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外為オタクの視点・論点
外為オタクの視点・論点

2009年2月26日

●第343回 「引き続き、USD/JPYは加速感を帯びつつ、JPYが嫌われる商状となっているようです、、、。」

 今週初の外為マーケットの主要3通貨の商状からは、、、。

 最近の流れを引き継いで、USD/JPYではUSD買い(JPYの売り戻し・JPYロング・ポジションの解消)が加速度を増しているような感じで、、、。

 USD/JPYに限っては、USD買い先行商状となっております、、、。

 週明け早々の、USD/JPYは93円50銭アラウンドでの出合いからのスタートでしたが、、、。

 月曜日(23日)のその後の東京マーケットでは、USD/JPYは93円00銭レベル挟みでの商いまで幾分軟調商状とはなっていたものの、、、。

 欧州・ロンドン勢参入の時間帯からは、あらためてUSD/JPYはUSD買い直し(戻し)商状が際立ってくると、、、。

 ロンドン・マーケットの序盤では、USD/JPYは94円70/80銭レベルまでプライスを切上げておりました、、、。

 それ以降、今週前半のUSD/JPYのプライス・アクションの軌跡(コジッカリとしての上値追い商状についての)をみますと、、、。

 どうやら、今週前半のUSD/JPYのプライス・アクションは、東京マーケットでの商いでは、上伸のスピード調整からでしょうか、、、。

 幾分、USD買い戻しの勢いが鈍る(USD/JPYの上値追いが抑えられて、揉み合い商状になり)場面が印象的になるようですが(事前の思惑程には、本邦実需=輸出企業、からのUSD売り・JPY転オーダーのヴォリュームも薄いようですが、実需筋はUSD/JPYでのJPY先安期待が背景となっての安心感からくる余裕でしょうか、JPY転を急いではいないのかもしれませんが)、、、。

 それが、欧・米ラウンドでは、USD/JPYは一転して急ピッチでの上値追い商状となるといった繰り返しがみられているようでもあり、、、。

 昨日(25日)の東京マーケットの商いでは、、、。

 USD/JPYは、96円80銭アラウンドまで、プライスを切上げております、、、。

 よって、25日には、USD/JPYは130日移動平均(MA)レベルを上抜ける商状となり、依然として上伸のモーメンタムには衰えは目立ってきていないようでもありますし、それどころか、もう一段の上昇をも予感させる感じになってもおりますが、、、。

 週初のレベル(月曜日の東京タイムのお昼過ぎに一時的な、USD/JPYの92円74銭レベルの下値を示現)を起点にして測れば、、、。

昨日の、ニューヨーク・マーケットの終盤にかけての時間帯には、USD/JPYは97円77銭レベルの直近最高値レベル示現まで、約500pipsの上昇となったことになります、、、。

 私見では、USD/JPYの上伸のペースは、かなり早すぎる感じもしてなりませんが、、、。

 この辺りで、やや深めのスピード(&レベルも)調整も在り得る(USD/JPYのアップ・トレンドへの転換の見極めを留保しても、USD/JPYがプライスを、さらに切上げる商状となることを前提としたコレクションから)のではないでしょうか、、、。

 超・短期的には、USD/JPYの5日MA(25日のニューヨーク・マーケットの終盤の時点では、USD/JPYの95円22銭レベル)レベル割れまでの、一旦の下落があっても、私見では違和感はないのですが、どうでしょうか、、、。

 しかしながら、24日までは、USD/JPYの5日MAレベルをdaily における下値メドとして底堅い商状といった感じでしたが、、、。

とは、言いましても、昨日(25日)には上方に相当乖離してもおりますので、容易にプライスが振り落とされるようにも、ますます想定し難くなっております、、、。

本日の、オセアニア・マーケットへブックする時間帯では、USD/JPYは97円50銭アラウンドでの出合いとなっており、130日MA(25日のニューヨーク・マーケットの終盤の時点では、USD/JPYの96円88銭レベル)をクリアーに上抜けての商いともなっております、、、。

 他方、EUR/USDの商状は、、、。

 リスク・リダクション&安全通貨のへの回避買いといったトランザクションが、対主要通貨で(あくまで)初発的にはUSD選考に集中気味となっているものの、、、。

 週初からのEUR/USDの商状は、先週末からは幾分トレーディング・レベルを切り上げつつも、、、。

 短期的には、EUR/USDの1.2800レベルをセントラルな・トレーディング・レベルとして、上値・下値に概ね150pips程度のレンジ内(EUR/USDの1.2650アラウンド~1.2950アラウンドで、瞬間風速的なフレ幅も、最下値は、EUR/USDの1.2661レベル、最上値は1.2991レベルを示現してはおりますが)でのプライス・アクションとなっております、、、。

 EUR/USDのプライス・アクションからは、それ程顕著なUSD買い戻しが観測されている(断続的な)わけでは無いように思われますが、、、。

 とは、言いましても、EUR/USDの上値もかなり限定的(下方リスクへの警戒に、上値トライよりも神経質になって)といった、感じもします、、、。

 EUR/USDは、プライスを切上げる場面でも、目先的には25日MA(25日のニューヨーク・マーケットの終盤の時点では、EUR/USDの1.2878レベル)でキャップされているようにもみえますが、いかがでしょうか、、、。

 ちなみに、ICE(インター・コンチネンタル取引所)のUSDインデックス(主要6通貨によるバスケット)のプライスをみましても、先週末(金曜日)のクローズ・ベースでの86.59から、23日のクローズ・ベースでは、87.25まで上昇しているものの、翌24日は(同)86.83(前日比で下落しており)ですので、、、。

 対主要通貨で、一方的な(相対的にUSDの選好度が高まっているのは伺え知れますが)USD高(全面高)商状とまでは、決して言い切れないようにも思えます、、、。

 ですので、足許のEUR/USD等(主要なドル・ストレート・ペア)と、対照的なUSD/JPYの上昇商状を見る限りにおいては、、、。

 目先的には、対USDでの一方的なJPY売り商状でもありますし、、、。

 他方、クロス円の商状も加味すれば、対主要通貨での全面的なJPY安(売り)が進行したプライス・アクションと言えそうです、、、。

 ただし、そのまま、「日本」売り(商状)とまでは、一時的にしても、結論付け(マーケット参加者の気まぐれ的なセンチメントはそんな雰囲気ですが)るまでは依然なってはいないと、私見では考えております、、、。

 しかしながら、これまでの(ロジック的にはもともと説得力が低かった)対主要通貨での安全への逃避先としてのJPY選考(主要株式マーケットのプライスが下落すると、マーケット参加者の連想と脊髄反射的なJPYの買い戻しのリンケージの崩壊)といった連鎖商状が、脆くもワークしなくなっているということは、明らかとなっておりますし、、、。

 もってして(本来、JPY売りの材料には事欠かない中では)JPYを支援する材料は見当たらない上に、後付け講釈も含めて、対主要通貨(特にUSD/JPYやEUR/JPYでは)でJPYを売り戻す(JPYロング・ポジションを圧縮するための)口実探しが活発化しているようです、、、。

 また、本邦の実体経済(財・サーヴィス・マーケット)の一断面として、25日にアナウンスされた本邦1月分の貿易統計(原数値、9526億円の赤字額)を受けての、日銀(BOJ)による実質輸出入(速報)値では、、、。

 実質輸出は、前月比マイナス15.7%(81.3)で、6ヶ月連続の低下であり、2003年6月の81.2以来の低レベルでした、、、。

 実質輸入は、前月比マイナス7.3%(94.9)で3ヶ月連続の低下となりましたので、、、。

 実質貿易収支は、12月分のプラス56.5からマイナス10.6への低下(2002年2月の、マイナス19.4以来)となっております、、、。

 私見では、実質輸出はもとより、実質輸入が100を割ってのマイナスとなっていることには、極めて憂慮しますが、、、。

 やや乱暴な物言いをすれば、貿易収支の赤字額がある程度の増加をみても、輸入額がシッカリして(輸出額の減少に比べ、輸入額が堅調維持ならば、純輸出額は減少するので)いれば、悲観的になり過ぎる事もないかもしれないのですが、、、。

 つまり、国民所得(実質国内総生産)との組み合わせから、純輸出が景気後退により圧迫(下押し)される状況(貿易黒字額の減少若しくは赤字額の増加)にあって、それでもどうにか、内需が底堅く推移しているようである場合の(貿易収支の黒字の減少・赤字の増加になるものの)、体系の収縮の痛みに対して、、、。

 内需の大幅な後退も伴うことになると、ある意味悪い貿易収支の悪化とも思えますので、、、。

 私見では、足許のJPY高による交易条件の改善(対して、限界貯蓄性向の上昇もあるでしょうが)等の効果も見られず、冴えない輸入額(量)の推移(事前予想の1兆円程度の貿易収支の赤字額には至らなかったのは、そのためであると解釈すれば、ま逆の結論にもなりますし=貿易収支の赤字額が大きいほうがまだましといった)が示唆する帰結は、、、。

本邦内需のより一層の冷え込みは(雇用削減・賃金減少等もあり、個人消費後退・景況感の期待の悪化から体系の収縮連鎖のスパイラル)国民所得の水準のさらなる後退を覚悟がせねばならないということでしょう、、、。

ファンダメンタルズだけを取ってみても、いささか性急な商い(ポジションの修正において)にむかうならば、対主要通貨でのJPY買いには、全く妙味(それどころか、アゲインストとなる要因ばかりが、目に付きやすく)がありませんので、、、。

 今週後半にかけても、外為マーケットの主要3通貨のトランザクションにおいて、JPYを巡っては、、、。

ポジション調整の範囲(と限定してしても)であっても、積み上げ過ぎ気味だったJPYロング・ポジションを、最早出来るだけ有利なレベル(コスト的な損失を最小限に)でのJPYの売り戻しの執行から、削って、、、。

 JPYロング・ポジション・キャリーの戦略からは逸早くの撤退と、ならざるを得ない(終了しているかもしれませんが)とは思います(一旦にしろ)、、、。

2009年2月23日

●第342回  「今週は、対主要通貨でのUSD全面高商状が継続するかどうか、興味のあるところです、、、。」

 先週の外為マーケットの主要3通貨の商状からは、、、。

 これまでの、マーケット全般における(他のマーケットからの波及効果として)リスク回避志向の高まる局面(短期的な揺り戻しの繰り返しからの)における、外為マーケットのファッション的なトランザクションからは、、、。

「安全への逃避」通貨として、概ね2強(USDとJPYが)の一角として選考されていたJPYが、ここへきて急激に(一時の気迷いとなるかもしれませんが)色褪せてしまったようでもあります、、、。

