●第431回 「EUR/USDの今回のリバウンドは、どうやら短命だったようですが、、、。」
今週前半の、外為マーケットの主要通貨の商状は、一時凌ぎの場当たり的と表現してもさしつかえないものとなっていたのではないでしょうか、、、。
もってして、戦略的なポジション・メークによるものでなく、無難なポジション調整(利益確定)に終始していたに過ぎないのではないかとも思えますので、次の展開が(腰を据えてのトレードの再開が)待たれますが、まだ先のことなのでしょうか、、、。
今週は明けの月曜日が、米国マーケットが休場(プレジデンツ・デー)でしたし、、、。
また、東アジア圏の(大半の)新興マーケットが、旧正月による連休入りといったこともあり、、、。
月曜日・火曜日と、(特に、東京タイムでは)マーケット全般で薄商い(東京株式マーケットでは、売買高・代金は大発会以来のボリュームにしかならず低調な商いであったようでしたし)といったことになってしまっていたようでもありましたので、、、。
さて、外為マーケットの主要3通貨の商状も、私見ではエキサイティングに好奇心を刺激されることもありませんでした、、、。
ここ最近、売り一辺倒で下値リスクに晒され続けていた、(対主要通貨での)EURの商状は、、、。
EUR/USDのプライス・アクションにフォーカスするならば、週央にかけては、(強力な理由があるわけでもないのでしょうし、潮目が変わっていないのも明らかでしょうが)一応の下げ渋りから、幾分プライスが持ち直すような商状になっておりますが、、、。
しかしながら、対主要通貨(特に、EUR/USDのプライス・アクションが象徴的になっているの)で、EURの反転の兆しと言ったことまでは、決して断言するにわいかない(時期尚早として)のは、マーケット参加者大勢のコンセンサスなのは、言うもでもないことでしょうから、、、。
ここから、EUR/USDの上値追い商状が加速していくことは全くと言ってよいほど(そうなるとしても、時間調整の後のことでしょうから)想定し難いでしょうし、、、。
EUR/USDでのEUR買いが、EUR/USDの1.38台乗せからも(下値堅めを経て)下値を支える程度であっても(しぶといEURの追随買いによる)観測されることはないのではないでしょうか、、、。
私見では、EUR/USDの1.37台ハイ・レベルまでの上伸で、今回は上出来といった評価をしておりますので、、、。
さすがに、ここ最近までの商いで、EURのショート・ポジションが(それも、かなり急速なピッチで)相当な規模で積みあがってしまっていることになりますので、、、。
ここは一旦の利益確定(ポジションを軽くして、EUR売りのタイミングを見計らって、出直すといった)意欲が強まった頃合によるものでしかないのではないでしょうか(それでも、EUR売りに過熱感や、下値警戒感が意識されているとも思えませんが)、、、。
現状の、EUR/USDのプライス・アクションについての、私見での戒めは、(戻り上値でも、反落商状の局面のどちらからでも)「値頃感」なるもので、EUR/USDのポジション・メークは避けるべきではないでしょうか、、、。
いずれにしても、中・長期的なトレンドとすれば(自律反発局面が垣間見られても)、EUR/USDのプライスは既に、それなりに下値を切り下げてきておりますし(一段の、EURショート・エントリーで、このまま追い込むには、ヤリ疲れも蔓延してきていたでしょうから)、、、。
特段のネガティブ材料(ギリシャのソブリン・リスクや、その他ユーロ圏諸国に関して)が取沙汰されないタイミング(至って消極的な、何も出てこなければ=ですので、ポジティブな材料も求められず、新規に不透明感・懸念が高まらない程度の、一服感で)を捉えてのポジション調整(EURのショート・カバー)といった目論見が同調して、マーケット参加者の(ショート・ポジションをキャリーしている)オーダーが一方向に動意付いただけでしかないのではないでしょうか、、、。
