FXなら安心と信頼のマネーパートナーズ

HOME > FXコラム > 外為オタクの視点・論点 広告記載事項
外為オタクの視点・論点
外為オタクの視点・論点

2010年3月29日

●第439回 「USD/JPYの商状の潮目が変わったとみるのは、時期尚早ではないでしょうか、、、。」

 先週央から末にかけての外為マーケットの主要通貨の商状において、、、。

 特段、注目せざるを得ないと思ったのは(若干の唐突感も否めない急上昇=USDの買い戻し商状といった、私見では思いもありますので)、USD/JPYが、急伸後も、堅調な商状を維持したままだったことした、、、。

 ですので、USD/JPYは上値余地を残したままと言えそうですので、、、。

引き続いての(短期のスペック筋を主役として)仕掛けとも相まって相俟って、もう一段の上昇の期待から、USDのロング・ポジションの積み増しのタイミングを窺うマーケット参加者の(今週初の)商いが積極化(USDを買い進める方向での)しそうな気配でもあります、、、。

 先週央までの商いでは(ある意味では、面白味が無いながらも順当に)、USD/JPYは90円30銭アラウンドで(上値にも下値にも)動き難いままで推移していたものが、、、。

一転して、USD/JPYは上値追い商状になり、、、。

心理的&テクニカル的な上値メドを次々に突破して、上値を極短時間で切上げております、、、。

膠着感の長期化にも支援されていたこともあって、USD/JPYが、足許のタイトなレンジの上限レベルとも目されていた、USD/JPYの90円台ハイ・レベルをアッサリと上抜けるといったプライス・アクションには、やや訝しくも思いましたが、、、。

しかしながら、そのままのモーメンタムで、容易にUSD/JPYの200日移動平均(MA)レベル(24日の東京マーケットのオープン前ベースで、USD/JPYの91円58銭レベルで下降でしたが)もクリアーに超えるまでプライスを押し上げましたので、、、。

少なくとも、昨年夏場からのプライスのトレースからしても、USD/JPYは200日MAレベルではキッチリ戻り上値を堰き止められていた(本年1月7日を前後して、200日MAラインと260日MAラインがクロスした頃合い以降から)経験則に照らしましても、、、。

やはり、今後のUSD/JPYのプライス・アクションについては考察し直す必要性にせまられることになったのかもしれませんので、慎重&神経質に推移を見守りたいところでもありますが、、、。

 水曜日(24日)以降も、USD/JPYは直近最高値圏での商いが継続したために、さらに上値に控えているUSD/JPYの260日MAレベル(25日同、USD/JPYの92円98銭レベルでしたが)に(瞬時ながら)数タッチするまで上値を拡大することにもなっております、、、。

 さすがに(上昇のスピードが急ピッチでもありますし)、USD/JPYが200日MAレベルを超えてきますと、(安定的な商状となるかどうか見極めてからとしても)戻り高値レベルでの、USD売り興味を、それなりに誘発するのではないかと思われましたし、、、。

 他方、本邦実需(輸出企業)筋からは、(会計年度末目前でもありますし)久々のUSD/JPYの92円台乗せの示現で(2月に公表された内閣府の「平成21年度企業行動に関するアンケート調査報告」によりますと、輸出企業の採算レート=実数値平均は、USD/JPY92円90銭レベルでしたが)すので、纏まったアマウントでのUSD売り・JPY転手当て意欲が旺盛になったことも勘案するならば、、、。

 ですので、私見では(特に、USD/JPYのオーダーのボリュームが膨らむ東京マーケットでは顕著になって)USD/JPYの上昇に急速にブレーキ(歯止めとして)が、かかることになるのではないかと安易に想定もしたのでしたが、、、。

 しかしながら、USD/JPYであっても、(対主要通貨で)USDの買い戻しの勢いが目に見えて萎えるといったことにはならなかったようでした、、、。

 それでも、週末金曜日の商いともなりますと、、、。

やはり、一旦の利益確定やポジション調整の要請もあってか、USD/JPYは92円50/60銭レベルを挟んでの揉み合いから、直近最高値レベル(断続的に、USD/JPYの92円94銭付近での出合いが観測されていますが)からは、幾分プライスを削ってはおりましたが、それも上昇の一服感といった程度の印象でしかありませんでした(反落の不安や警戒感を惹起するまでには、ならなかったのではないでしょうか)、、、。

 結局、26日(金曜日)のニューヨーク・マーケットの、クローズ・ベースでのUSD/JPYは、92円50/60銭レベルで小動きとなって、越週となっております、、、。

 さて、目先的な(見通しとしての)、USD/JPYのプライス・アクションについてですが、、、。

 何らかの材料の噴出により(想定しやすいのは、ユーロ圏からでしょうか)リスク・リダクション絡み(リスク・アペタイトに資金フローとなって)の不確定(米国の内政・政治的にも)要因等のノイズの影響は緩和されて(一時的にしろ、マーケット参加者の関心が逸れてしまっているといったことにより)、プライス・アクションが撹乱されることにはなりそうにないのではないかと思われますし(ボラタイルなプライス・アクションが誘発されるということよりも、USDのロング・ポジションのアン・ワインドとしてですが)、、、。

 よって、今週初のスタートにおいては、私見としましては、USD/JPYが92円台ミドル・レベルでの商いのまま、引き続き上値をトライすることになるのか、大変興味のあるところです、、、。

 仮に、USD/JPYが上値をテストするにしても、ここは一旦、ポジション(USDのロング)を軽くして(さらにプライスを吐き出すことになるでしょうが)からの方が、フット・ワークの良い値動きに繋がりそうな気もするのですが(私見では、USD/JPYのロング・ポジション・エントリーの思惑はありませんので、外野からのお気楽な言い分に過ぎませんが)、いかがでしょうか、、、。

 USD/JPYの急務の上値のターゲットとしまいては、現状で射程内である、USD/JPYの260日MAレベル(足許では、2月下旬からの下方屈折気味となって、USD/JPYの92円96銭レベルとなっておりますが)が意識されそうですが、、、。

 半面、USD/JPYの260日MAレベルを早い時期に捕捉しないと、上値トライの失敗が俄に喧伝され(上昇の一巡の理由付けといった)、プライス・アクションにリバースをかける口実ともなりそうですが、、、。

 また、既にUSD/JPYの200日MAレベル(割とクリアーな、上抜け商状によって)からは、充分な上方乖離ともなっていることを証左にして、当面の趨勢としては上向きへの転換確認は明らかであるといった見方も出来なくもありませんが、、、。