よって、対主要通貨でJPYは弱含み商状が顕著となっております(今後も趨勢的な流れとなるかどうかの見極めは、早ければ今週後半までには可能かもしれませんが)、、、。

 目先的には、(ロジカルな考察からは、どうも説得力に疑念があり、私見では合点がいかないものの、理屈は兎も角もマーケットの流れに追随するしかないのでしょうが)安全通貨としてのアドヴァンテージらしきもの(低金利=ファンディング・カレンシーであり、経常収支は縮小傾向にあるとはいへ経常的に黒字国であもある「経済大国」日本の通貨ですので、それなりのJPY需要はあるのでしょうが)から、、、。

リスク・リダクション絡みのポジション調整(主要株式マーケットの価格の下落等に伴う、リスク資産からの一時的にしろアセットのアロケーションから)が誘発される(と言われ、連想される)毎に、、、。

間接的にしろ、対主要通貨ではJPYの買い戻しに帰結するといったトランザクション(安全・質への回避商状の出口として)が、一応は一連のルーティン・ワークとなっていたようでした、、、。

 株式マーケットの(価格の下落によるリスク許容度の低下・資産の圧縮)やよりリスク資産の価格の急落商状と先行きへの懸念はいきおい、いわゆるJPYキャリー・トレードのアン・ワインドといった、(フローを定量的に観測するのは困難で、曖昧さはありますが)理由付けが絶えず発端になっておりました、、、。

マーケット参加者の心理的な連想ゲームにおける、言わば拠り所として突き詰めれば希薄な根拠のみに依存してきいているとも言えなくもない(ある時期からは、脊髄反射的な思考停止も窺わせるような)商いとしての、対主要通貨でのJPYの買い戻し先行も、、、。

同じく安全への逃避通貨(結局は、いずれにしてもUSD買いに安心感があるのでしょうが)となっているUSDとの力関係において、、、。

(米国の経済の運行が極めて悲惨な状況においても、安全資産がUSDや米国財務省証券=トレジャリー、という判断も、長期的には肯定し難い面も多々あると感じなくも無いのですが=結局は、USD買いありきの理由付けなのかもしれませんが、少なからず、米国のオバマ政権の矢継ぎ早の、財政浮揚政策・金融マーケット、システムへの安定策及び住宅ローン債務者への支払支援策等々が、実効性への疑問を積み残しつつも、将来の景気回復へ向けてそこはかとない明るい期待を醸成していることにより、最初に今般の経済危機からの脱出を米国がするといった光明らしきものを手繰り寄せようともしているようですのでで)、、、。

先週のUSD/JPYのプライス・アクションが象徴する如くに、JPYの構造的な脆弱性の露呈と共に、そのニーズ(実需の裏付けのない)の急激な後退が印象付けられた(先週の1週間)とも言えそうでした、、、。

 もってして、対主要通貨で比較的堅調であった、JPYのプライス・アクションの潮目が変わる兆しではないかといった警戒感から、次なる商いへの手掛かりとそれへの待機がすかさず意識されたのも仕方ないことでした、、、。

 その観点からは、足許のUSD/JPYの商状は(JPYにとっては)まさに、正念場といったステージにあるのではないかと思えますが、いかがでしょうか、、、。

 振り返ってみれば、先週明け早々月曜日から翌火曜日にかけての、東京マーケットから欧・米ラウンド(米国マーケットは、プレジデンツ・デーで休場でしたが)における、外為マーケットでのUSD/JPYの商状は、、、。

 USD/JPYの、91円70銭アラウンドでの膠着商状(値動きらしい動きも、殆ど観測されずに)でしたが、、、。

そして翌17日の火曜日の東京マーケットのお昼過ぎの時間帯(オープンから、USD/JPYは上値追い商状となっており)には、一時、USD/JPYは92円74銭レベルの上値を示現するまで、プライスを切上げる場面があったものの、、、。

 その後、東京マーケットの終盤にかけての商いでは、ズルズルと上昇分のプライスを吐き出してしまうと、、、。

 結果的には、USD/JPYの商いのレベルは、往って来い商状といった感じでした、、、。

 火曜日の、欧州・ロンドン勢参入時間帯には、、、。

USD/JPYは92円00銭レベルも割れて、USD/JPYの91円50/60銭レベルでの商いへと回帰してしまっておりました、、、。

 それでも、ロンドン・マーケットの商いが本格化するにしたがって、USD/JPYは堅調な商状(USDの買い戻し)となりました、、、。

 実質的な先週明けの商いのスタートとなった、ニューヨーク勢も、USD/JPYではUSDの買い戻しで参入してきたようでしたので、、、。

 火曜日(17日)のニューヨーク・マーケットの序盤には、USD/JPYは92円台での商いを、容易に回復するといった(USD買いサイドが際立つことを示唆するような)、プライスの再浮上となっておりました、、、。

 その後、オーヴァー・ナイトした水曜日の東京マーケットから、欧州・ロンドン勢参入の時間帯までの商いにおいても、USD/JPYは92円台ミドル・レベルでコジッカリとした商状を継続することとなり、、、。

 18日の、ロンドン・マーケットの序盤での商いからは、USD/JPYはもう一段の上伸に弾みがついた感じのプライス・アクションから、、、。

 ロンドンとニューヨーク・マーケットとの商いが重複する時間帯になる頃には、、、。

USD/JPYは、93円台乗せを示現しておりました、、、。

 そして、ニューヨーク・マーケットの商いが本格化する時間帯には、USD/JPYは93円台ハイ・レベルまで上値を拡大(一時、USD/JPYの93円94銭レベルの上値を示現)した後に、、、。

 USDの買い戻しが、一先ず一服したのか、USD/JPYは93円台60/70銭レベルで小動きとなりましたが、、、。

 さらに、先週末の商いでも、USD/JPYの上値追い商状のモーメンタム(結果論的になりますが、遡れば、1月26日以降のUSD/JPYのプライスが切り上がってくるシークエンスにおけるUSD買いに徐々に拍車がかかったということで)は、確実に維持されてきたまま(加速感もありますが)とも評価できます、、、。

 ただ、東京マーケットのUSD/JPYの商状は(取引のボリュームが大きいでしょうし、本邦実需からの売り買いも交錯しますので)、欧・米ラウンドでのやり過ぎ(オーヴァー・シュートではないまでも、幾分のUSD高フレ)のレベル修正気味の商いとなっていたようでしたが、、、。

 19日の本邦日銀(BOJ)の政策委員会・金融政策決定会合(決定内容は、ディレクティブは現状維持)後の、短期のスペック筋からの、USD/JPYでの上値トライ(USD買い仕掛け)も、失敗に終わり、逆にプライスが引きずり降ろされたようでしたし、、、。

 とは、言いましても、引き続いてのニューヨーク・マーケットのオープンの時間帯には、ややトレーディング・レベルを切上げて、、、。

USD/JPYは、94円20銭アラウンドでの商い(ニューヨーク・マーケットの終盤には、一時、USD/JPYは94円45銭レベルの上値も示現しており)となっておりました、、、。

そして、先週末の金曜日の、ニューヨーク・マーケットのオープンの時間帯まで(週末の大詰めまででしょうか)、USD/JPYは堅調な商状を維持しておりましたが、、、。

20日の金曜日の東京マーケットでのUSD/JPYは94円00銭レベル挟みでの小動きで推移しており、直近高値レベルでの滞空商状でしたし、、、。

 その後の、欧州・ロンドン勢参入からは、幾分、USD/JPYはプライスを削る場面があったものの(USD/JPYの93円56銭レベルでの出合いが、瞬時観測されているようですが)、、、。

 程なくして、USD/JPYは94円30/40銭レベルにプライスを回復して、ニューヨーク勢の本格参入待ちとなりました、、、。

 しかしながら、ニューヨーク・マーケットのお昼前の時間帯からは、一転して、USD/JPYは反落商状となりました、、、。

 ワン・タッチ、USD/JPYは92円49銭レベルの下値を示現するまで、プライスを切り下げました、、、。

 週末の最後の数時間の商いで、USD/JPYのプライスは波乱含みとなりました、、、。

 結局のところ、USD/JPYは93円30/35銭レベルで、ニューヨーク・マーケットをクローズ、越週となっております、、、。

 さて、今週の(目先的=中期的なトレンドを考慮しないでの)USD/JPYのプライス・アクションのビューとしましては、、、。

 USD/JPYは、先々週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースで、65日移動平均(MA)レベルを超えての越週となっておりました、、、。

 私見では(どうやらUSD/JPY上値追い商状を過小評価=軽んじて、いたようでしたが)、USD/JPYの(この時点での)上伸は幾分フェイル気味なプライスの上ブレであって、、、。

翌週初の商い(先週の前半でのことになりますが)では、USD/JPYはプル・バック気味な下落商状となるのではないかと油断した予想をしておりましたが、、、。

 少なくとも、仮にUSD/JPYの上値追い商状が継続するにしても、、、。

先週初における、USD/JPYの手始めの商いにおいては、、、。

一旦は、USD/JPYはプライスを切り下げて(下値堅めが要請されるのではないかといった見方から、軟調商状からの出直りとなっての)ポジション調整を経てからでないと、上昇の再開は無いのではないかと踏んでいたのでしたが、、、。

 しかしながら、USD/JPYはそのままの勢いで、シッカリとプライスを切上げる商状となってしまいました、、、。

 そして、対主要通貨でUSDは、全面高商状といった印象もありましたし、、、。

 ちなみに、ICE(インター・コンチネンタル取引所)の、USDインデックス(主要6通貨のバスケットに対する)のプライスでは、、、。

 18日には、ザラ場で88.25の高値(昨年の11月21日に示現した、88.46以来の高いレベル)まで上昇(クローズでは、87.81)しております、、、。

 19日(木曜日)のニューヨーク・マーケットの商いでは、、、。

USD/JPYは、100日MAレベル(同日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースで、USD/JPYの94円19銭レベル)を上抜けての出合いも観測されるまで、プライスを切上げておりました、、、。

 テクニカル的にも、(やや消極的に判断しても)USD/JPYが、94円60銭アラウンドをクリアーに上抜ける商状となれば、USD/JPYの上値追い商状がさらに加速して、もう一段の上伸が現実味を帯びてきそうですが、、、。

