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外為オタクの視点・論点
外為オタクの視点・論点
1962年生まれ 東京都出身  オフィス アール ジー㈱ 代表取締役
人間社会の科学的構造と歴史・生々流転について興味を持ち、理学部から経済学部へ転部し、経済学を学ぶ。音楽出版社において、著作権の管理と、各ジャンルの楽曲の制作に携わった後、経営コンサルティングを行う会社を立ち上げ、投資と経営戦略、国際経済・エマージング市場等の情報を収集する。
外為取引については、かねてから注目しており、もとよりの経済学への志向ともあいまって取引をはじめ、会社の実務的部分の大きなウエイトを占めるまでになっている。
現在では、外国為替証拠金取引において得た収益にて、もっぱら、生計を立てております。

2010年3月 8日

●第436回 「依然として、外為マーケットの方向観が不透明なままのようですが、、、。」

 先週末には、(2月の中旬に東部地区を襲った豪雪の悪影響の度合いを測りかねますので、来月の改定値も合わせて確認する必要がより高まっているとも思われますが)毎月恒例のイベントである、2月分の米国の雇用統計のアナウンスがありました(他にも、先週央には、ECB理事会&その後のトリシェ総裁の会見やBOEの金融政策委員会=MPCの開催も通過しております)、、、。

 今回の雇用統計の数値(特に、非農業部門就労者=NFP、の人数の増減幅に)には、天候要因による撹乱が相当程度意識されておりましたが、、、。

 ですので、仮に、相当ネガティブな結果となっても、特殊な下押しの影響を勘案するならば(単月での、一過性といった判断により、神経質となることにもならず=景気回復の進捗度に関して)その、インパクトは相当減殺されてしまっていたでしょうし、、、。

 幾分なりとも、事前予想を上回るか、予想通りでも好感される結果であれば、マーケット全般でのセンチメントにとっては、フェイバーでしょうから、、、。

 いずれにしたところで、雇用統計の結果により、急旋回のリスク・リダクション商状が誘発されることにはなり難かったとも言えそうでしたが、、、。

 とは、言いましても、外為マーケットの主要通貨のプライス・アクションに限定したとしても、、、。

雇用統計の結果を受けての商いが、今週初からも引き継がれるかどうかも、容易には見極めきれない(先週末のニューヨーク・マーケットの商状だけから、そのモーメンタムの持続力を)まま、先ずは、月曜日のスタートを、注目しなくてはならないと思っておりましたし、、、。

さて、2月分の米国雇用統計の数値は、、、。

 NFPの人数の増減は、前月比マイナス3万6000人ということで、事前予想(5万人~7万人近くのマイナス、あるいは15万程度までの一時的な雇用喪失も予測・織り込まれていた模様でしたが)よりも減少幅は下回っておりました、、、。

 失業率は、前月と変わらずの9.7%でした(事前予想では、1%ポイント程度の悪化でしたが)、、、。

 私見では、割合と堅調な数字(低迷していながらも)であった印象でしたが、、、。

 雇用統計のアナウンス直後からの、外為マーケットの主要3通貨の商状は(概ね、米国の労働マーケットの最悪期からの回復基調の足取りについては、不透明感の払拭から順調さを確信するまでとはならなくとも、下方修正が迫られなかったことにより、楽観的なムードが醸成されたのではないでしょうか、ただしその賞味期限は短い=商いの材料として、とも思いますが)、、、。

 USD/JPYの商状は、、、。

 金曜日(5日)の東京マーケットから欧州ラウンドを経て、、、。

USD/JPYは89円30銭アラウンドでの、足許(先週中)のプライスの上限レベルで(ジリ高気味な商状とも言って良さそうな)の小動きであったのを起点とすることになり、、、。

 USD/JPYは、上値追い商状からの一段高といった感じで、ニューヨーク・マーケットの序盤から中盤にかけての時間帯には、、、。

 USD/JPYは90円50銭アラウンドまでプライスを切上げておりました(断続的に、USD/JPYの90円58銭レベルの直近最高値レベルでの出合いの観測もありましたが、積極的に上値をトライする風でもなかったようにも思えましたが)、、、。