 とは、言いましても、USD/JPYは200日MAレベル(同、USD/JPYの91円55銭レベル)まで、極めて近い将来(今週中をメドとして)には、振り落とされてしまうといったことも、まだ否定しきれないとも思うのですが(私見では、その可能性は充分あると思っておりますが)、、、。 

 その視座から私見では(多分に思惑が先行するものの)、USD/JPYがこのまま最高値圏での滞空には、依然として懐疑的(足許のレベルで値堅めとなって、下値リスクを寄せ付けないままといったことには)ですし釈然としないのが正直な感想です、、、。

 ただし、マーケット参加者のUSD買いビッドのレベルから推察すると、どうやらUSD/JPYのトレーディング・レンジ(上方への)の修正も(USDブル派であっても、前のめりに織り込むようなこともしていないようですし)探りながらと言いましょう、用心深進行しているように思えますので、、、。

 よって、USD買い戻しに過剰感や過熱感も殆どなさそうですので、USD/JPYのトレーディング・レベルが(高値圏から)突然、大崩れするようなことも想定し難い感じもします、、、。

 いずれにしましても、今週初から央にかけては、USD/JPYの堅調地合い(有無を)をしっかりと確かめたい気持ちがありますし、、、。

 勿論、USD/JPY上昇の背景を分析することも必要でしょうし(ユーロ圏のソブリン・リスク懸念の経過や、一時的な撹乱であっても、為替の商いに歪みの波及が気になる、米国の債券・金利マーケット=米国債利回りの上ブレやスワップ金利のネガティブ・スプレッドといった、フェア・バリューからの明らかな大幅逸脱・乖離等、の商状についての解釈も)、、、。

その上で、中・長期的な戦略(依然として、私見での中・長期的なUSD/JPYのダウン・トレンド・ビューは維持しておりますが)も含めて、USD/JPYのトランザクションを再考したいと思っている次第です、、、。

2010年3月25日

●第438回 「外為マーケットの主要通貨は、かなり荒れた商状となってしまったようですが、、、。」

 今週初からの外為マーケットでは、相変わらずギリシャの財政問題の解決策に関する話題で振り回され気味といった感が否めいようですが(不透明感が簡単に払拭されず、迷走&一喜一憂状態であるのは言うまでもないようですし)、、、。

 とにかく、対主要通貨でのEURの弱地合いは、依然として留まるところを知らないといった感じとなっております、、、。

 EUR/CHFのプライスは(ここ一連の、SNB=スイス中央銀行、による公然の介入によりCHF高のスピードが調整されていた模様でしたが、直近では口先介入はあるものの、CHF売りオーダーが引いたままのようでもあり、終了も近いのかもしれませんが)、ヒストリカル・ロー・レベルを更新中でもあります(昨日の欧州ラウンドには、EUR/CHF1.4231レベルの下値での出合いが観測されているようですし)、、、。

 ですので、外為マーケットでは、主要3通貨に限った、足許での力関係を見ましても、どうやらEURは一人負け商状といった具合の様でもありますし、、、。

 依然として(一段とでしょうか)、EUR/USDの下値メドも、見極めきれないままのようですが、、、。

 ちなみに、テクニカル的やオプション(OP)の設定観測等を勘案すると、EUR/USDの1.3340/50レベルが、直ぐ真下レベルのクリティカルなフシメとして意識されてもいたようでしたが(結果的には、あえなく突破されてしまったようですが)、、、。

 EUR/USDのプライス・アクションに関しましては、、、。

今週初のスタートのタイミングに頃には、私見の(強い確信や根拠があったわけではなく)直感的なものでしかありませんでしたが、、、。

EUR/USDは(、弱含んだ商状が長期化するなかで)1.3500レベル付近では、(とりあえず、一旦は)下げ止まるような商いとなるのではないか(下値追い商状が再開するにしても、ある程度の期間は、揉み合いながら時間稼ぎをするのではないかといった)とも思ってもおりました、、、。

対主要通貨で(特にEUR/USDでは)、何らかのEURにネガティブな材料の噴出が途切れないこともありますので(直前のユーロ圏の首脳のコメントといったヘッド・ラインだけで、商いの方向性が決まってしまうような)、ファーストリアクションでは、EURのショート・ポジションエントリーが先行(EURのショート・スクウィーズ等も巻き込みながらの下値を切り下げるといった)するのは仕方ないのでしょうが、、、。

それでも、ほとぼりが冷めるたびに、(小幅ながら)EURの行き過ぎたショート・ポジションの揺り戻しといった商状もそれなりに観測されるのはないかと思えたためでしたが、、、。

 しかしながら、昨日(24日)の東京マーケットの序盤から、EUR/USDは冴えない商状に好転の兆しがみられないのは違和感がなかったものの、、、。

 半面、EUR/USDの一時的なプライスの復元力も(自律反発による浮遊といった観点から)希薄となってしまっておりしたので、、、。

 EUR/USDは、1.35台での商いを回復するどころか、ズルズルとプライスを削るばかりとなってしまったことから、、、。

東京マーケットの中盤から終盤にかけてでは、EUR/USDの1.3400レベル割れ寸前まで、下落することになりましたし、、、。

引き続いての、欧州ラウンドは、、、。

やはり、EUR/USDは1,34台での滞空を維持することも無理だったようでした、、、。

やや、下落のピッチに加速が付いたような印象もありましたが、EUR/USDは1.3400レベルを下抜けると、ロンドン・マーケットの中盤の商いでは(既に、夏時間に移行しているニューヨーク勢も、アグレッシブにEUR売りで参入してきてもいたようでしたし)そのまま、EUR/USDの1.3350アラウンドまで下値を切り下げてしっておりました、、、。

 いずれにしましても、マーケット参加者の大勢は、EURのポジションを落とす(外為マーケットだけでなく、全般的なマーケットにおいて、中期タームでのユーロ圏に振り向けるアセット・アロケーションの見直しが要請されていると推察されますし)トランザクション一色と言ったことになってしまってもいるように思えてなりませんし、、、。

俄かには、EUR買い方向への反転は、期待出来そうにもありませんが、いかがでしょうか、、、。

結局、24日のニューヨーク・マーケットの終盤でも、EUR/USDは1.3320/30レベルでの低迷した商いでした、、、。

 そんな、対主要通貨でEURの商状の裏返しといった感じとなってしまったこともあって、、、。

 USD&JPYは共に比較的には選好される商状ともなったこともあって、、、。

USD/JPYは引き続き(上値、下値のどちらにも)行き場を見いだせないままでのプライス・アクションを強いられてしまったままのようです(もとより、単体でUSD/JPYが積極的な商いの対象となる通貨ぺアとなる材料も、皆無ではありますが)、、、。