 とは、言いましても、先週中の(1週間に限っての)USD/JPYの上昇のピッチの早さに、違和感が無いわけでもなく、、、。

 私見では、USD/JPYのダウン・トレンドの転換(その前兆も)を、現状では判然としないというところが、正直な感想ですが、、、。

 いずれにしろ、USD/JPYの下値リスクが後退し(JPY売りの流れが、目先的には定着してきておりますので)、突発的なUSD/JPYの反落・急落商状となることは(密かには心待ちしつつ)、にわかには想定出来ないのも正直なところでもあります、、、。

 しかしながら、私見では、65日MAレベル(先週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの91円40銭レベル)を、いずれ割れて、軟調商状に回帰するといったビューは維持したままではあります、、、。

 ただ、金融システム(特に欧・米マーケットにおける)不安等が蒸し返される(大手の金融機関の資金繰りの逼迫が明らかになるなどの現実化も)ことによる撹乱要因も排除できませんが、消去法的には対主要通貨で選考される(買い進められる)通貨は、USDに集中することにはなるでしょう、、、。

 他方、EUR/USDの商状は、、、。

 先週初早々のEUR/USDの出合いは(前週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースのEUR/USDの1.2860アラウンドから)ギャップ・ダウンしての、、、。

EUR/USDの1.2790アラウンド観測であったようでしたが、、、。

 その後、地球1周の間は、EUR/USDは1.2780レベル挟みで膠着商状といった感じでしたが、、、。

 17日(火曜日)の東京マーケットの序盤の時間帯に、EUR/USDは1.2700レベルを一気に下抜けてからの下落商状となると、、、。

 EUR/USDは、断続的に下値を切り下げる商状から、、、。

 ニューヨーク・マーケットの序盤での商いでは、EUR/USDは1.2600レベルも割れての商いとなっておりました、、、。

 それ以降、先週央のEUR/USDの商状は、、、。

EUR/USDの1.2600レベルを挟んで、下値リスクに神経質(18日のニューヨーク・マーケットの商いが本格化する時間帯であり、ロンドン・タイムではフィクシングの時間帯にはEUR/USDは、1.2512レベルの下値を示現するまで、プライスを切り下げる場面もありましたが)になっての商状でしたが、、、。

 週末の接近とともに、木曜日のロンドン・マーケットの序盤からは、一転して、EUR/USDは失ったプライスを取り戻す商状となリました、、、。

 東欧新興諸国の金融危機(東欧諸国におけるエクスポージャーを主に抱えるユーロ圏諸国の金融機関を対象にした格付け会社の警告=子会社である東欧の金融機関の資金繰りの困窮)・ユーロ圏諸国のソブリン格下げ懸念等といった、EURを圧迫するネガティヴ要因が、一旦、緩和したこともあってのことのようですが、、、。

 19日の欧州・ロンドン勢参入時間帯のEUR/USDは、1.2580アラウンドから、スルスルとプライスを切上げて、、、。

 ニューヨーク勢が参入する時間帯には、EUR/USDは1.2760アラウンドまで、EURが買い戻される(上昇)といったプライス・アクションとなっておりました、、、。

 しかしながら、EUR/USDの先週初からの下落商状が、(自立反発気味に)反転した感じでの上値追いも短時間で合えなく息切れとなったようでしたので、、、。

 結局、EUR/USDは1.27台での滞空が維持出来ずに跳ね返される商状となって、そのままズルズルとプライスを切り下げて、週末金曜日の商いとなりました、、、。

 先週金曜日(20日)の欧州・ロンドン勢参入時間帯のEUR/USDは1.2600レベルを挟んでの軟調商状でしたが、、、。

 しかしながら、(USD/JPYでの急落商状同様に)ニューヨーク・マーケットの午後から終盤にかけて、EUR/USDでのEURの買い戻しから、急伸商状となリました、、、。

 マーケット参加者の(USDロング・ポジションの)不意を突いたような、プライス・アクション(EUR/USDの急騰)といった感も否めませんでしたが、、、。

 その分、(ニューヨーク・マーケットの週末閑散商いも影響してか)EUR/USDの(EURの)ショート・カヴァーからの反発が増幅されたこともあるようで、、、。

 タイト・ストップ設定観測レベルであった、EUR/USDの1.2650アラウンドを引っ掛けての上抜け商状となって(ニューヨーク・マーケットのオープンの時間帯に、瞬時示現した、EUR/USDの1.2556レベルから)、、、。

 一気に、EUR/USDは1.28台ハイ・レベルまでプライスを切上げることになりました、、、。

 結局、週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースのEUR/USDは1.2825/30レベルで越週となっております、、、。

 今週からの、主要3通貨の商状についての相対的なビューとしましては、、、。

 私見では、中期的なダウン・トレンド・ビューに修正が迫られるのかどうかというテーマにおいては、USD/JPYのプライス・アクションがとりわけ気になるところです、、、。

 USD/JPYは65日MAレベルからは跳ね返されて(上抜けを確実にしないままで)の越週とはなっておりますが、微妙なレベルでもあるとも思えますので、、、。

 目先的に、USD/JPYがこのまま上値追い商状が、ある程度継続するのかどうか、、、。

 そうであれば、USD/JPYは中期的なトレンドのアップ・サイドへの転換の明確化に舵を切ることになるのでしょうか、、、。

 USD/JPYにおいての、JPY買いの理由付け(=幾分強引な印象もかねてからありましたが)の有効性が剥げ落ちてしまったことには、違いなさそうですし、、、。

 他方、本邦の財政政策のモタツキ感(並びに政治的な混迷も)は、特に青い目のマーケット・プレーヤーからは嫌われる(JPYの買い戻しが敬遠される材料となるでしょうし)要因でしょうし、、、。

 ちなみに、本邦のソブリンCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)のスプレッドは、ジリジリと上昇しててきて、足許、高止まりしたままのようでもあります、、、。

 その他需給要因(欧・米系のプレーヤーのリ・パトリの他、本邦の機関投資家からもJPY高メリットを意識したり、長期金利のスプレッド面等から、外債への資金供給意欲が前倒しで強まっているようでうそで)からの分析も、マーケットでは話題にもなっておりますので、、、。

 いずれも、USD/JPYにおいて、JPY買い戻しの材料は見当たらない(対主要通貨で、USDの買い戻しのインセンティヴは、豊富化しつつあるようにも見かけ上は思えますが)ようです、、、。

 今週初のUSD/JPYのプライス・アクションには、(中期的なスパンでのビューを再構築若しくは再確認する上から)見極め処に差しかかってもいるかもしれませんので、先入観を捨てた冷静でニュートラルな視座からのウォッチを心がけたいと思っております、、、。

2009年2月16日

●第341回 「先週末の外為マーケットの商状には、波乱は無かったようでした、、、。」

※今回(2月19日)の『外為オタクの視点・論点』は、筆者都合により休載いたします。

 先週後半の外為マーケットの商状も、最近の流れを引き継いで、、、。

 全般的な商いにおいては、リスク・リダクション(安全通貨への断続的な回帰といった)を相当程度意識しつつ、、、。
時折、(グローバルな景気後退に関する商いへの織り込みは充分進んでしまっているでしょうから、ネガティブなデータや材料への感応度は鈍くなっているでしょうが、その半面では、景気の改善に結びつきそうな情報にはセンチメントが一時的にしろ上向く感じでもありますので)リスク選考的なポジション・メークといったトランザクションが相変わらず垣間見られる(アン・ワインドも早いようですが)といった感じでしたが、、、。

 ですので、先週末にかけて(米国では、3連休となりますし、他方、7ヶ国財務相・中央銀行総裁会議=G7も開催されますので)は、ポジション調整絡みの商いからは、全般的な通貨に対して、USDとJPYが概ね買い戻される商状とはなったようでした、、、。

 どうやら、G7の(ステート・メントや討議の内容等々)結果からは、週明け早々のマーケットの商状への影響は、殆ど無さそうですが、どうでしょうか、、、。

 他方、本邦では、月曜日のマーケッットの商いが本格化する前に、昨年4Qの実質経済成長率のアナウンスが予定されており、極めて悪い数字(マイナス幅が)が事前予想となっていることから、一時的にマーケット全般において荒れ模様な商状となることも覚悟されていましたが、、、。

 外為マーケットの商状においては、特に、先週末からの越週においては、ポジションの圧縮が通常(週末)よりも、幾分積極的に行われた印象もありましたが、、、。

 EUR/USDの商状は、、、。

 先週初から、EUR/USDのプライス・アクションは、(ややワイドにみての、EUR/USDの1.3100レベル~1.2700レベル)目先的なレンジ内にキッチリ収まったままで推移していたようでした、、、。

 幾分、プライスの(上値・下値双方への)フレ幅が落ち着いてきてもおりましたが、、、。

 さりとて、レンジ・ブレークのエネルギーを蓄積しているとも、私見ではにわかには感じ取れるまでにはなってもおりませんでした、、、。

それでも、EUR/USDは、1.2900レベル挟みの商いへと、一旦は収束してきているようにも思えなくもありませんが、、、。

 ここ最近の、EUR/USDのプライス・アクション(特に、ダウン・サイドの)につきましては、、、。

 先月の下旬(1月の23日頃からの)以降、EUR/USDの1.27台ミドル・レベルからの下値には、プライスが走らなくなっても居りますが、、、。

 瞬間風速的にしろ、EUR/USDが1.2700レベルを割れての出合いが示現しているタイミングは、何度かあったと思ってもいるのですが、、、。

 EUR/USDが下値を切り下げていく場面で、EUR売りでの追随オーダーのアマウントが不足気味なのか(下値追いが継続しないということで)、タームズ・カレンシー・サイドのUSDの(米国の財政・金融政策案の進展状況の確認や、ニューヨーク株式市場の乱高下商状に連れた)需給要因にかなり影響されているのでしょうか、、、。

 私見では、どうも不可解と言ってしまえば大袈裟ですが、プライス・アクションに歪みのようなものを感じ取れなくもないのですが、、、。

 どうも、EUR/USDの1.27台へのDipからは、結構、執拗なEUR買いオーダーが待機しているようにも思えてなりませんが、訝りすぎた見方でしょうか、、、。

 すでにEUR/USDは、1.2700レベルをセントラル・レベルとして、トレーディング・レンジをもう一段切り下げての商いへと移行していてもおかしくは無い頃合でもあるといった、私見でのビューを持っているのですが、、、、。

 従来のビューを修正するにしましても、EUR/USDが、足許の軟調商状の下値メド(限定的な)を(EUR/USDの1.27台ロウ・レベルで)確認出来てもいないように思えますし、、、。

それ以前に、EUR/USDの1.2800レベル挟みでの商いは、当面の下値堅めといった(EURの買い戻しに転換するといった興味において、それなりの見極めとなるような、底打ちの見極めが)商状は見受けられないようですし、、、。