 しかしながら、USD/JPYは90円台乗せを示現してから、90円台ミドル・レベル付近まで上値を若干拡大してからは、、、。

USD/JPYのプライスを押し上げていたモーメンタムは、程なくして引いてしまった様でもありましたし、、、。

よって、USD買い戻しの意欲も、一旦のことなのか沈静化してしまった感じがしなくもありませんでした、、、。

私見では、さすがに週末の金曜日に(時間切れまで)終盤を意識した商いであっても、さらに波状的なUSD買いオーダーがあっても不思議ではなかったのですが、あっさりとした幕切れとなってしまったようでした(最近の、USD買いの有様を象徴しているのかもしれませんが)、、、。

 ですので、ニューヨーク・マーケットの最終盤にかけて、(週末ですし、注目のイベントを通過したことで薄商いとなるのも早かったのでしょうが)値動きが乏しくなると、値動きらしい動きは失われてしまうわけですので、、、。

 ニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースは、USD/JPYは90円25/30銭レベルでの越週となっております、、、。

 一応は、コジッカリとUSD/JPYは、90円台(ロウ・レベルですが)で滞空したままで、週末の商いを終了したことにはなりましたが、、、。
 
半面では、USD/JPYのプライス・アクションには、単に吹き上がっただけといった見方も出来なくないように思えて仕方内のですが(結論は、今週明け早々にも明らかになるのでしょうか)、、、。

 私見では、堅調なUSD/JPYの商状の継続には、相変わらず疑問符をつけたままなのですが、いかがでしょうか、、、。

 他方、USD/JPYは65日移動平均(MA)レベル(5日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースで、USD/JPYの90円42銭レベルで、やや上向きで推移)には、ワン・タッチしたものの、、、。

結局、ニューヨーク・マーケットのクローズでは、依然として、USD/JPYの65日MAレベルを下まわったままでもあります、、、。

 他方、EUR/USDの商状は、、、。

 概略的に評価してしまえば、先週中を通して、、、。

 EUR/USDは1.3600レベルを挟んで、循環的に上値・下値に(幾分値幅を大きく取って)フレたに過ぎない商状でしかなかったといった印象でしかありませんでした、、、。

 やはり、まだ不透明感にマミレタEUR/USDの商状として、漂流しているとしか言えないのではないでしょうか、、、。

 とは、言いましても、あくまでも仮定のことですが、EUR/USDの1.34台ミドル・レベル~EUR/USDの1.37台ミドル・レベルを、暫定的なトレーディング・レンジと見立てたならば(私見では、レンジ感は無いのですが)、、、。

 その、セントラル・ゾーンである、EUR/USDの1.3600レベルで安着することにはなっていなかった(このゾーンでの商いは、あくまで短時間でしかなく)ようでもありますことからすると、、、。

 目先的には、EUR/USDの商いの落ち着き処をなるべく早く発見するのが先決(EUR/USDでポジションをワークさせるために)ではないかとも思うのですが、、、。

 5日のニューヨーク・マーケットの終盤に向けての、EUR/USDの商状は、、、。

直前の商い(ロンドン・マーケットの中盤の頃合)からは、約100pipsプライスを持ち直したタイミングで、クローズの時間帯となったことで、、、。

結局、EUR/USDは、1.3620/25レベルでの越週となっております、、、。

 私見では、主要3通貨のプライス・アクションの目先的な見通し(方向観)については、今週明け早々のスタートの商状(極端に言えば、月曜日のオセアニア・マーケットでの出合いからフォローして、東京マーケットでのオーダーをコナシテ、商いがそれなりに落ち着くまででしょうか)を観測してから、鷹揚に考えたいと思うばかりです、、、。

※筆者都合により、3/11(木)と3/15(月)のコラムを休載とさせていただきます。
次回の掲載は3/18(木)となります。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

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