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外為オタクの視点・論点
外為オタクの視点・論点

2010年3月 4日

●第435回 「外為マーケットの商状は、視界がもう少しクリアーになってくれると良いと思うのですが、、、。」

 今週前半から央にかけての主要3通貨の商状は、漂流しているようにしか見えないのが、正直な感想なのですが、、、。

当たり障り無く論評するならば、USD/JPY,EUR/USDともに、不安定で神経質ながらも、概ね足許のトレーディング・ゾーンからは顕著な逸脱となることもなさそうな、プライス・アクションのまま経過してきているといったところでしょうか、、、。

 外為マーケットに限定しても、商いの背景にべったりと張り付いたような、ユーロ圏の問題がありますが(あえて、過剰に問題化してしまったといった感も否めないのですが)、、、。

喫緊の懸念材料である、ギリシャのソブリン・リスク(ソブリン・リスクの定義も曖昧でしょうが、構造的に財政収支の赤字の改善について、マーケット参加者や周辺諸国の信頼を得なくてはならないのでしょうが、国内・民の理解はどうなるのでしょうか=「痛み」を負うと言っても、ストライキが頻発して、ゼネストにまで拡大するようならば、現政権が持たなくなってしまうことすら容易に見通せそうですが)については、、、。

財政赤字削減策(追加)の提示を巡って、相変わらず(不透明感や、抜本的な解決策とならないことも、マーケットは見透かしてもいるのでしょうし)一進一退でどうもスッキリしないままであるのは、言うまでもありませんし(昨日には、追加措置が表明されましたが、空手形にならなければ良いのですが)、、、。

とは、言いましても、昨日(3日)公表された、ギリシャ政府による財政赤字の削減(追加)策により、EUR/USDの商状は、最近の下値不安が幾分後退(束の間の一服感でしかないのか、これを契機に持ち直すのか判然としませんが)もしたようですが、、、。

4日のニューヨーク・マーケットの中盤は、EUR/USDは1.3730アラウンドまで、急速にプライスを回復する場面もあり、、、。

その後、やや失速気味ながら、ニューヨーク・マーケットの終盤では、EUR/USDは1.37台での滞空が維持できるのかどうかといった、微妙なプライス・アクションとなりました、、、。

 他方、このタイミングで俄かに英国の財政悪化をマーケットがテーマとして取り上げ(ユーロ圏=EURを敬遠するマインドに乗じて、EURの売り浴びせにある種のひと区切りとみてのことなのか、ギリシャからユーロ圏南部周辺国の大規な模債務を危機的状況として槍玉に上げていたことから一転した)、次なる餌食として、「英国」売りを(政治的なファクター=総選挙の結果によっては、改革を強力に推進する安定政権が組閣出来ないといったことも取沙汰されており)マーケット参加者の一部が虎視眈々と狙っているといった囁きもありますし、、、。

 また、今週末の金曜日には、米国の雇用統計(東部地区の積雪の影響=昨日公表されたFedの「地区連銀経済報告=ベージュ・ブック」でも大雪の影響での経済活動の抑制が言及されておりますが、といった悪天候要因による下押しも測り難い面もありますが、よって、予想以上の弱含みも覚悟されつつあるようです)のアナウンスが控えておりますし、、、。

(昨日より)それ以前にも、他の(毎月のことですが)米国の民間部門の雇用関連の数値の確認(今回は特に、雇用統計の予想の直前の修正幅が=非農業部門就労者の増減が、ネガティブに大ブレすることにもなろうかと思われますが)も相次ぎます、、、。

 さて、今週明けからの、USD/JPYの商状は、、、。

 USD/JPYのプライスは、幾分(一旦は)下げ止まり気味といった感じではありますが、、、。

 私見では、特段の理由も無意ことであると思っております、、、。

 しかしながら、USD/JPYは、先週央からの低迷した商状を引き継いだままで、私見では、最近の最下値圏で(反発余力が、全くと言ってよいほど垣間見られないままでの)、まさに底這いといった印象さえあるのですが、いかがでしょうか、、、。