よって、Buy on The Dipsにしたところで、EUR/USDでのEUR買いへの積極的なロング・ポジション・エントリー意欲も見当たらないまま、月初から通過してきているとしか思えてなりません、、、。

 いずれにしろ、目先的なEUR/USDのプライス・アクションの(モーメンタムの度合いも含めて)方向性には、大変興味があるとともに、警戒も怠れない(下値リスクへの)と思っております、、、。

 先週末の金曜日のEUR/USDの商状からは、、、。

 東京マーケットの午後の商いから、ロンドン・マーケットのオープンの時間帯にかけて、、、。

EUR/USDは、1.29台ロウ・レベルからミドル・レベルの(私見での、目先的なレンジのセントラル・レベルですので、ポジション的にはニュートラルな)ゾーンでの出合いとなっておりましたので、、、。

週末ということもあり、このまま膠着商状でウィーク・エンド入りといったことになろうかとも思えた(緊張感も一抹の緩みの時期といったことで)のでしたが、、、。

 しかしながら、ロンドン・マーケットの商いが本格化すると、EUR/USDはやや弱含む商状から、、、。

 一旦、EUR/USDは1.2820レベルの下値を示現するまでプライスを切り下げました、、、。

 ただその後、ニューヨーク勢が参入してきて、、、。

ニューヨーク・マーケットでの商いが(ロンドン・マーケットとニューヨーク・マーケットの商いがオーヴァー・ラップして)厚みを増してくるはずの(3連休前の週末ですし、G7開催を待つ時間帯でもありますので、様子見ムードも強く、マーケット参加者の頭数が揃ったところで、商いは手控え気味だったでしょうが)時間帯からは、、、。

EUR/USDは、欧州・ロンドン勢参入から削っていたプライスを、取り戻す商状となリ、、、。

 結局、ニューヨーク・マーケットの終盤での商いでは、EUR/USDは1.2900レベル挟みで小動きとなったようでした、、、。

 先週末の、ニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでのEUR/USDは、クローズ直前の駆け込み的なEUR売り戻しオーダーを吸収した影響なのでしょうか、、、。

ズルッとプライスを下げて、EUR/USDの1.2860/65レベルで越週となっております、、、。

 他方、USD/JPYの商状は、、、。

 一応、主要通貨のなかでは、安全への逃避通貨としての選好度からすると、USDとJPYは2強といった見方も出来るのかもしれませんが、、、。

 ですので、綱引き状態といった感のある、USD/JPYの商状(上値・下値に動き辛い)でもあるのですが、、、。

それでも、どちらかと言うならば、JPY買いが先行しがちの場面が目立つようでもありますが、総合評価では、一進一退といったところになるのでしょうか、、、。

とは、言いましても、米国経済のファンダメンタルズや金融システム・リスクから強大な軍事的なプレゼンスまでを勘案すれば、最終的にはUSDのアドバンテージは、依然として揺ぎ無いものであることには異を挟む分にはいきそうもありませんので、、、。

過大評価にしろ、いかなる理由付け(合理的でなトレンドや、キャリー・トレードのアン・ワインドといった)にしろ、JPYが(消極的ながら)消去法的に買い進められ、JPY高にフレる前提条件は限られていることも確かであるとも思えます、、、。

そんな観点からしますと、(私見では依然として、USD/JPYのヒストリカル・ロウ・レベルの示現を期待しておりますが)USD/JPYのダウン・トレンドの継続の命脈は心許ないのかもしれませんが、半面では軽んじてもいけないのではないでしょうか、、、。、

 私見では、USD/JPYも(足許の下値のクリティカルなレベルとして)90円00銭レベルをクリアーに下抜けるような商状にはなかなかならず、、、。

 USD/JPYの下値メドとして、超・短期的には5日移動平均(MA)レベル(先週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの89円99銭レベル)での攻防となっているようでもあります、、、。

 USD/JPYの下値トライも相当モタツイテいる(私見では、タイミング次第で、5日MAレベルは、容易に下抜ける商状となると思っておりましたので)ような印象がしてなりませんが、、、。

 先週のUSD/JPYの商状からは、、、。

週明けの、USD/JPYの92円台ロウ・レベルの商いから、週央にかけて、ジリジリとプライスを削る商状となって、、、。

 何度と無く、USD/JPYは90円00銭レベルを割れて(89円台ハイ・レベルでの)の出合いも観測されたものの、、、。

結局のところ、USD/JPYは80円台での商いで、定着するようなことにはなりませんでした、、、。

 先週末金曜日の商状では、、、。

東京マーケットから欧・米ラウンドを経過する、ほぼ一方通行での、USD/JPYの上伸により(東京マーケットの序盤での、USD/JPYの90円50/60銭レベルから)、、、。

 ニューヨーク・マーケットの商いが本格化する時間帯には、USD/JPYは92円台乗せを窺わせるまで、プライスを切上げておりました、、、。

 その後もニューヨーク・マーケットの終盤(3連休前ということもあり、債券マーケット等は短縮取引でしたし、外為マーケットにおいても、通常の週末以上に閑散商いあったのでしょうが)にかけても、、、。

USD/JPYはコジッカリとプライスを維持したままで、、、。

 ニューヨーク・マーケットの、週末金曜日のクローズ・ベースのUSD/JPYは、91円85/90銭レベル(92円台のクローズとなっているデータもあり)で、越週となっております、、、。

 結局、USD/JPYは先週初のレベルへ、1週間のタームでは往って来い商状と言った感じでもありました、、、。

 また、USD/JPYは、65日MAレベル(先週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースで、USD/JPYの91円69銭レベル)を超える水準にまで、プライスを戻しての越週でもありますが、、、。

 ですので、私見では(あくまでもUSD/JPYの下値トライをベースにしたビューからなので)、今週初のUSD/JPYの商いは(ポジション的には、プライスのフレ具合・動き易く=軽く、することを意図することからも)、目先の発射台として適当と目される、USD/JPYの91円00銭レベルの商いへと、、、。

 一旦は、プル・バックしてから(細かく言えば、USD/JPYの90円80/90銭レベルが起点として最適なのでは)、USD/JPYは上値・下値へといずれにも軽い値動きで展開できるような体勢を整えるのが有効なトランザクションとなるのではないかと思えますが(マーケット参加者大勢のポジション・メークに興味のあるところですが)、いかがでしょうか、、、。

2009年2月12日

●第340回 「今週末から越週しての外為マーケットの商状は、撹乱されることもありえそうですが、、、。」

 今週明けからの、主要3通貨の商状は、、、。

 やはりと言いましょうか、USD/JPYは冴えないプライス・アクションといった感じで(先週末の勢いをそのまま週初にも持ち越して、上値を切上げるといったUSD/JPY強気派的期待は叶わなかったのか)、、、。

USD/JPYのもう一段の上値を狙ったオーダーも、早くも(追随してUSDを買い進めるよりも、もう一拍様子見=上伸へのモーメンタムの見極め、といったスタンスが先行したようでもあり)息切れ気味といった印象でした、、、。

 とは、言いましても、USD/JPYの商状には、私見では、明確な方向感が乏しい上に、(プライスを切上げるにしても)メリハリがないプライス・アクションといったように思え、USD買いにある程度の確信めいたものを感じることが殆ど出来ないように思えます、、、。

 ですので、短期的な値鞘取りを目論んでのポジション・メークにしても、リスクとの兼ね合いではワークし辛い(プライスの方向性といった狙いは正解でも、計画する商いのターム内におけるプライス・アクションが小動きであるということにもなりますので)といったことは、否めなかった感じもありますが、いかがでしょうか、、、。

 USD/JPYは、週明け早々の東京マーケットのオープン前の時間帯に、ワン・タッチUSD/JPYの92円42銭レベルの上値を示現するものの、、、。

 結局は、USD/JPYは92円00銭アラウンドでの滞空が維持出来ず、振り落とされてからは反落気味の商状から、、、。

 月曜日の東京マーケットの終盤にかけて、ズルズルとプライスを切り下げ(一時、USD/JPYの90円87銭レベルの下値を示現し、週央にかけては、一旦下げ渋るかにも思えましたが)る商状となりました、、、。

 その後、欧州・ロンドン勢参入の時間帯には、(USD/JPYの91円10/20銭レベルから)やや持ち直す商状となリ、、、。

 ロンドン・マーケットでの商いが本格化し、ニューヨーク勢が参入する時間帯からは(ニューヨーク・マーケットでの商いにおいては、幾分堅調な商状を取り戻しつつあるようにも見受けられ)、、、。

USD/JPYは、91円台ミドル・レベルでの揉み合い商状と言った感じでしたが、、、。

 週明け月曜日は、特段注目されるような経済指標のアナウンスは予定されておりませんでしたし(水曜日は、本邦マーケットは休場でもありますし)、、、。

 他方、米国の財政刺激政関連法(景気対策)案や(新)金融安定化策等の公表も(連邦議会での審議・採決への手続き等も、雇用後退の更なる悪化等を受けて成案が促進されるといった観測を背景にしたところでも、手放しで順調であるとは言い切れない様子でもあり)、幾分のバタツキ、モタツキが(不透明感とまではいかないまでも、マーケットのセンチメントの改善を冷やしかねない逆効果であることには違いないでしょうし、冷静かつ鷹揚にマーケット参加者が何時までも待ちの体勢・耐性が持つかどうか、時間との勝負ともなろうかと懸念しますが)や、会見日時の延期等もあったりもしましたが、、、。

 翌火曜日の東京マーケットのUSD/JPYの商いにおきましても、、、。

USD/JPYは、91円台ロウ・レベル~ミドル・レベルでの揉み合い商状といったところでした、、、。

 私見では、今週初のUSD/JPYの91円台ハイ・レベルから上値での商状をウォッチする限りにおいては、、、。

 意外に、本邦実需筋(輸出企業)からは、USD/JPYの戻り上値レベルを捉えた、USD売り・JPY転意欲も(早めに)あって、それなりのアマウント(マーケットのカスタマー担当の観測では、それほどでもないのではないかといった事前の見方も囁かれていたようでしたが)でのオーダーが観測されていた様でもありましたので、、、。

 先週末から、(私見では、脆弱な根拠に基づく、希望的観測でしかないと思えましたが)USD/JPYの強気筋が囃し立てていた、USD/JPYの継続的な上伸が、週初から際立つような商状にはならなかった(その関係・思惑から先行させて待機していたポジションはワークせず、残念でした)ようでした、、、。

 やはり、私見ではUSD/JPYのダウン・トレンド継続の分水嶺としての、クリティカルなラインと見立てている、65日移動平均(MA)レベル(9日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでUSD/JPYの92円08銭レベル)を極めて重視しますが、、、。