 とは、言いましても、USD/JPYは最近のレンジの下限での商いからは、反転上昇となり、循環的なプライス・アクション(停滞するだけではなく、幾分は動きがあるとも表現できなくも無い)とはなっているようでした、、、。

 ある意味、USD/JPYにおいては、短期の利鞘狙いの観点からすれば、ワークさせやすいのかもしれませんが(面白味のない単調さを我慢すれば、弱含んだ局面での下値拾いと=私見では嫌いな意味不明な表現ですが、値頃感からのUSD買い、戻り上値での利益確定USD売り&JPYの売り戻し=ショート・ポジション・メークにより)、、、。

 ただそれには、レンジの上値メドと下値メドに、相当な確信が前提条件とはなりますが、、、。

 今週明け早々(月曜日)の東京勢不在のアジア・マーケットを通過後、欧州・ロンドン勢参入時間帯に、、、。

瞬間風速的に、USD/JPYは90円76銭レベルの上値での出合いが観測される場面を経てから、、、。

 その後の、ニューヨーク・マーケットの序盤の商いでは、一転してUSD/JPYは反落商状となってしまったことにより、、、。

 USD/JPYは、90円40/50銭レベル挟みでの商いから、一気にUSD/JPYの90円00銭レベルを下抜けて、USD/JPYの89円80銭アラウンドまでプライスを吐き出すことになりました、、、。

 ただ、USD/JPYの下値も限定的といったことのようでしたので(89円70/80銭レベルは、容易には割り込まないようでもありますので)、、、。

 22日のニューヨーク・マーケットの中盤以降の時間帯からは(USD/JPYでのJPYのショート・カバーも、早々と一巡したてまったかのようで)、USD/JPYは循環的な(反転)上昇局面入りとなりました、、、。

 それ以降、(東京マーケットと欧州ラウンドを)地球をふた廻りするものの、USD/JPYの上値追い商状は継続したままとなっております、、、。

 昨日(24日)の東京マーケットの終盤のUSD/JPYは、90円60銭アラウンドまでコジッカリとプライスを切上げての商いとなっておりました、、、。

 この時点で、USD/JPYは、目先的なレンジの上限まで到達したことにより、これよりの上値を(トライ)模索するにしても、頭打ちといったことが予想されましたが、、、。

 他方、本邦実需筋(輸出企業)からの、USD売り・JPY転フローも、(USD/JPYの91円台での待機から)幾分プライスを下げてきてもいるようですので、、、。

 繰り返しになりますが、主体的な商いに乏しいUSD/JPYにおいては、やはり足許のレンジ内でのプライス・アクションを脱するまでには至らないといった、前提をおいての観測ではあるのですが、、、。

この場合の、目先的なUSD/JPYのレンジとしましたは、、、。

USD/JPYの89円台ハイ・レベル~USD/JPYの90円台ハイ・レベル、、、。

若しくは、さらにナロウなゲージからは、USD/JPYの25日移動平均(MA)レベル(24日の東京マーケットのオープン・ベースでは、USD/JPYの90円20銭レベル)~同65日MAレベル(同、USD/JPYの90円65銭レベル)に挟まれたゾーンといった目論みといったところでしょうか、、、。

 さて、昨日の欧州・ロンドン勢の参入時間帯からのUSD/JPYの商状は、、、。

 ここ最近、上昇しても何度も撥ね返えされていた、USD/JPYの90円70銭アラウンドも、クリアーに上抜ける商状での上伸となりました、、、。

 私見では、米国の債券&金利マーケット(現物物の利回り上昇の他、スワップ・スプレッド等も))やUSD・LIBOR(ロンドン銀行間出し手金利)の動向を気にしつつですが、、、。

 ニューヨーク・マーケットのオープン前の時間帯には、USD/JPYは91円50銭アラウンドから、91円80銭アラウンドまで、もう一段の急騰といった商状の様相となっており、、、。

 その後、ニューヨーク・マーケットでの商いが本格化しても、USD/JPYは堅調な商状から、順次上値を切上げたことにより、USD/JPYは92円台乗せを示現しました、、、。

 オーバー・ナイトして、本日のオセアニア・マーケットでも、USD/JPYは92円20銭アラウンドでコジッカリと滞空しておりました、、、。

 昨日、上値を大幅に拡大したことにより、USD/JPYは200日MAレベル(24日のニューヨーク・マーケットの序盤で、USD/JPYの91円58銭レベルで下降)も、超えてしまっております、、、。

 200日MAレベルは、それまでの直近最高値レベルまでの上昇の際にも、頭を押さえ込まれていたレベルでしたので、このまま最高値圏での滞空が継続するのかどうか(24時間程度で結論が出るのではないでしょうか)注目したいところです、、、。

 取り敢えずは、本日の東京マーケットでは(ゴ・トー日要因も意識して)から欧州ラウンドでの商いは、神経質な地合いながら、USD/JPYは戻り高値でのUSD売りが先行するのではないかとも、予想しておりますがいかがでしょうか、、、。

2010年3月18日

●第437回 「外為マーケットの商状において、当面USDやJPYのプライス・アクションがリードする場面はなさそうですが、、、。」

 今週央にかけては、米国のFOMCや本邦日銀(BOJ)の政策委員会・金融政策決定会合が相次いで予定されていたこともありましたので、、、。

外為マーケットの商いは、一応は(様子見から)当該主要国金融当局(中央銀行)の金融政策(=ポリシー・メーカーの討議結果)を見極めてからといった判断だったのではないでしょうか、、、。

 ただし、殊更、神経質になる(警戒感を高めるまでもなく)ことにはなっていなかったといったのが(幾分、思惑や憶測が先行=短期のスペック筋の仕掛け的なオーダー等から伺える如くの、していたことから、やや前傾姿勢ともなっていたマーケットの事前予想=米国の金利先高&本邦の追加緩和期待等々といった、の織り込みを大幅に裏切り事になると、失望感による反動=先回りしたポジション・メークの急激なアン・ワインド、が気がかりな面もありましたが、それでも事前予想を衝撃的に逸脱するようなサプライズの可能性は無視してよいものだったでしょうから)、私見での印象でしたが、、、。

 外為マーケットの主要3通貨の商状に限定したところでも、週明けから商い手控え気味で、面白味のあるプライス・アクションが期待出来ないのは覚悟されたことだったでしょうが、、、。

 イベント通過後も、波乱もなく無難で無風と評価しても良さそうな商状であったのではないでしょうか、、、。

 結局のところ、FOMC、BOJの金融政策(テクニカルる的な微調整=金利や債券等のマーケット参加者の、深度のある評価基準と、株式マーケットをはじめとして、その他のマーケットの商状に反映された「好感度」には、かなりの温度差も垣間見られたようでしたが)の実質現状維持が確認されただけだったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか(本邦の株式マーケット等の、追加金融緩和による景気支援といった単純な解釈には、私見では相当な違和感もありますし、逆にターム物の資金調達コストが圧迫されるフシも払拭出来ないですし)、、、。