ましてや、対主要通貨で全面的にEURが反転するなどといったことどころか、もう一段の急落が当面回避されたといったことさえも、確証もないまま、ただただ一時的な小康状態といったムード(EURのプライスが浮き上がっている)となっているだけなのではないでしょうか、、、。
週明けか前からの、EUR/USDのプライス・アクションに限ってみても、、、。
先週末金曜日(12日)の、ロンドン・マーケットの序盤に、EUR/USDは1.3532レベルの直近最下値を示現するまでプライスを失っておりますが、、、。
その後のニューヨーク・マーケットで、幾分プライスを回復するものの、最下値圏での冴えないままの商状を脱することなく越週となりました、、、。
ですから、今週初からも、当然ながらEUR/USDは低迷したままの商状を引き継いでおりましたし、相変わらずの下値リスクを抱えたままであったことには、何の違和感もありませんでした、、、。
これにより、月曜日の東京マーケットから、(米国勢の大半が不在の)欧・米ラウンドでは、、、。
EUR/USDは、1.3600レベル挟みで神経質な商い(下値メドを探る上で、もしくは底打ち確認となるのかどうかといったことも、気になりますので)で、小動きとなっておりましたが、、、。
それでも、火曜日の東京マーケットの序盤からは、、、。
EUR/USDでも、EURの買い戻し(リスク・オンを醸し出すような)が先行し始めると、、、。
引き続いての、ロンドン・マーケットの商いになると、、、。
EUR/USDは、1.3650アラウンドまで上昇しての商い(直近最下値レベルからは100pips程度の値幅を回復したことにもなりましたが)となりましたし、、、。
そして、ニューヨーク勢が参入するとともに、、、。
一段とEUR/USDは上伸する(とは、言いましても、極めて情けない低空飛行からのリバウンドなのですが)商状となったことで、、、。
16日(火曜日)のニューヨーク・マーケットの中盤からは、、、。
EUR/USDは、1.3750/60レベルで滞空したまま(極めて狭い値幅での推移となって)、オーバー・ナイトしており、、、。
翌17日の東京マーケットから、欧州・ロンドン勢参入時間帯まで、EUR/USDは1.3760アラウンドで様子見商状(割合と、堅調な感じもある)となりました、、、。
さて、EUR/USDは、先週後半になんとか断続的な商いながら到達していた直近最高値圏の手前まで、プライスの戻りを拡大してもおりますが、、、。
それでも、私見ではこのままコジッカリと、さらに上値を試すようなことになるよりは、失速してしまう可能性が高いのではないかといった予見が不自然でないほどの、心許ない高値圏で揉み合い商状でした、、、。
ただ、この時点では(矛盾するビヘイビアーになりますが)もしかすると、イレギュラーなプライス・アクションから、瞬間風速的な上値ブレの余地を、どこか期待して(面白がっての予想でしかありませんが)しまいたくもなったのでしたが、、、。
私見では、損失覚悟の打診的なEUR/USDでのEURロング・ポジション・エントリーも、まぐれ当りで、ワークするかもしれないようにも思ってみたりもしたところでしたが(超・短期での、気分転換的な商いですので、損失を意図するような=あまりにも合理的でない、ポジション・メークになりますが)、、、。
しかしながら、昨日(水曜日)のロンドン・マーケットがオープンする時間帯からは、あっけなくEUR/USDは反落商状となってしまいまし、、、。
結果的には、下手な打診的な仕掛けで怪我をする前に、EUR/USDはプライスを吐き出してくれたので、幸いでもありました、、、。
ですので、ロンドン・マーケットの商いが本格化して、ニューヨーク・マーケットの中盤にかけて、一方的にEURは売り戻されてしまうことにもなったことで、、、。
ニューヨーク・マーケットの終盤でのEUR/USDは、1.3810/20レベルの最下値圏の商いとなり、週初の振り出への帰着となりました、、、。