依然として、クリアーにUSD/JPYが上抜ける商状には、現状は至っていないといったことのようでした、、、。

それどころか、65日MA(10日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの91円95銭レベル9レベルに、キッチリと上値をキャップ(週明けの月曜、火曜のプライス・アクションが象徴するように)されて、跳ね返されているようにも見えますが、いかがでしょうか、、、。

ただ、昨日のロンドン・マーケットの序盤で、USD/JPYは89円68銭レベルの下値を瞬時示現してもおりますが、、、。

USD/JPYの25日MA(11日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースで、USD/JPYの89円95銭レベルで下向き)レベルで、USD/JPYの下値もなんとか下げ渋っているようでもありますので、、、。

USD/JPYの90円00銭レベルに、オプション(OP)の設定観測もあるようですので、それなりのマグネット・エフェクトもあるのでしょうか、、、。

本日の、オセアニア・マーケットにブックしてからのUSD/JPYは、90円40銭アラウンドで膠着感をともなっての出合いとなっているようでした、、、。

 他方、EUR/USDの商状は、、、。

 EUR/USDは、先週央からの短期的な(足許の)レンジ内でのフレ=上値・下値に往って来い商状、と言った感じでした、、、。

EUR/USDのプライス・アクションはからは、キチッとレンジの上限レベル、下限レベルで止められ・反転するといった(=私見での経験則からすると、EUR/USDのプライス・アクションの「クセ」としては、オーヴァー・ランし易いといったこともあるのですが)、意外感のない商状といったところでした、、、。

 先週央からの、プライス・アクションの軌跡を追ってみますと、、、。

 一先ず、EUR/USDは下限レベルを、EUR/USDの1.2800レベル挟み(割れても、EUR/USDの1.27台ロウ・レベル~ミドル・レベル=オーヴァー・ランのバッファー・ゾーンといったところでしょうか)として、、、。

対する、上限レベルとしましては、EUR/USDの1.3100レベル手前までとして見立てれば、、、。

 週明け早々の東京マーケットから欧州ラウンドにかけてのEUR/USDの商状からは、、、。

短期的なレンジのセントラル・レベルと言ってよさそうな(ポジションの傾きからも、短期のスペック筋等はほぼニュートラルなレベルになるのではないかと推測しますので、その意味では、上値・下値のどちらにも振ることが出来る管制高地的なレベルでしょうか)、EUR/USDの1.29台ロウ・レベル~ミドル・レベルで売り買い交錯商状でのスタートでした、、、。

 引き続いての、(月曜日)ニューヨーク・マーケットの序盤での商いに向けて、EUR/USDは順調な上値追い商状となって、、、。

 その後、ニューヨーク・タイムのOPカットの時間を通過する時間帯には、、、。

EUR/USDは、1.30台ミドル・レベルでの商い(ワン・タッチEUR/USDの1.3093レベルの上値を示現)となりました、、、。

 私見では、EUR/USDは25日MAレベル(その時点の概算値で、EUR/USDの1.3120アラウンドでしたが)に、タッチするまで上値を伸ばすかどうか、目先的には興味のあるところでもありましたが、、、。

 結局は、月曜日のニューヨーク・マーケットの午後の商いでは、EUR/USDはそれまでのEUR/USDの1.3050アラウンドでから一気にプライスを吐き出す商状となリ、、、。

 オーヴァー・ナイトしての東京マーケットのオープン前の時間帯での出合いでは、EUR/USDの1.2950/60レベルへと、100pips程度プライスを削っておりました、、、。

 その後、東京マーケットでEUR/USDの商いが旺盛となっても、EUR/USDは下げ止まる商状とはならず、、、。

 東京タイムのお昼の時間帯には、EUR/USDは1.2809レベルの下値を示現するまで下落しておりました、、、。

 そして、早出の欧州・ロンドン勢の参入を待つ間、EUR/USDは1.28台ロウ・レベルで弱含んだ商状のままでしたが、、、。

 東京タイムに取沙汰され始めた、ロシアが民間の債務の返済繰り延べ交渉(主に対欧州系の銀行に)要請するのではないかといった観測報道(ロンドン・タイムには、ロシアの銀行が、対外債務再編のためにロシア政府へ調整の依頼をしたことが確認されたようですが)、に、EUR/USDの商いは振り回されたようでもあり、、、。

 欧州ラウンドの金融マーケットの混乱に拍車をかける(ロシアの金融機関のデフォルト=新たなロシア危機、連鎖しての東欧新興諸国からのキャピタル・フライトも)要因として神経質にもなりますし、、、。

 ただし不確定情報が錯綜したこともありましたし、、、。

さすがに、超・短期的なニュートラル・レベルを切ってプライスを下げて(幾分の加速感も伴って)EUR/USDが軟調商状となっていることから、、、。

欧州・ロンドン勢は、(思惑先行や、ポジション的な妙味も意識したのか)EUR/USDでは、EURの買い戻しを先行させての参入となったようでした、、、。

 ですので、EUR/USDは、1.29台ロウ・レベルまで幾分プライスを回復しての商いとなって、ロンドン・マーケットにブックした感じでしたが、、、。

 10日の、ニューヨーク・マーケットのお昼頃(OPカットの時間帯を跨いで、その後のロンドン・マーケットのフィクシング・タイムの通過もあり)の商いでは、、、。

 ガイトナー財務長官の(新)金融安定化策の説明記者会見等も瞥見しつつですが、、、。

 一時的に、EUR/USDは1.3050/60レベルでの出合いまでプライスを切上げる場面もとなっていたものの、、、。

 予定通りの反落とでも申しましょうか、EUR/USDは目先的なレンジの上限レベルまでの上昇で、EURの買い戻しも一巡感が強まり、、、。

 ニューヨーク・マーケットの午後の時間帯の商いでは、レンジの下限レベル目指して、ほぼ一方的にプライスを削っております、、、。

 昨日(11日)の、東京マーケットから、欧・米ラウンドでのEUR/USDの商状からは、幾分(上値レベルと下値レベルが、EUR/USDの1.2998レベル~1.2832レベルで)プライスのフレ幅が圧縮されていた感じで、、、。

 本日の、オセアニア・マーケットでのEUR/USDは、1.2900レベル挟みでの商いとなっております、、、。

 とは、言いましても、EUR/USDのプライスのフレ幅には、今後注視する必要もあろうかとも(ボラタイルなプライス・アクションの前触れ=リスクを示唆として)思わなくもありませんが、、、。

ただ、EUR/USDは(ポジション調整が済んだだけで)超・短期的なニュートラル・レベル(レンジの・セントラル・ゾーンへと)に回帰しでただけであるとだけと、私見では判断しておりますので、、、。

その観点からは、ポジションが(短期的なトランザクションに照らして鑑みれば、フット・ワークが極めて良いという意味から)軽くなった(=値動きも)だけであるとも言えそうですので、、、。

 ここから、改めに、EUR/USDは上値・下値どちらの方向にも、目先的なレンジの限界までプライスがフレ易くなっていると思えますが、、、。

 他方、10日に公表された、米国財務省の「金融安定化策(finanncial Stability Plan)」には、マーケットの大勢の受け止め方そのままに、極めて失望させられる内容であった(実質的な内容があったのかどうかも疑わしいですし)印象です、、、。

 オバマ新政権における、(経済危機への対策を主眼とした)経済スタッフ(議会の同意人事による閣僚、その他のウエスト・ウィング双方の)に選任された(初期的な人事でしかないと、私見では見ており、今後早い時期に、新進気鋭の人物が登場してくる=隠し玉とでも言える、と予感しますが)往年のビッグ・ネームの面々から、勢い連想される、極めて高い(くしてしまった、どうしょうもない)期待感が剥げる(昔の天才にしても、新規で革新的なマーケット参加者を唸らせるような妙案はそうそう提出できないのは、分かりきっていることですが、そこはかとなく何かあると思ったのか)のも仕方が無いことではあると、冷静に受け止めるべきでしょうが、、、。

 とは、言いましても、有能な経済スタッフ(キャリアー、手腕ともに)の一人である、ガイトナー財務長官のもとで取りまとめられ、ある意味(時間的な制約があったことを考慮しても)鳴り物入りで表明された、今回の「金融安定化策」は、どうでしょうか、、、?

 私見では、いささかお粗末ではないかと期って捨てるしかないと思えますが、、、。

 トレジャリーの公式発表によりますと、、、。

 ガイトナー財務長官の会見のコメントから、締めの前の決意表明的なワードを抜粋してみますと、、、。

「But I want to be candid:」
「this strategy will cost money, involve risk, and take time.」
「As costly as this effort may be, we know that the cost of a complete collapse of our financial system would be incalculable for families, for businesses and for our nation.」
「We will have to adapt our program as conditions change.」
「We will have to try things we've never tried before.」
「We will make mistakes.」
「We will go through periods in which things get worse and progress is uneven or interrupted.」

以前にトライしていないことを、試みなくてはならないとまでコメントしていますが、、、。

何故か、説得力も無く、タメ息混じりの失望が、マーケット参加者からは聞こえてきそうな浅薄なコメントでしか(今のところは)無い感じですし、、、。

 そんなことよりも、実効性を予感させるより具体的なアクション・プログラムを提示して欲しかった(詳細が不明確過ぎで、実務家といった評価されていたガイトナー氏とも思えない)と思えてなりませんし、先行きの不透明感についてもポジティブな判断材料(金融システムの安定化の下支えになるかどうかの見極めが出来ようもない程度の概要でしかないようですので)とは、無り得ないのではないでしょうか、、、。

 マーケットの商状全般における、ファースト・リアクションとしましては、、、。

 やはり、安全資産への逃避(株式等リスク資産売り/国債買い戻し)といったトランザクションが、顕著となったようでした、、、。

 米国の財務省証券(トレジャリー)の商状等は、ここ最近ではトレジャリーの価格が急降下気味であったものが、、、。

 2年物トレジャリーの、ベンチ・マーク・イールドは前日(9日)に比べて、(ニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは)約マイナス11bpの0.9%レベル、10年物トレジャリーも同、約マイナス16bpの2.82%レベルまで、結構な低下となっております、、、。

 いずれにしましても、マーケットの商状が、金融安定化策や景気刺激策について、何らかの審判を下すことになるのでしょう、、、。

 目先的には、今週末(13日・14日、ローマ)の7ヶ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)も(必要以上の警戒感は無いものの)気がかりな面もありますし、、、。