 FOMCに関しましては、ステート・メントの文言(異例の超緩和的な政策金利の正当化の3つの根拠=改善が確信されないままですので、その設定の「長期間」=ある意味では、時間軸でしょうか、のワードも削除されなかった)の修正が、かなり期待されていた雰囲気もありましたが、、、。

 どうやら、セントラル・バンカーの(経済情勢の先行き見通し判断も含めて)金融政策の舵取りについて(日・米ともに)は、あっけない(一旦の)幕切れといったことでしかなかったようでした、、、。

 USD/JPYの商状は、、、。

 先週後半からの流れを引き継いで、USD/JPYの90円50銭レベルを挟んでの推移となっていたと言えそうですが、ややプライスのフレ幅がワイドになりがちのようにも思えなくもありませんでしたが、、、。

 やはり、USD/JPYは単体では商いの決め手にかけるために、方向観が乏しいまま動き難いのは言うまでもありませんが、それが何時まで続くのかといった、嫌気を誘うような感じがしなくもないのが、私見での正直な感想でもあります、、、。

 また、本邦の会計年度末(3月期末)を睨んで(海外支社の留保利益の本国還流・リパトリ等もあり)の、資金フローもそれなりに意識されますので、特にUSD/JPYのプライス・アクションは(積極的なJPY買い材料が見当たらないことからも、そのままでは、プライスが浮上する方向でバイアスとなる模様ですので)弱い浮遊感と、下押しする一時的な錘の影響が拮抗するかのようになって、、、。

 表層的には、USD/JPYは下値不安が後退したようにもなると思われるのですが、、、。

 それとも、USD/JPYは堅調な商状から、順次上値を切上げていく(本邦の新年度入り以降の、ニュー・マネーの流入も勘案すると)ことに繋がっていくのでしょうか、、、。

 いずれにしましても、USD/JPYの下値も、90円00銭レベルをクリアーに下抜ける商状に、現状ではなっていないこともあって(月曜日の東京マーケットの中盤に、瞬間風速的にUSD/JPYの89円99銭レベルに沈んでの出合いが観測された程度で)、、、。

 目先的には、USD/JPYは25日移動平均(MA)レベル(17日のニューヨーク・マーケット終盤で、USD/JPYの90円11銭レベル)で、下値を試しても跳ね返されそうな感じもしますし、、、。

 また、USD/JPYの90円00銭レベルにはオプション(OP)の設定観測もあるようですので、目先的には案外底堅く下値も支えられそうですし、、、。

 半面、戻り上値も、USD/JPYの65日MA(同、USD/JPYの90円61銭レベル)レベルが、上限のメドといったことになりそうな気がしますので、、、。

 結果的には、USD/JPYは、かなり、狭いゾーンでのプライス・アクションが余儀なくされることになるのではないでしょうか、、、。

 この一連の商状は、昨日〔17日)のBOJの金融政策決定会合〔16日・17日開催)の結果を受けてからのものですが、、、。

 BOJの追加金融緩和観測の過剰な部分が剥落したことのリ・アクションとして、(短期のスペック筋のUSD/JPYでのJPYショート・ポジションが炙り出されて、俄かショート・カバーによっての)USD/JPYは、反落気味の商状となる局面がみられたものの、、、。

 とは、言いましても、USD/JPYは90円00銭レベルを割り込んでの商いとなることもなく、短時間でプル・バックしております、、、。

 よって、USD/JPYは、(BOJの金融政策決定会合の結果待ちの時間帯での)90円30銭アラウンドから、、、。

 BOJのステート・メントのアナウンス(12時49分)直後の反応では、瞬時USD/JPYは90円03銭レベルまで下値にフレたものの、、、。

 ただ、BOJの〔予想された範囲での)追加の金融緩和措置(実質的には、現状維持でしょうが)の内容を消化するとともに、材料出尽くしといったことでしょうか、、、。

 90円00銭レベル寸前から、すかさず切り替えす商状により、、、。

 東京マーケットの終盤にかけての商いでは、USD/JPYはジリジリとプライスを切上げての商いとなったことにより、、、。

 もってして、USD/JPYは下落の直前の起点となったレベルを上抜けて、USD/JPYの90円50/60銭レベルの戻り上値で、欧州・ロンドン勢の参入となっておりました、、、。

 ただ、その後のニューヨーク勢が参入する時間帯(今週から、米国は夏時間に移行しておりますが)からは、USD/JPYでのUSD買い戻しも一巡したようですので、、、。

 昨日(17日)のニューヨーク・マーケットの中盤にさしかかってからの商いでは、USD/JPYは(東京タイムで軟調商状からら反発しての)あっさりと、プライスを削ってしまうことになってしまって、、、。

 結局、ニューヨーク・マーケットの終盤には、USD/JPYは90円30銭アラウンドの足許の定位置に回帰しております、、、。

  このまま、次なる材料待ちモードとなってしまって、USD/JPYは小康商状となったままで、今週末を迎えそうな気がします、、、。

2010年3月 8日

●第436回 「依然として、外為マーケットの方向観が不透明なままのようですが、、、。」

 先週末には、(2月の中旬に東部地区を襲った豪雪の悪影響の度合いを測りかねますので、来月の改定値も合わせて確認する必要がより高まっているとも思われますが)毎月恒例のイベントである、2月分の米国の雇用統計のアナウンスがありました(他にも、先週央には、ECB理事会&その後のトリシェ総裁の会見やBOEの金融政策委員会=MPCの開催も通過しております)、、、。

 今回の雇用統計の数値(特に、非農業部門就労者=NFP、の人数の増減幅に)には、天候要因による撹乱が相当程度意識されておりましたが、、、。

 ですので、仮に、相当ネガティブな結果となっても、特殊な下押しの影響を勘案するならば(単月での、一過性といった判断により、神経質となることにもならず=景気回復の進捗度に関して)その、インパクトは相当減殺されてしまっていたでしょうし、、、。

 幾分なりとも、事前予想を上回るか、予想通りでも好感される結果であれば、マーケット全般でのセンチメントにとっては、フェイバーでしょうから、、、。

 いずれにしたところで、雇用統計の結果により、急旋回のリスク・リダクション商状が誘発されることにはなり難かったとも言えそうでしたが、、、。

 とは、言いましても、外為マーケットの主要通貨のプライス・アクションに限定したとしても、、、。

雇用統計の結果を受けての商いが、今週初からも引き継がれるかどうかも、容易には見極めきれない(先週末のニューヨーク・マーケットの商状だけから、そのモーメンタムの持続力を)まま、先ずは、月曜日のスタートを、注目しなくてはならないと思っておりましたし、、、。