どうやら、EUR/USDのプライス・アクションは、常態的な切迫感に慣れっこになってしまってもいるような感じで、マーケット参加者の目銭は直ぐに下に向いてしまうようです、、、。
他方、USD/JPYの商状は、、、。
今週の前半のUSD/JPYは、一段と動きようがなくなってしまった印象でした、、、。
週末にかけても、特段の手掛かりが見当たらないこともありますので、USD/JPYの膠着商状が一転して目を見張るようなプライス・アクションとなることは、まぁ起こりそうにもないのではないでしょうか、、、。
USD/JPYは90円00銭レベルを、足許のセントラル・レベルとした商いから、若干プライスが浮き上がり気味(ファンディング・カレンシー同士の綱引き関係となってしまう、USDとJPYでは、直近の商いからは、USDがやや優勢=USD買いが先行、となっているようですので)といった感じですが、特段注意を要することもないとの判断を、私見では依然として維持しているのですが、、、。
他方、USD/JPYの90円台ロウ・レベルには、ある程度纏まったアマウントでのオプション(OP)の設定観測もあるようですので、、、。
OPのエクスパイアリーの到達(今週中の)までは、ガンマ・ヘッジ絡みのトレードにより、USD/JPYのプライスが容易に上値方向にブレイク・スルーとはなりにくそうでもあり、、、。
とは、言いましても、その半面でUSD/JPYの下落も、(OPの設定観測レベルへのマグネット・エフェクトから)想定し難かったのでしたが、、、。
ところが、昨日のロンドン・マーケットで(EUR/USDで、改めてEURが嫌われたのにあわせるように)USD/JPYでも、USDの強含み商状が際立つことになったようで、、、。
USD/JPYは90円30銭アラウンドの膠着商状から、一段とプライスを切り上げての商いとなりました、、、。
ニューヨーク・マーケットの序盤で、USD/JPYは91円台乗せを示現しており、、、。
その後は、やや不安定さ(振り落とされるような)なプライス・アクションが否めないような気がしましたが、USD/JPYは91円00銭レベルを挟んでの売り買い交錯を経て、、、。
ニューヨーク・マーケットの終盤でも、USD/JPYは91円台ロウ・レベルでの滞空となっておりました、、、。
それでも、私見では、本日(18日)のニューヨーク・マーケットに帰ってくるまでには、USD/JPYは90円台ミドル・レベルからロウ・レベルでの商いに、プル・バックさせられてしまっているのではないかと、安易に思いますが、、、。
何故ならば、USD/JPYが90円00銭レベル挟みでの商いから、乖離していくようなイメージが、どうしてももてないもですので、、、。
ちなみに、OPセラーのサイドでは、ATM(=アット・ザ・マネー、ストライク・プライスと満期時のフォワード・レートが同じ)で、USD/JPYのストラドル(コールとプットのOPを同期・同量等にさせるので、プライスが上値、下値のいずれにしろ、大きく走れば、OPの購入者は利益を得られことになる)OPの売り意欲が、俄かに高まっているとのことですので、、、。
私見では、USD/JPYのプライスが(値幅が、一時的にしろ)大ブレしないといった思惑・憶測によるOPの商いは、現状でもかなりリスキーなのではないかと、臆病になりそうなものの、、、。
参考意見(ビュー)としては、USD/JPYの目先のボラティリティが低下したまま(OPのストラドルがワークしないことに)であることにベッドする、マーケット参加者の商い(OPセラーのポジション)も興味をもってしまうのも、正直な感想です、、、。
ただし、基調としてのUSD/JPYのプライス・アクションは、主体性が失われているのは言うまでもありません(単体の材料による突き動かしが商い反映することにはならず)ので、、、。
あくまで、クロス円(EUR/JPY等)を瞥見しつつ、JPYは(対主要通貨での買い戻し)、安全への避難場所として選好の「程度の問題」をゲージして見極めるしかないのではないでしょうか、、、。