 他方、米国連邦議会上・下両院でそれぞれ可決した景気対策法案の一本化にもメドがたって、プレジデンツ・デー(来週月曜日の休日)前には、オバマ大統領もサイン出来そうな見込みでもありますが、、、。

 G7イベント明けの来週初の月曜日は、米国マーケットは休場(3連休)ともなり、マーケットの商いには微妙なニュアンスもありそうですので、、、。

 来週の外為マーケットの商状には、なにやら、波乱含みとなりそうなイヤな予感がするのですが、どうでしょうか、、、。

2009年2月 9日

●第339回 「米国の雇用統計のアナウンスをコナシテ、景気刺激政策の内容は如何に、、、。」

 先週後半にかけての、イベントを通過しての外為マーケットの主要3通貨の商状は、、、。

 5日のECB定例理事会(同じく、主要通貨=GBP圏の、イングランド銀行=BOEの金融政策委員会=MPC、も同日に開催され、政策金利=バンク・レートの50bpの利下げ=1.00%へ、が事前の予想通りに決定されましたが、来月のMPCでの追加利下げの可能性はかなり低下したようでもあります、加えてECBに比べてBOEの金融緩和=景気刺激、金融システム支援策、は景気回復を先行させるといった期待の形成を惹起したために、マーケット参加者に好感され、足許の景況感が極めて悪い中でも前向きな評価となっているようでしたが)を通過して、週末の米国の雇用統計のアナウンス待ちの、極めて手掛け辛い時間帯となり、、。

 EUR/USDの商状は(やはり、週末に控える米国の雇用統計の結果を見極めようといったモチベーションが直接影響する通貨ぺアでしょうから)、商い手控えから、膠着商状と言った印象でした、、、。

 ECB理事会前の東京マーケットの時間帯からですが、EUR/USDは1.2820/30レベルで膠着感を強めた商いとなっておりました、、、。

 その後、ECB理事会の結果を受けても、、、。

 一時的に、EUR/USDは上値、下値にボラタイル気味にフレる商状とはなるものの、、、。

ニューヨーク・マーケットでの商い(雇用統計前までの、欧・米の主要経済指標等の消化が一通り済んでしまった感じで)も終盤に差し掛かる時間帯になると、すっかり落ち着きを取り戻したようでしたので、、。

 結局、EUR/USDは1.2800レベルを割れるまで、弱含む商状となり、極めて値動きも乏しくなりました、、、。

 そして、オーヴァー・ナイトして、金曜日の東京マーケット(オセアニア・タイムに積極的にオーダーを入れるインセンティヴも無いでしょうし)では、EUR/USDは1.2780アラウンドで(最大幅でも)40pips程度の値幅での出合いでしかないようでした、、、。

 他方、USD/JPYの商状は、、、。

 週初からの、超・短期のレンジ内(USD/JPYの89円00銭レベル~90円00銭レベルといった、コアな100pipsのゾーンに収束しての)でのプライス・アクションのまま、ECB理事会(特段、USD/JPYの商いを引っ張る程の材料には無らなかったような印象でしたが)の通過まで推移しましたが、、、。

 USD/JPYの商いの背景となる主要通貨のプライス・アクション(間接的な連関を想定しての)からみて、、、。

USDストレートのEUR/USDのプライス・アクションが限定的であることと、クロス円であるEUR/JPYが割合と堅調商状(4日の欧州・ロンドン勢参入時間帯にかかる頃合でもある、東京マーケットの午後の商いでは、EUR/JPYは117円台乗せ示現までプライスを切上げておりましたし、その後、EUR/JPYの114円台ロウ・レベルまでの反落気味の商状となるものの、EUR/JPYは115円00銭レベル挟みで、底堅い商状から、下値が限定的といった幾分の安心感もあってか、EUR/JPYは再度、上伸する商状となリましたので)であったことから(6日の、ニューヨーク・マーケットのお昼過ぎの時間帯には、ワン・タッチながらEUR/JPYは118円88銭レベルの戻り高値レベルを示現してもおりますので)、、、。

よって、EUR/USDではUSD買いがコジッカリとしているのに対して、EUR/JPYのプライスがバランスを取ってしまうような関係(EUR/USDのプライスとEUR/JPYのプライスから、裁定されることからも)となってもいたようで、、、。

結果的に、USD/JPYのプライスは、売り買い交錯商状に呑み込まれて動きが鈍ってしまうことにもなったようでした、、、。

 特に下値サイドにUSD/JPYのプライス・アクションが限定的になったように、私見では感じておりましたので、上値にフレることへの警戒感が意識されると、、、。

 5日のロンドン・マーケットの序盤の商いまで、USD/JPYは89円50銭レベル挟みでの揉み合い商状であったものが、、、。

 その後、ロンドン・マーケットの商いが本格化して、さらにはニューヨーク・マーケットの商いがオーヴァー・ラップする時間帯になるに従って、USD/JPYはジリジリと上昇(USD買い戻しが)が加速すると、、、。

 ニューヨーク・タイムのオプション(OP)カットを通過する時間帯以降には、USD/JPYは急騰する商状となリました、、、。

 瞬時、USD/JPYは92円23銭レベルの上値での出合いも観測されました、、、。

 USD/JPYの商状は、ここ最近では上昇する局面では、かなり短時間でプライスを切上げている(ほぼ地球1周の時間を要するだけで)ようになっていると、私見では思えますが、、、。

 5日のニューヨーク・マーケットの商いの時間帯だけで、、、。

USD/JPYは89円台ハイ・レベルから、一気に91円台ハイ・レベルでの商いまでトレーディング・レベルを(一時的にしろ)、約200pisの値幅で切上げたことになり、、、。

 USD/JPYの65日移動平均(MA)レベル(5日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの92円26銭レベル)に、誤差の範囲内まで、瞬時到達しもしました、、、。

 私見では、中期的なUSD/JPYのプライスの見通しは、65日MAを分水嶺として見ておりますが、、、。

 自動的に、より短期のMAのラインである、USD/JPYの25日MA(5日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、USD/JPYの90円24銭レベル)レベルは、一気呵成に上抜けたままの商状となりました、、、。

 翌6日の東京マーケットの、USD/JPYの商状は、、、。

 ややプライスを削ったものの(流石に、上伸の値幅からみてピッチが早かった=USD買いを遣り過ぎた?、といった感も否めないでしょうし)、USD買い戻し一服後といった商状でもありましたが、、、。

とは、言いましても、USD/JPYは91円10銭レベル挟みで滞空したまま膠着商状となって、欧・米ラウンドへブックしました、、、。

 その後のロンドン・マーケットの商いが本格化し、早出のニューヨーク勢の参入後も、USD/JPYは91円20/30銭レベルで、鈍いプライス・アクションで、雇用統計のアナウンス待ちとなっておりました、、、。

 1月分の米国雇用統計の結果は、、、。

 非農業部門就労者(NFP)人数は(事業所調査)前月比マイナス59万8000人で、事前予想の52万5000人程度を上回り、ほぼ60万人に到達する(NFPの減少幅は、1974年12月のマイナス60万2000人に達して以来、34年振りの減少でした)数字に悪化(単月ですが)しました、、、。

 また、12が分のNFPは速報値のマイナス52万4000人からマイナス57万7000人へ、11月分のNFPも既報値のマイナス58万4000人(速報値ではマイナス53万3000人)から、59万7000人へそれぞれ大幅な下方(マイナス幅は拡大)修正となっております、、、。

 他方、失業率(家計調査)は、7.6%(前月は、7.2%)と、1992年以来、16年振りの高いレベルになりました、、、。

 ちなみに、小数点以下まで算出しますと、1月分の失業率は7.55679%(12月分は、7.19211%)となります、、、。

 雇用統計は、経済の運行の遅行指標と認識されてはおりますが、相変わらず底打ちが期待できないまま、ズルズルとリセッションが深刻化しているとしか言えない状況であることだけ見ても、(不透明感は)長期期待の改善には程遠いようです、、、。

 また、全米経済研究所(NBER=景気の循環を分析している機関)が、公式に判定・確認(昨年の12月2日)した、今般の米国のリセッション入りが2007年12月~ですが、概算すればそれ以来のNFPの累積減少人数(失業者の増加人数ではありませんが)は、357万人余になります、、、。

 雇用統計のアナウンスを受けての、外為マーケットの商状は、、、。

 USD/JPYのプライスは、USDの買い戻しが先行しての堅調商状が継続しました、、、。

 ニューヨーク・マーケットの商いが本格化してからは、幾分USD/JPYは上値追い商状となリ、、、。

 結局、ニューヨーク・マーケットのクローズでのUSD/JPYは、91円85/90銭レベルで、越週ととなりました、、、。

 他方、EUR/USDの商状は、、、。

 EUR/USDは1.2800レベル挟みでの商状から、EURが買い戻されることになり、、、。

 ニューヨーク・マーケットのお昼過ぎの時間帯には、EUR/USDは1.2990アラウンドまでプライスを切上げました、、、。

 さすがに週末ですので、マーケット参加者の早仕舞いもあってか、ニューユーク・タイムの午後には(ポジション調整絡みのオーダーだけで)商いも細るに連れて、、、。

EUR/USDは、幾分プライスを失うものの、気になるようなプライス・アクションは見られずに、、、。

 ニューヨーク・マーケットのクローズのEUR/USDは、1.2940/45レベルで越週となっております、、、。

 今週の、外為マーケットのヴューはと言いますと、、、。

 結局のところ、先週末にかけて、USD/JPYは一段切上げたトレーディング・レベルを維持しての越週となりましたので、、、。

 また、ニューヨーク・タイムの午後1時頃(6日)には、USD/JPYの92円20銭レベルの直近最高値レベルの出合いも観測されておりますので、、、。

 USD/JPYは、65日MA(先週末のニューヨーク・マーケット・クローズ・ベースで、USD/JPYの92円17銭レベル)をシッカリと捕捉したと言わねばならないでしょう(私見での、中・長期のUSD/JPYのダウン・トレンドのビューの修正はしておりませんので)、、、。

 とは、言いましても、私見では、USD/JPYの上昇商状が今週も引き続き継続するのは懐疑的ですが、、、。

 しかしながら、先週末の2日間(実質的な消費時間は地球1周=1日、ですが)で、USD/JPYは、89円30銭アラウンドを起点にすると、USD/JPYの92円20銭アラウンドまで、300pipsの値幅で上伸しておりますので、、、。

 ですので、今週初のUSD/JPYのプライス・アクションでは、クリアーに65日MAレベルを上抜けてプライスを切上げることになるのかどうか、興味をもって注意深くウォッチするつもりです、、、。