さて、2月分の米国雇用統計の数値は、、、。

 NFPの人数の増減は、前月比マイナス3万6000人ということで、事前予想(5万人~7万人近くのマイナス、あるいは15万程度までの一時的な雇用喪失も予測・織り込まれていた模様でしたが)よりも減少幅は下回っておりました、、、。

 失業率は、前月と変わらずの9.7%でした(事前予想では、1%ポイント程度の悪化でしたが)、、、。

 私見では、割合と堅調な数字(低迷していながらも)であった印象でしたが、、、。

 雇用統計のアナウンス直後からの、外為マーケットの主要3通貨の商状は(概ね、米国の労働マーケットの最悪期からの回復基調の足取りについては、不透明感の払拭から順調さを確信するまでとはならなくとも、下方修正が迫られなかったことにより、楽観的なムードが醸成されたのではないでしょうか、ただしその賞味期限は短い=商いの材料として、とも思いますが)、、、。

 USD/JPYの商状は、、、。

 金曜日(5日)の東京マーケットから欧州ラウンドを経て、、、。

USD/JPYは89円30銭アラウンドでの、足許(先週中)のプライスの上限レベルで(ジリ高気味な商状とも言って良さそうな)の小動きであったのを起点とすることになり、、、。

 USD/JPYは、上値追い商状からの一段高といった感じで、ニューヨーク・マーケットの序盤から中盤にかけての時間帯には、、、。

 USD/JPYは90円50銭アラウンドまでプライスを切上げておりました(断続的に、USD/JPYの90円58銭レベルの直近最高値レベルでの出合いの観測もありましたが、積極的に上値をトライする風でもなかったようにも思えましたが)、、、。

 しかしながら、USD/JPYは90円台乗せを示現してから、90円台ミドル・レベル付近まで上値を若干拡大してからは、、、。

USD/JPYのプライスを押し上げていたモーメンタムは、程なくして引いてしまった様でもありましたし、、、。

よって、USD買い戻しの意欲も、一旦のことなのか沈静化してしまった感じがしなくもありませんでした、、、。

私見では、さすがに週末の金曜日に(時間切れまで)終盤を意識した商いであっても、さらに波状的なUSD買いオーダーがあっても不思議ではなかったのですが、あっさりとした幕切れとなってしまったようでした(最近の、USD買いの有様を象徴しているのかもしれませんが)、、、。

 ですので、ニューヨーク・マーケットの最終盤にかけて、(週末ですし、注目のイベントを通過したことで薄商いとなるのも早かったのでしょうが)値動きが乏しくなると、値動きらしい動きは失われてしまうわけですので、、、。

 ニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースは、USD/JPYは90円25/30銭レベルでの越週となっております、、、。

 一応は、コジッカリとUSD/JPYは、90円台(ロウ・レベルですが)で滞空したままで、週末の商いを終了したことにはなりましたが、、、。
 
半面では、USD/JPYのプライス・アクションには、単に吹き上がっただけといった見方も出来なくないように思えて仕方内のですが(結論は、今週明け早々にも明らかになるのでしょうか)、、、。

 私見では、堅調なUSD/JPYの商状の継続には、相変わらず疑問符をつけたままなのですが、いかがでしょうか、、、。

 他方、USD/JPYは65日移動平均(MA)レベル(5日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースで、USD/JPYの90円42銭レベルで、やや上向きで推移)には、ワン・タッチしたものの、、、。

結局、ニューヨーク・マーケットのクローズでは、依然として、USD/JPYの65日MAレベルを下まわったままでもあります、、、。

 他方、EUR/USDの商状は、、、。

 概略的に評価してしまえば、先週中を通して、、、。

 EUR/USDは1.3600レベルを挟んで、循環的に上値・下値に(幾分値幅を大きく取って)フレたに過ぎない商状でしかなかったといった印象でしかありませんでした、、、。

 やはり、まだ不透明感にマミレタEUR/USDの商状として、漂流しているとしか言えないのではないでしょうか、、、。

 とは、言いましても、あくまでも仮定のことですが、EUR/USDの1.34台ミドル・レベル~EUR/USDの1.37台ミドル・レベルを、暫定的なトレーディング・レンジと見立てたならば(私見では、レンジ感は無いのですが)、、、。

 その、セントラル・ゾーンである、EUR/USDの1.3600レベルで安着することにはなっていなかった(このゾーンでの商いは、あくまで短時間でしかなく)ようでもありますことからすると、、、。

 目先的には、EUR/USDの商いの落ち着き処をなるべく早く発見するのが先決(EUR/USDでポジションをワークさせるために)ではないかとも思うのですが、、、。

 5日のニューヨーク・マーケットの終盤に向けての、EUR/USDの商状は、、、。

直前の商い(ロンドン・マーケットの中盤の頃合)からは、約100pipsプライスを持ち直したタイミングで、クローズの時間帯となったことで、、、。

結局、EUR/USDは、1.3620/25レベルでの越週となっております、、、。

 私見では、主要3通貨のプライス・アクションの目先的な見通し(方向観)については、今週明け早々のスタートの商状(極端に言えば、月曜日のオセアニア・マーケットでの出合いからフォローして、東京マーケットでのオーダーをコナシテ、商いがそれなりに落ち着くまででしょうか)を観測してから、鷹揚に考えたいと思うばかりです、、、。

※筆者都合により、3/11(木)と3/15(月)のコラムを休載とさせていただきます。
次回の掲載は3/18(木)となります。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

2010年3月 4日

●第435回 「外為マーケットの商状は、視界がもう少しクリアーになってくれると良いと思うのですが、、、。」

 今週前半から央にかけての主要3通貨の商状は、漂流しているようにしか見えないのが、正直な感想なのですが、、、。

当たり障り無く論評するならば、USD/JPY,EUR/USDともに、不安定で神経質ながらも、概ね足許のトレーディング・ゾーンからは顕著な逸脱となることもなさそうな、プライス・アクションのまま経過してきているといったところでしょうか、、、。

 外為マーケットに限定しても、商いの背景にべったりと張り付いたような、ユーロ圏の問題がありますが(あえて、過剰に問題化してしまったといった感も否めないのですが)、、、。

