年の12月初旬(11月分の米国雇用統計の結果=今月の修正値では、非農業部門就労者人数の増減がプラス転換となっておりますが、のポジティブ・サプライズ以降の)から、俄かに賛同者が増えたと思われる、米国の景気回復への強気シナリオが、このまま崩壊してしまうことの兆しなのでしょうか、、、。
また、USD/JPYは130日移動平均(MA)レベル(14日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースではUSD/JPYの91円52銭レベルですが)を超えたレベルでの商いに復帰することなく、あえなく失速となっております、、、。
他方、オプション(OP)の設定観測(本邦実需筋等は、年度末決算を睨んで想定為替レートからの手当て需要も活発化しているのでしょうか)がより意識されることにより、、、。
よって、目先的なUSD/JPYのプライスのフレからみたレンジから、USD/JPYの上値の(USD/JPYの92円台から)上限ゾーンと下値も(同、90円台に)割り込むには、それなりに底堅さがみられるレベルからは、、、。
それなりの厚みで、OPの設定(観測)が待機しているようですので、多少プライスがそのゾーンに突っかけても、プロテクトの堰き止めの作用が勝っているようですが、、、。
いずれにしましても、商いの水準としては落ち着かないものの、USD/JPYの91円台(上方サイド&下方サイド、共にプライスが走るには難があり)の揉み合い商状も、現状では仕方のないことなの(一応、今週も継続すると思われますが、過去形の「だった」と、なるかもしれませんが)かもしれません、、、。
ただし(先週末の)マーケット参加者は、USD/JPYでは下方リスクに神経質となったにしても、依然としてバイアスは上向きのままのようにも思えてなりませんでした、、、。。
とは、言いましても、USD/JPYのリスク・リバーサル(JPYコール・オーバー)のクウォート(先週末での)等をみますと、(一旦は引いていた)JPY高ヘッジ目的の手当てが、やや強まってきてもいるようですので、、、。
徐々に、マーケット参加者の目線が、USD/JPYでのプライスでも下を向きつつあるようでもあります、、、。
先週末金曜日の、ロンドン・マーケットでの商いが本格化して、LIBOR(ロンドン銀行間出し手レート)の値決めの時間を通過する頃合には、、、。
USD/JPYは、90円59銭レベルの直近最下値レベル(昨年12月21日以来となりますが)を示現することとなりました、、、。
その後、ニューヨーク・マーケットのオープンの時間帯には、一旦USD/JPYは91円台レベルでの商いまで力なくも反発しておりましたが、、、。
それも、ニューヨーク・マーケットのOPカット・タイムを通過してしまうと、USD/JPYは90円70/80銭レベルにプライスを消して膠着してしまうことになり、消極的な商いで終始してしまった印象でした(米国では3連休前の週末ですし、ポジション調整がらみのオーダーがメインでしょし)、、、。
結局、ニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースのUSD/JPYは90円75/80銭レベルで、越週ということになっておりました、、、。
取り敢えず、USD/JPYは25日MAレベル(先週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの91円22銭レベル)を、下抜けたレベルのままで先週の商いを終了したことになりました、、、。
しかしながら、(今週中も)USD/JPYで下値追い商状に拍車をかける強力な材料や決めた手(マーケットの参加者が後付け講釈的にしても納得する理由は乏しいでしょうから)は、皆無のままでしょうから、、、。
USD/JPYの下値リスクに神経質になる分、プライスを掘り崩すものの、USD/JPYは90円台ロウ・レベルに向けて弱含むプライス・アクションが期待される程度(下方ブレイクといったことは想定し難く)でしょうか、、、。
リスクをテーマとして、所謂リスク・トレードのある種の指針として、超・短期的な商いがリスク・オンかリスク・オフなのかを見極める傾向もありますが、、、。
私見では、リスク回避志向が高まることにより、ファンディング・カレンシーであるところのUSD&JPYが支援される局面では、、、。
対主要通貨でUSDが上昇(対JPYを除いて)するものの(米国の金利上ブレも沈静化しておりますし)、USD/JPYの商状は(綱引き商状ながら)、やはり、リスク・リダクション=JPYの買い戻しが選考されることになるでしょうし(本邦景気のデフレ下では、日銀の利上げは想定可能な将来には見止めらないのは言うまでもありませんし)、、。
逆に、俄かにリスク許容度が高まって(高利回り&資源国通貨買いに資金フローが向かって)USDが反落(売り戻される)場面でも、、、。
(対主要通貨でUSD&JPYが圧迫されて、軟調商状になるものの)USD/JPYのプライスが急騰(クロス円はともかく、USD/JPYでのJPY安は)するトラクション要因までには、ならないのではないでしょうか、、、。
ただしその前提として、米国の金融マーケットにおける金利の期待形成において金利先高観が後退したままであって、財務省証券(トレジャリー)のベンチ・マーク・イールドの低位安定ないしは、金利下押し(債券価格の堅調商状)を、常時藪睨みしつつであることにはなりますが、、、。
ちなみに、15日の米国の債券マーケットの商状をみてみますと、、、。
全年限にかけて、軒並みイールドが低下(価格は上昇)しております、、、。
同日にアナウンスされた、12月分の消費者物価指数(CPI)の上昇率も充分抑制されたままのようですので(労働マーケットの失業等の資源活用のスラックを無視しておりますし、私見では期待需要水準のパラメータの押し上げの根拠が理解できないのですが、相変わらずインフレーションの加速懸念を指摘するFed高官の主張を裏付けるものとはなかったことでもあり)、、、。
差し迫ったインフレの脅威に注意深くなるまでには、時間的余裕から、Fedの超緩和金融政策の継続(早期の利上げ観測による、トレジャリーの価格への圧迫が剥げ落ちて)安心感にも支えられたのでしょうが、、、。
全ての材料面で、トレジャリーの買い戻しにとっては、ポジティブとなる環境となっておりましたので、、、。
10年物トレジャリーのベンチ・マーク・イールドは、3.67%レベル(先週明け月曜日の、ニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは3.83%レベルでしたし、昨年12月21日のクローズ・ベースの3.69%レベル以来となって)まで低下しましたし、、、。
Fedの金融政策(利上げ)の変更見通しを最も神経質に反映する、フロント・エンドのイールドも無論のことで、、、。
2年物トレジャリーのベンチ・マーク・イールドも、0.9%レベルを下方に切って、久しぶりの0.86%レベル(12月22日以来の低いレベル)まで、一段の低下となっておりました、、、。
ちなみに、私見では、10年物トレジャリーのベンチ・マーク・イールドが3.772%レベルを下回っている限りにおいては、、、。
USD/JPYのベア・トレンド・ビューにとっては、心強い後押しとなると思ってもおります、、、。
さて今週初の外為マーケットですが、、、。
USD/JPYは冴えない商状から、消極的ではありますが下値を窺がうことになるのではないでしょうか、、、。
他方、EUR/USDの商状は、政治的な要因も含めて強弱材料が入り組んでしまって、不透明なままプライスが撹乱され続けて落ち着かないことになりそうな気がしてなりません、、、。