 ただ、私見では、(さらなる上値の拡大を狙うには)USD/JPYは90円台ミドル・レベルの(=短期的な下値メドとした場合)下値堅めも甘い感じがしてなりませんので、、、。

 USD/JPYは、戻り高値商状から、振り落とされて(急落気味の商状から)USD/JPYの25日MA(USD/JPYの90円23銭レベル)と5日MA(USD/JPYの90円20銭レベル)がクロスするレベルを割り込んで、プライスを吐き出すリスクも極めて高いのではないかと(超・短期のヴューで)思えてなりませんが、いかがでしょうか、、、。

 ですので、USD/JPYの(反落前の)上値メドとしましては、、、。

 短期のスペック筋の(先週の商状からは、短期のディールは相当難しかったのではないかとも推測しますが)、USD/JPYの戻り売り興味も高まるのではないかと思いますし、、、。

 他方、本邦実需筋(輸出企業)からの(USDを売り遅れ気味の企業もけっこうあるようでもあり)USD売り・JPY転の意欲が、ここへきてのUSD/JPYの上昇から強まる(年度末決算も控えており)ことの先回りといった狙いもあり、、、。

 また、リパトリ絡み(本邦機関投資家や金融機関等からが、外債への資金供給を引上げて=長期の資金供給は償還後にロールするのが通常でしょうが、損失補填のためもあって対外資産の圧縮やキャッシュ化、利鞘があるものは益出しといったトランザクションを優先せざるを得ないものもあるでしょうから)の外貨売り・JPY転オーダーも、それなりに気になりますので、、、。
 
 いずれにしましても、JPY高に振れる要因に最大限注目した上で、、、。

 USD/JPYが、思いの他、堅調商状で、USD/JPYの92円00銭レベルでの滞空で今週初からコジッカリするようですと、もう一段の上値央商状を想定したリスク・シナリオから、、、。

 USD/JPYは、95円台乗せトライ(到達出来ないとは、思うのですが)による、USD買いが先行する商いは充分有り得ると思いますので(追随してのUSD買いがどの程度のアマウントであるのかも注目して)、、、。

 とりあえず、USD/JPYの目先的な上値メド(ピーク・アウトするレベル)としては、年初来最高値レベル示現まで、一時、吹き上がった、、、。

USD/JPYの94円台ミドル・レベル(1月6日に、USD/JPYの94円62銭レベルの高値を示現)をターゲット・ゾーンとして、USD/JPYのショート・ポジション・メークで臨みたいと考えております、、、。

ただ、USD/JPYの上値追いが急速に減速することも考えて(週初から、USD/JPYはプライスを削るようなことになって)、65日MAレベル挟みでの商いからも打診的に、USD/JPYのショート・ポジション・エントリーとしたいところでもあります、、、。

2009年2月 5日

●第338回 「週末まで、外為マーケットの主要3通貨の商いは手がかりに乏しそうですが、、、。」

 今週初の外為マーケットの商状は、、、。

 主要国のマーケットの全般的な商いにおいては、相変わらずにリスク回避に神経質になっているマーケット参加者のセンチメント地合いのようです、、、。

 本邦日銀(BOJ、政策委員会・通常会合ですので、臨時の金融政策決定会合が開催されたのではありませんが)やFedといった主要中央銀行による、金融システム安定化のための一連の動き(政策の追加・延長)もありましたが、、、。

 BOJは、約4年半ぶりに金融機関(銀行)保有の株式の買い取り策を再開することを決定しました、、、。

 金融機関の株式の保有リスクが、これまでの株価の急落・低迷により高まっていることから、「金融システム安定のための一種の安全弁の役割を果たすため」(政策員会後の白川BOJ総裁の記者会見冒頭の説明でのコメント)とのことですが、、、。

 当該政策の発動はかねてより予想されていた事項ではありますが、私見ではタイミング的には、唐突な感じが無かったわけではありませんが、、、。

 記者の質問(政府からタイミングについて要請があったのか)には、政府から株の買取りを早めにやって欲しい旨の要請は無いとのことではありましたが、、、。

 とは、言いましても、「日銀法」に規定されている、BOJの本来の目的・通常業務からは、株式の買い取りを原則的には行うことは出来きませんので、、、。

 日銀法43条(他業の禁止)により、例外規定の適用(目的達成上必要のある場合において、財務大臣及び内閣総理大臣の認可を受けたときは、この限りではない)に基づくものですので(BOJのステート・メントには財務大臣および金融庁長官に認可の申請を行った旨ありましたが)、、、。

 当然ながら、事前に政府当局との調整が行われていた(その後、3日の政策委員会で決定した)というのが、自然な成り行きでしょう、、、。

他方、今週初からの米国の主要経済指標(住宅関連もあり)の数字は、事前予想を上回っているものが(レベル的には、まだまだ低空飛行には変わりありませんし、内訳や内実=バーゲニング等、を詳細に分析すれば、必ずしも実態の回復といったベクトルは確認し辛いのですが)目立っていたようでしたので、、、。

 米国の株式マーケットの商状等を筆頭にして、経済指標の幾分なりとも事前予想よりも良い数値を好感して、在米のリスク資産に資金供給が回帰する(してみる)といったことも(逃げ足も速いのでしょうが)目に付きはしましたが、、、。

 ただ、マーケット参加者の金融マーケットの不安定さへの懸念を(極めて一時的にポジティヴな反応を示したところで)払拭することにはならないようですので、、、。

結局のところは、引き続き、リスク・リダクション(マーケットへの撹乱があれば、初発的な基本動作として)が条件反射の如く先行する商いが主導すると言ったことになるようです、、、。

 USD/JPYの商状は、、、。

 週明けから、USD/JPYは89円50/60銭レベルを挟んで、概ね100pips内(USD/JPYの89円台での)でのプライス・アクションに収まっていたようでした、、、。

 週初から、連日(エクスパイアリーの到来)、それなりに纏まったアマウントでUSD/JPYの89円50銭レベルや90円00銭レベルのオプション(OP)の設定観測が、意識されていたようでもありましたが、、、。

 そんなことも微妙に影響してか、USD/JPYの上値も、USD/JPYの90円00銭アラウンド(USD/JPYの89円97銭レベルでの出合が観測されておりまが)でキッチリとキャップされた感じの商状(もともと、USD/JPYの戻りも極めて鈍い商状でしたが)となっておりました、、、。

 また、USD/JPYは25日(USD/JPYの89円82銭レベル)もしくは21日(USD/JPYの90円22銭レベル)移動平均レベル付近でも、戻りの上値が失速している商状のようにも見えますが、、、。

 半面、USD/JPYの下値も、USD/JPYの89円00銭レベルをクリアーに下抜けるといった(下値追いが継続するといった)プライス・アクションともなりきれておらず、、、。

 仕掛け的なオーダーなのか、瞬時、USD/JPYが相対的には割りと値幅を伴って下値に振れる場面も(極めて短時間ですが)あるものの、、、。

 それでも、USD/JPYの下値は、88円80銭アラウンド(3日のニューヨーク・マーケットのOPカットの時間帯に、瞬間的にUSD/JPYの88円58銭レベルの下値を示現してはおりますが)で、限定的な商状となっておりました、、、。

 いずれにしましても、USD/JPY(単体では、EUR/USDでのEURの買い戻しに引っ張られることもあり)の商状には、積極的な下値トライを追求するには、材料不足が否めないままのようです、、、。

 本日の、オセアニア・マーケットにもUSD/JPYは89円40/50銭レベルに回帰してブックしているようでした、、、。

 他方、EUR/USDの商状は、、、。

 今週(本日には)には、ECBの定例理事会(上旬ですので、金融政策の討議がありますが)が開催されますが、、、。

 事前の(私見では、結構頑固者と言った印象もありますし、利下げの継続は規定路線ですのではありますが、スピード感が重要なのではないかとも思うのですが)、トリシェECB総裁のコメントもありますので、政策金利(=定例オペ応札最低金利、現行2.00%)は据え置きが、マーケットの大方の事前予想のようです、、、。

 週明けからのEUR/USDのプライス・アクションからは、、、。

 現状では、月曜日の東京マーケットの午後3時過ぎ、早出の欧州・ロンドン勢参入の時間帯に示現した、EUR/USDの1.2705レベルの下値までの下落から、一転して切り返す商状となっております、、、。

 先週後半の上伸による、EUR/USDの1.3320/30レベルからの、一方的な下値追い商状が、オーヴァー・ウィークしたものの、、、。

 実質的に週明けのEURの商いがスタートする、欧州ラウンドでは(その意味では、先週末までの流れを継続せずに、週初からのEUR/USDは堅商状とも言っても良いかもしれませんが)、、、。

 EUR/USDは、1.2700レベル割れ寸前で下げ止まって、、、。

 EUR/USDでは、EURの買い戻しが相当優勢となっているといった印象でした、、、。

 昨日(4日)の、やはり早出の欧州・ロンドン勢参入時間帯(東京タイムの午後3時過ぎの時間帯)には、EUR/USDは1.3069レベルの上値を示現するまで、上昇しておりました、、、。

 しかしながら、私見では、EUR/USDの上値への戻りも(マーケット参加者のコンセンサス的な)確信があってのEUR買い戻し(そして買い進めるといった)商状とは言えないと判断しますが、いかがでしょうか、、、。

 ですので、私見では、EUR/USDは9日移動平均(MA)レベル(3日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、EUR/USDの1.3012レベル)に、到達していることからみて、、、。

 EUR/USDの上昇(EURの買い戻しも一巡して)も、超・短期的な(今般の上値追い局面においては)ピーク・アウト感があるのではないかと思えますが、、、。

 また、EUR/USDもOPの設定観測が、マーケット・トークの話題にもなっていますので、、、。

 EUR/USDの上値レベルにおける、OPのストライク・プライスの設定観測が、EUR/USDの1.3000レベルや、1.2900レベルにあり、、、。

 反対に、下値レベルのストライク・プライスも、1.2700アラウンドに設定観測があるようですので、、、。

 昨日のニューヨーク・マーケットの序盤から、EUR/USDは1.2850アラウンドで膠着感を強めておりましたが、、、。

その後の、ニューヨーク・マーケットの終盤の商いでは極めて狭い値幅での小動きで推移しておりました、、、。

オーヴァー・ナイト後の、本日のオセアニア・マーケットでも、EUR/USDは1.2840/50レベルで、方向感に乏しくなっての出合いのようでした、、、。

 EUR/USDは、一先ずは、上値と下値のOPの設定観測レベルに挟まれたゾーンで往って来い商状と言ったことにもなりそうですが、、、。

いずれにしましても、OPのストライク・プライスをエグゼキュートし抜け切れずに(プロテクト絡みの売買に跳ね返されてでしょうか)、一進一退といったプライス・アクション(別な見方をすれば、主体性の無い)といったことのようでした、、、。