 ただ、前回の当欄コラムで、私見での期待を述べましたように(USD/JPYの中・長期的なダウン・トレンドのビューを依然として維持しているのですが)、、、。

USD/JPYは、89円台ロウ・レベル(軟調になっても、USD/JPYの89円00銭レベル挟みでもって)での推移のままが、取り敢えずのところは無難(近い将来に、プライスを大きく突き崩すためには)ではないだろうかとも思っておりますので、、、。

その勝手な観点からすれば、足許のUSD/JPYの商状は想定通りではあるのですが、、、。

 今週初のUSD/JPYの商状では、(東京マーケットのオーダーでは特に)ややUSDを買い遅れ気味となっているらしい、本邦実需(輸入企業でしょうか)からのUSD買い・JPY手当てのフロー等が効いていたのでしょうか(アマウント的に、USD/JPYの下値を支える効果が、それ程あるとは思えませんが)、プライスが転げ落ちるような雰囲気も無かったのではないかと思われましたが(USD/JPYの89円00銭レベル割れでも、それ程JPY高にプライスがフレたといった意識には=本邦の株式マーケット等で、あまりならなかったのではないでしょうか)、、、。

他方、USD/JPYが88円台ハイ・レベルへDipしてから、さらにプライスを切り下げてしまわないような、それなりの歯止め的なUSD買い意欲もあったかのようでしたし(USD/JPYの急反落が遠のいていると見てのことか、USD買い安心感が醸成されてはいないのでしょうが、USD買いで捕まると言った警戒感が薄れたのかもしれません)、、、。

 よって、理由の如何は兎も角として、USD/JPYは88円70/80銭レベルまでの下落で(昨日の東京マーケットのオープンの時間帯に、瞬時、USD/JPYの88円48銭レベルの下値を示現する場面もありましたが)どうにか持ちこたえているようでもありました、、、。

 半面、USD/JPYは(単体では自力運動が困難ですし、当然、USDを売り込む、あるいは積極的にJPYを買い進めるにも材料や理由は見当たらないでしょうから)、あえて下値をテストする興味も観測されていなかったように思われましたし、、、。

 そもそも、現状においては、あえてUSD/JPYを手掛けることさえ、得策では無いとさえ言えるのではないかと思えてなりませ、、、。

 ただ、ギリシャの財政改善策の提出を受けて、一応の「説得力のある」プランとして納得したいといった(マーケットも嫌気がしているではないでしょうか)事の影響でしょうか、、、。

 昨日のニューヨーク・マーケットの中盤から終盤にかけて、USD/JPYは88円50銭レベルを若干下回っての軟調商状となりました、、、。

 とは、言いましても、主要3通貨の商いに限って言うならば、、、。

 EUR/USDに目を向けたところでも、今週に入ってからは極めて不安定で、イレギュラーな玉突き商状が一段と目立つ様になっておりますし、、、。

 ここ最近では、(あくまでも、私見での印象に過ぎませんが)外為マーケットの商状全般において(個別具体的な局面を指摘すればきりがありませんが)、、、。

妙に浮き足立ったプライスのブレが気になって仕方ありませんので(ボラタイルなプライス・アクションであったとしても、商いに反映されるところのマーケット参加者の望ましいハイ・テンションが、リスクとトレード・オフになっても収益機会を無数に提供してくれているといったシークエンスであるのとは、全くさかさまの、とてもムードの悪いといった意味で)、、、。

 いずれにしましても、主要3通貨の商いにおいては、落ち着いてポジション・メーク(その戦略や、目先的なシナリオが描けるような)に望めるような環境が(ノイズのような不透明感や不確実性が、それなりに除去されて)それなりに再構築されるまでは、優雅な様子見で構わないのではないでしょうか、、、。