喫緊の懸念材料である、ギリシャのソブリン・リスク(ソブリン・リスクの定義も曖昧でしょうが、構造的に財政収支の赤字の改善について、マーケット参加者や周辺諸国の信頼を得なくてはならないのでしょうが、国内・民の理解はどうなるのでしょうか=「痛み」を負うと言っても、ストライキが頻発して、ゼネストにまで拡大するようならば、現政権が持たなくなってしまうことすら容易に見通せそうですが)については、、、。

財政赤字削減策(追加)の提示を巡って、相変わらず(不透明感や、抜本的な解決策とならないことも、マーケットは見透かしてもいるのでしょうし)一進一退でどうもスッキリしないままであるのは、言うまでもありませんし(昨日には、追加措置が表明されましたが、空手形にならなければ良いのですが)、、、。

とは、言いましても、昨日(3日)公表された、ギリシャ政府による財政赤字の削減(追加)策により、EUR/USDの商状は、最近の下値不安が幾分後退(束の間の一服感でしかないのか、これを契機に持ち直すのか判然としませんが)もしたようですが、、、。

4日のニューヨーク・マーケットの中盤は、EUR/USDは1.3730アラウンドまで、急速にプライスを回復する場面もあり、、、。

その後、やや失速気味ながら、ニューヨーク・マーケットの終盤では、EUR/USDは1.37台での滞空が維持できるのかどうかといった、微妙なプライス・アクションとなりました、、、。

 他方、このタイミングで俄かに英国の財政悪化をマーケットがテーマとして取り上げ(ユーロ圏=EURを敬遠するマインドに乗じて、EURの売り浴びせにある種のひと区切りとみてのことなのか、ギリシャからユーロ圏南部周辺国の大規な模債務を危機的状況として槍玉に上げていたことから一転した)、次なる餌食として、「英国」売りを(政治的なファクター=総選挙の結果によっては、改革を強力に推進する安定政権が組閣出来ないといったことも取沙汰されており)マーケット参加者の一部が虎視眈々と狙っているといった囁きもありますし、、、。

 また、今週末の金曜日には、米国の雇用統計(東部地区の積雪の影響=昨日公表されたFedの「地区連銀経済報告=ベージュ・ブック」でも大雪の影響での経済活動の抑制が言及されておりますが、といった悪天候要因による下押しも測り難い面もありますが、よって、予想以上の弱含みも覚悟されつつあるようです)のアナウンスが控えておりますし、、、。

(昨日より)それ以前にも、他の(毎月のことですが)米国の民間部門の雇用関連の数値の確認(今回は特に、雇用統計の予想の直前の修正幅が=非農業部門就労者の増減が、ネガティブに大ブレすることにもなろうかと思われますが)も相次ぎます、、、。

 さて、今週明けからの、USD/JPYの商状は、、、。

 USD/JPYのプライスは、幾分(一旦は)下げ止まり気味といった感じではありますが、、、。

 私見では、特段の理由も無意ことであると思っております、、、。

 しかしながら、USD/JPYは、先週央からの低迷した商状を引き継いだままで、私見では、最近の最下値圏で(反発余力が、全くと言ってよいほど垣間見られないままでの)、まさに底這いといった印象さえあるのですが、いかがでしょうか、、、。

 ただ、前回の当欄コラムで、私見での期待を述べましたように(USD/JPYの中・長期的なダウン・トレンドのビューを依然として維持しているのですが)、、、。

USD/JPYは、89円台ロウ・レベル(軟調になっても、USD/JPYの89円00銭レベル挟みでもって)での推移のままが、取り敢えずのところは無難(近い将来に、プライスを大きく突き崩すためには)ではないだろうかとも思っておりますので、、、。

その勝手な観点からすれば、足許のUSD/JPYの商状は想定通りではあるのですが、、、。

 今週初のUSD/JPYの商状では、(東京マーケットのオーダーでは特に)ややUSDを買い遅れ気味となっているらしい、本邦実需(輸入企業でしょうか)からのUSD買い・JPY手当てのフロー等が効いていたのでしょうか(アマウント的に、USD/JPYの下値を支える効果が、それ程あるとは思えませんが)、プライスが転げ落ちるような雰囲気も無かったのではないかと思われましたが(USD/JPYの89円00銭レベル割れでも、それ程JPY高にプライスがフレたといった意識には=本邦の株式マーケット等で、あまりならなかったのではないでしょうか)、、、。

他方、USD/JPYが88円台ハイ・レベルへDipしてから、さらにプライスを切り下げてしまわないような、それなりの歯止め的なUSD買い意欲もあったかのようでしたし(USD/JPYの急反落が遠のいていると見てのことか、USD買い安心感が醸成されてはいないのでしょうが、USD買いで捕まると言った警戒感が薄れたのかもしれません)、、、。

 よって、理由の如何は兎も角として、USD/JPYは88円70/80銭レベルまでの下落で(昨日の東京マーケットのオープンの時間帯に、瞬時、USD/JPYの88円48銭レベルの下値を示現する場面もありましたが)どうにか持ちこたえているようでもありました、、、。

 半面、USD/JPYは(単体では自力運動が困難ですし、当然、USDを売り込む、あるいは積極的にJPYを買い進めるにも材料や理由は見当たらないでしょうから)、あえて下値をテストする興味も観測されていなかったように思われましたし、、、。

 そもそも、現状においては、あえてUSD/JPYを手掛けることさえ、得策では無いとさえ言えるのではないかと思えてなりませ、、、。

 ただ、ギリシャの財政改善策の提出を受けて、一応の「説得力のある」プランとして納得したいといった(マーケットも嫌気がしているではないでしょうか)事の影響でしょうか、、、。

 昨日のニューヨーク・マーケットの中盤から終盤にかけて、USD/JPYは88円50銭レベルを若干下回っての軟調商状となりました、、、。

 とは、言いましても、主要3通貨の商いに限って言うならば、、、。

 EUR/USDに目を向けたところでも、今週に入ってからは極めて不安定で、イレギュラーな玉突き商状が一段と目立つ様になっておりますし、、、。

 ここ最近では、(あくまでも、私見での印象に過ぎませんが)外為マーケットの商状全般において(個別具体的な局面を指摘すればきりがありませんが)、、、。

妙に浮き足立ったプライスのブレが気になって仕方ありませんので(ボラタイルなプライス・アクションであったとしても、商いに反映されるところのマーケット参加者の望ましいハイ・テンションが、リスクとトレード・オフになっても収益機会を無数に提供してくれているといったシークエンスであるのとは、全くさかさまの、とてもムードの悪いといった意味で)、、、。

 いずれにしましても、主要3通貨の商いにおいては、落ち着いてポジション・メーク(その戦略や、目先的なシナリオが描けるような)に望めるような環境が(ノイズのような不透明感や不確実性が、それなりに除去されて)それなりに再構築されるまでは、優雅な様子見で構わないのではないでしょうか、、、。

2010年3月 1日

●第434回 「とりあえず、USD/JPYが89円台ロウ・レベルで滞空していて欲しいのですが、、、。」

 先週後半の外為マーケットの主要3通貨の商状は、、、。

 週末・月末による、ポジション調整絡みの商いが先行傾向といった影響も強かったのでしょが、総体的には、当面の(本来の)トレーディング・ゾーンにプライスを回帰させてきていたようでした、、、。

 とは、言いましても、USD/JPYの商状は、単体の材料で主体的にプライスが形成されているのでは無い状況なのは言うまでもありません、、、。

 他方、EUR/USDのプライス・アクションの見通しについては、不透明感も含めて、マーケット参加者の大勢は同じ方向(リスク認識が)で、正反対の見方が対立するようにはなっていないと思われますのが、、、。

ユーロ圏で勃発している(ギリシャの財政赤字&解決プロセスの不透明・不信感による日替わりの一喜一憂の様相を帯びたテーマに席巻されてもおりますし)ソブリン・リスク懸念を理由とした、対主要通貨でのEURの商い(極めてセンチメントが悪化した地合いが、EURを圧迫し続ける中で)に連れての(EUR/USDの不安定なプライス・アクションに連鎖するのはもとより、クロス円=EUR/JPYの商状の、キツいEUR売りに、引き回されるといった印象ばかりでしたが)、USD/JPYの商状を俯瞰するならば、、、。

リスク・リダクションが要請(主要株式マーケットや原油・金等コモディティ・マーケットの商状との連関で、すかさずリスク許容度が測られますが)される局面では、、、。

ファンディング・カレンシーであるUSDとJPYは(安全への逃避の連想からでしょうが、中・長期的な判断ではないでしょうが)、ともに(買い戻しが)顕著に支援されるといった商状が継続したままとなっておりますが、、、。

ただし、その様な脊髄反射においても、悩ましいのはUSD/JPYの綱引きの強弱であって、USDとJPYのどちらをより選好するのかですが、、、。

特にJPY買いが先行する場合には、主導するのは消去法的な曖昧さに尽きるようですが、、、。

そんな、決め手を欠いた、USD/JPYの商いですので(一過性の材料で、JPYが買い戻されたり、USDに資金フローが流れたり、落ち着かない感じになるには仕方が無いのかもしれませんが)、短期的にもポジション・エントリーのストラテジーが描ききれないのが正直なところでもあります、、、。

しかしながら、中・長期的なUSD/JPYに関する私見でのビューは、依然としてダウン・トレンド(JPY高)をベース・シナリオとしておりますし、、、。

近い将来においても、USD/JPYの下値余地は充分あると想定もしております、、、。

さて、そんな私見でのビューを透かして、先週後半のUSD/JPYのプライス・アクションをウォッチするならば、、、。

 23日(火曜日)のニューヨーク・マーケットの序盤の時間帯に、やや反落気味な商状となってUSD/JPYは90円20銭アラウンドにプライスを切り下げて以降になりますが、、、。

 一旦、USD/JPYは極めて狭い値幅での膠着商状入りして、(オーバー・ナイトしての)翌24日の東京マーケットから、欧・米ランドでの商いを通過することになりました、、、。

 そしてその後、25日の東京マーケットの序盤の商いでは、結果的にUSD/JPYはさらにプライスを削ることになってしまったのですが、、、。

 余談になりますが、私見では、このタイミング(25日の東京マーケットのオープン前=ちなみに、同日木曜日分の前回当欄の原稿を早朝に入稿後でしたので、その記述内容と照らしていっそう、違和感を持ったのかもしれませんが)では、概ね、USD/JPYのプライシングの目線は下向きなのが順当であるのではないかと思ったのでしたが、、、。

 しかしながら、当日のマーケット予想には、JPYを弱含みとするばかりか、(前日のニューヨーク・マーケットでの、USD/JPYの下値ブレの反動的な反発として判断を急ぐべきでないのでは)あまりにも限界的な、東京マーケットのオープンの時間帯のUSD/JPYの軟調商状を捕捉して、JPY全面安(瞬間風速のプライスを捉えれば事実でしょうが)といったマーケット・リポートについては、私見では全く理解不能としか言いようが無かったのでしたが、、、。

 さて、USD/JPYの商状に話を戻しますが、、、。

結局、お昼前の時間帯までに、USD/JPYは90円00銭レベルをクリアーに割り込んでの商いとなりました、、、。

 ちなみに、25日は実需筋の決済が集中すると目される、ゴ・トー日要因も意識されるそうでもありましたが(翌26日は月末ですので、USD不足となる思惑もありますし)、、、。

東京マーケットのTTMレートは、90円18銭~23銭レベルで、無難な水準=前日の欧州ラウンドの膠着した推移(プライスが急激に変動・乖離することもなく)のまま、での公示となっておりましたのが、、、。

 これにより、TTMレートの公示時間帯からは、、、。

USD/JPYは、60pips程度の弱含みでしたので、値幅的には然程でもなかったのでしょうが、、、。

しかしながら、USD/JPYが90円台ロウ・レベルでの滞空から転げ落ちてしまったといった、それなりの体感的なインパクトは、マーケット参加者にとって心理的な重石ともなってしまったのではないかとも推察いたしましたが、、、。

東京マーケットの中盤にさし掛かる頃合には既に、USD/JPYは89円60銭レベル挟みでの商いまで下値を切り下げてしまってもおりました、、、。
 
 私見では、引き続いて参入してくる(東京マーケットの商いにはノイズが多過ぎといった気がしましたので)、欧州・ロンドン勢の出方に早くも興味が移りましたが、、、。

 主要格付け会社は(どうやら)、ギリシャのクレジット・リスクに関して、ソブリン債格付けを引き下げ方向(数ヶ月以内に変更される)の含みで、モニタリングしているといったことが、(既定路線でしょうが、政治的な配慮からなのか、マーケットへの地均しでしょうか)囁かれ始めもしましたし(報道ベースで)、、、。

波状的に噴出する要因(格付けに制約される機関投資家の資金配分から、ECBのオペ応札の担保適格まで影響しそうですが)により、対主要通貨でEURのいっそうの圧迫を瞥見(EUR/USDやEUR/JPYの急落商状といった)しつつ、、、。

手掛け難い、USD/JPYの商いの入り方(早出の欧州勢は、東京マーケットの需給やオーダーの積み残しを刹那的に追いかけてポジション・メークしてくるにしても、その後の、欧州・ロンドン・マーケットでもUSD/JPYの下値追い商状が支持されるのかどうかといった)について、欧州・ロンドン勢のお手並み拝見といった気分でもありました、、、。

どうやら、ロンドン・マーケットの商いでも、USD/JPYにおいてもさらなるアンダー・サイドを意識していた(USD売り・JPY買い戻しスタンスから、スペック筋の仕掛け的な下値トライが観測されれば、一旦は同調して、下値メドをテストしてみるといった=ただし、深追いしてUSD売りで突っ込むことはせずに)ようですが、ただ慎重なものであったようでした、、、。

 よって、USD/JPYはジリジリ(USDを買うのには、リスクがあるでしょうし)と、プライスを切り下げる商状となって、、、。

ロンドン・マーケットでの商いが本格化する時間帯には、断続的に、USD/JPYは89円30/40銭の、目先の下値メドの下限付近での推移となっておりました、、、。

私見では、USD/JPYが下値を切り下げるにしても、(このタームでの流れからは)それなりの達成感もあるのではないかと思ったのでしたが、、、。

 それでも、この日のUSD/JPYの下値追い商状が(ロンドン・マーケットで)一巡したわけではなく、、、。

ニューヨーク・マーケットのオープン前の時間帯から、さらにUSD売り・JPYの買い戻し意欲が強まると、、、。

USD/JPYは、89円00銭レベルも下回っての商いとなってしまうことになりました、、、。

 これにより、ニューヨーク・マーケットの中盤には、一時的にUSD/JPYは88円80/90銭レベルの直近最下値レベルでの商いまで、プライスが押し込まれることになりました、、、。

私見では、どのような憶測に突き動かされたのか推し量り難いばかりなのですが(このレベル&タイミングから、USD/JPYにおいて積極的にUSDを売っていっても仕方ないのではないかと思えてなりませんでしたので、個別のポジション特有の調整絡みからの、やむを得ない都合によるオーダーが瞬時、プライスを下値に叩いたのでしょうか)、、、。

半面、USD/JPYでのUSD売りが一服するまでに、幾分USD/JPYの下落の継続性のしぶとさを示唆するような商いのニュアンス(ハイ・テンションとも言えないのに、下落の加速感が衰えきらない)が、妙に気にもなりましたが、、、。

私見でしかない、その観点を過大に評価すれば、USD/JPYの下値リスクの蓄積も臨界点に迫っているのかもしれません(プライスを崩すような急反落商状となる)、、、。

 とは、言いましても、さすがにUSD/JPYが88円台にDipsしたことで、コツンと(超・短期でのことですが)底を打った感じと言えそうです、、、。

そもそも、USD/JPYの88円00銭アラウンドにかかれば、USD/JPYの急降下の発射台として神経質になるレベルでしょうし、、、。

ですので、USD/JPYの88円台ロウ・レベルが射程圏となるようですと、自ずとUSD/JPYのトレーディングは分水嶺と言うことになるでしょうから(覚悟不十分のまま&ヘッジのポジションでは=オプションの仕込みも手薄なのでは)、プル・バックするのは必至だったのではないでしょうか、、、。

  25日のニューヨーク・マーケットの商いでは、USD/JPYは88円80銭レベルでの出合いが、最下値での観測となっております、、、。

 その後の、ニューヨーク・マーケットの終盤にかけては、緩やかに浮上することになったUSD/JPYは、89円台を回復しており、、、。

 週末金曜日の東京マーケットに帰ってきての商いでは、、、。

USD/JPYは、89円台ロウ・レベルでの小動きに終始して、積極的な商いは見送られていたようでしたが、、、。

 しかしながら、(26日の)東京マーケットでは、USD/JPYに限ってもUSDを買いたい(USDブル派なのでしょうか)のか、プライスを担ぎ上げたくて仕方ないのか、、、。

私見では、USD/JPYが違和感さえある、下値支えの印象が拭えなかったのですが(感違なのかもしれませんが)、、、。

予断を持てば、USD/JPYが88円台から下値レベルを窺っても、おそらくはUSD/JPYの85円台ロウ・レベルまでプライスを切り下げない限り、本邦当局の介入も期待出来ないでしょうから、、、。

それなりの見極めや確信によるものか、力技(ロングで捉まっても、自力で脱出する)に自信がある場合以外に、USDのロング・ポジション・メークのモチベーションは何になるのでしょうか、、、?

 ちなみに、東京マーケットのTTMレート公示の時間帯では、USDの需給は、USD余剰気味でもあったようでしたので、、、、。

 よって、TTMレート公示の時間帯に向けて、USD/JPYは89円50銭レベルの上値を瞬時示現したものの、結局は、頭打ちといったことは否めなかったようでした、、、。

 月末ですので、外債への資金供給の妙味(まだ、LIBOR=ロンドン銀行間出し手レート、の日・米の短期金利は逆転したままですので、ヘッジ・コストの糊代はあるのではないでしょうか)についての憶測や、投資信託の設定絡みからの外貨買い(JPY売り)オーダーへの思惑(先廻りのJPY売りでしょうか)等々なのでしょうか、、、。

 週末・月末の東京マーケットのUSD/JPYは、89円30銭アラウンドでの(上値が鈍いながらも)コジッカリとした小動き商状ではありました、、、。

 ただ、その後の欧州ラウンドを経て、ニューヨーク・マーケットの商いでは、USD/JPYは軟調な(足許での本来の)商状となったことにより、、、。

 週末金曜日のニューヨーク・タイムのオプション・カットの時間帯を通過する頃合には、プライスを押し戻されて、再びUSD/JPYは、89円00銭レベルを割り込む商状となると、、、。

 その後は、概ねUSD/JPYの89円80/90銭レベルでの冴えない商状のまま、クローズを迎えることになりました、、、。

 結局、金曜日(26日)の、ニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでのUSD/JPYは88円80銭アラウンドで、越週といくことになりました、、、。

 私見では、USD/JPYは下値をテストし過ぎずに(プライスの過剰な下値ブレは、容易な自律反発や無用な反動による戻り上値を誘発するのでは)、、、。

 目先的に、USD/JPYの89円台ミドル・レベルからロウ・レベルでの商いの継続により、絶好の下値トライのタイミングを窺っての(モーメンタムのある下値追い商状には)時間稼ぎが必要ではないでしょうか、、、。

 いずれにしましても、USD/JPYの88円00銭レベルを切っての下落は、時期尚早の気がしますので、、、。

今週は、米国の雇用統計のアナウンスが週末に控えていることを考慮すれば尚更、USD/JPYは現状のプライスを維持することを期待するばかりです(USD/JPYのベア派として控えめな見解として)、、、。

繰り返しになりますが、EUR/USDの商状には意見の相違は殆ど無いでしょう、、、。