 本日の、ECB理事会の結果(ユーロ圏の金利先安観、追加利下げ期待には修正の必要はないのでしょうが)を確認もしたいところではありますが(一時的な撹乱要因となることには、一応の警戒感も必要でしょうが、ECBのこれまでの金融政策の変更におけるビヘイビアーを鑑みる限り、マーケットの商いへのショックは回避するでしょうし)、、、。

 週後半にかけて、EUR/USDは弱含む商状となるような気がしますが、、、。

 ただ、週末金曜日には、米国の雇用統計のアナウンスが控えておりますので、、、。

 外為マーケットの(特に主要3通貨の)商いは、勢い、手控え気味といったことになることが予想されますので(逆に、オーダーが吸収に手間取って、瞬間風速的にプライスのフレが増幅することもあるかもしれませんが)、、、。

 ですので、主要3通貨の商状は、概ね膠着感を強めて様子見といったところでしょうから、、、。

 EUR/USDも、1.2900レベルを挟んでの小動きから、方向感を探る商いで、米国雇用統計の結果待ちといったところではないでしょうか、、、。

2009年2月 2日

●第337回 「オバマ政権による、景気刺激・金融システム支援対策のアナウンスが待たれますが、、、。」

 先週後半の外為マーケット(28日の、米国のFOMCミーティングの結果が判明したこともあり)の主要3通貨の商状は、、、。

いわゆるリスク・リダクション(主要国の株式マーケット等の軟調商状に連鎖して、リスク資産のポジションをアン・ワインドすることの向かい先としての、安全通貨への逃避買い=USDとJPYが、初期反射として選考されるようですが)を連想(手掛かり難でもあり、理由付けに過ぎないとしか思えなくも無いのですが)しての、、、。

全面的な、USDとJPYの買い戻し先行商状となっていたようでした、、、。

先週末の米国の主要経済指標の(ここ一連のことでもあり、充分に織り込み済みとは言へ)相当な悪化(リセッション局面の、一段の深刻化の再確認には違いないでしょうし、依然、底打ちの兆しすらも、垣間見ることすら出来ないようでもありますが)にもかかわらず、、、。

対主要通貨で、USDは堅調商状を維持したようです、、、。

ただし、背景には(私見では、一時的と思えますが)米国財務省証券(トレジャリー)の(特に長期債の)価格の下落・利回りの上昇が、USD買いの支援要因(USDの買い安心感といった)となった感も否めないように思えますが、、、。

ちなみに、(先週末が月末でもありましたので)最近1ヶ月間のトレジャリーの商状をみてみますと、、、。

10年物トレジャリーの、ベンチ・マーク・イールドは、先週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、2.84%レベルと、1ヶ月前の12月31日(米国東部標準時15時で)の2.21%レベルから60bp以上の上昇(価格は下落)となっておりますし、、、。

2年物トレジャリーも、同0.95%レベル(前月末は、0.76%レベル)へと、20bp程度上昇しております、、、。

また、30年物トレジャリーは、同3.60%レベル(同、2.68%レベル)と、100bpに届かんとする上昇となっており、超・長期債の価格は相対的に大幅に下落(ロング・エンドにいくほど需給の悪化を懸念からか)しております、、、。

トレジャリーのイールド・カーヴの形状(1ヶ月前と比較して)も、ベア・スティープニングとなって(ショート・エンドはFedの「ゼロ」金利政策を反映しているようですので)おりますが、これはおそらくは、悪い金利上昇といった見方が適当かとも思えますが、いかがでしょうか、、、。

 30日のニューヨーク・タイムの朝にアナウンスされた、米国の2008年4Q国内総生産成長率(速報値)は、年率換算で前期比マイナス3.8%と惨めな数字(27年振りの減少幅)であった、ものの、、、。

事前予想程(同、マイナス5.4%レベル)には落ち込み幅は悪い数字でなかったことが、想定内で(ネガティブなショックよりも、安堵感では無いまでも)緊張し神経質なセンチメントにとっては、一息つけたようでもありましたし(既に過去の数字であるとしても、内訳を分析すれば、安穏とは決して出来ないのですが)、、、。

とは、言いましても、先週中にアナウンスされた、米国の主要経済指標も引き続き壊滅状態といった感じでしたので、、、。

12月分の製造業耐久財新規受注の(変動の大きい統計であっても)落ち込具合や、週次の新規失業保険申請件数も相変わらず高止まりのままといったことも、暗い影をさしたままでした、、、。

 対して、ユーロ圏の経済指標の数字は、米国の数値よりも加速度的に悪化の一途を辿っているといったことが、更に顕著になっているようでした、、、。

ユーロ圏のリセッション対策についても、、、。

ECBの金融政策=非伝統的な政策も視野に入れて考察しても、の先行きについても、利下期待が高まりつつあるものの、米・日の金融政策との対比において、許容されている手段の残り代を推察すれば、政策金利の操作(=実質金利ギャップや非伝統的な量的緩和政策と言った)等々は、、、。

ECBが現実的に現状において採用し得る金融政策には、最早手詰まり感が見え隠れしておりますし、、、。

一方で、ユーロ圏諸国の財政当局による景気刺激・下支え策(=雇用対策等では、仏、独は相当に思い切った規模での予算措置を講じてもおりますが)に関しましても、個別に各国の国内政策としての独立した財政政策が有機的に相乗効果を発揮しないことからも、(ユーロ)通貨圏全体で実体経済の後退が進行しつつある(=スパイラルな収縮過程ですので)情勢における対応としては、それらの噛み合いも考慮すれば、その効果には経済体系の安定成長経路へ復帰といった好転を、多少なりとも見通すには(希望的観測でも)無理があるようですので、、、。

 先週末にかけてのユーロ圏の経済指標は、主要経済(通貨)圏の中では(とは、言いましても、本邦の12月の完全失業率や鉱工業生産指数も惨憺たる数値であり、景気の底割れを危惧するものでしたが、また国内の生産要素の最適配分の歪みといった視座から、コアCPIのまたもや水面下入りが時間の問題となっていることは、本邦の景気下押し圧力への警戒感も臨界点に達しそうですが)、印象的には際立って、クライシスを予感させる数字が相次いでおりました、、、。

 ユーロスタットのアナウンスによる、ユーロ圏の1月の消費者物価指数(MUICP)は、フラッシュで前年同月比プラス1.1%となり、1999年7月以来、10年振りの低水準でした、、、。

また、昨年12月分の失業率は、8.0%と前月比上昇が継続してもおります、、、。

他方、先日にアナウンスされている、ドイツの1月分のHICP基準の消費者物価指数(速報値)が、前年同月比プラス0.9%(前月は、プラス1.1%)でしたので、ユーロ圏経済のリーディング・カントリーであるドイツのディス・インフレ傾向からして、ユーロ圏MUICPの数値も後追いということになるであろうと推測されます、、、。

さらに、ECB調査による、ユーロ圏の12月分のマネー・ストック統計(拡大M3)は、前年比プラス7.3%(前月は、プラス7.7%)となっておりますので、長期的にはMUICPとの兼ね合いで気になりだすかもしれません、、、。

また、EU連合欧州委員会(執行機関)がアナウンスした、1月分のユーロ圏景況感指数(速報値)も、68.9と1985年の統計開始以来の低いレベルとなっておりました、、、。

ECBの金融政策の(政策金利)短期的な見通しとしては、今週の定例理事会(5日)では金利は据え置きの公算が強そうですが、来月5日の(トリシェECB総裁の「bank's next important meeting will be in March」のコメントを鵜呑みにすれば、今のところレート・カットは)理事会での利下げの可能性が極めて高そうですが、、、。

 外為マーケットの参加者の反応は、EUR/USDのプライス・アクションが象徴するように、、、。

 EUR/USDは、先週初から央にかけての(私見では、違和感ありありなのでしたが)上伸により、、、。

EUR/USDは、1.3320/30レベルへの戻り高値レベルを示現したものの、、、。

 それが、潮目が簡単に変わるように、28日のニューヨーク・マーケットの終盤の商い(中西部のマーケットでは、シカゴIMMの取引時間のクローズの時間帯でもありますが)からは、一気にEUR/USDのプライスが振り落とされる商状となりました、、、。

 それ以降先週末にかけて、EUR/USDは反落商状が止まらないまま(加速はしなかったようでしたが、それでもペースは速かったと言えますし)、、、。

ほぼ一方的な(ただ、29日のロンドン・マーケットの序盤の商いから、ニューヨーク・マーケットのオープン前の時間帯にかけて、一旦、EUR/USDは1.31台ハイ・レベルまでのリ・バウンドはあったものの、ピッタリとした往って来い商状となっており)下落商状から、、、。

 どうやら、EUR/USDの上昇により(EUR/USDのロング・ポジションの調整や)利益確定からEUR売り興味も強まっていたでしょうし、、、。

 マーケット参加者の、EUR/USDでのEURを売り戻すタイミングを見計らう(EURを売り戻したいといった売り目線のマインドの強まりに共鳴しやすいいネタであったことは、想像しやすいのですが)なかで恰好の材料(理由付け)となったものに、ジョージ・ソロス氏の新聞記事でのインタヴュー(オーストリアの『スタンダード』紙)でのコメントもあったようですので、、、。

 「There's a need for a global agreement on how to share the burden of lost capital, and every country should be involved, Otherwise even more countries will suffer, If the EU doesn't do it, the euro may not survive the crisis 」

 ユーロはサバイバル(生き残り)出来ないといった、それなりに刺激的なコメントでもあるといった印象(ダボス会議中のリップ・サーヴィスのようでもありますし)もありますが、ポジション・トーク(別のインタヴューにおける、GBP売りポジション解消云々もありますので)といったら、穿ちすぎでしょうか、、、。

 28日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベース(EUR/USDの1.3150アラウンド)において、、、。

EUR/USDは、私見では注目しているレベル(EUR/USDのダウン・トレンドの継続のモーメンタムの減衰のゲージとして)である、65日移動平均(MA)レベル(28日の時点では、EUR/USDの1.3161レベル)を再度割り込んで、下値を切り下げることにもなりました、、、。

 やはりと言いましょうか、EUR/USDは65日MAを超えるレベルでの滞空には、無理があったということのようでしたが、、、。

 とは、言いましても(前回の当欄でも記述しましたが)私見では、先週末にかけて、EUR/USDは打ち上げ花火の如く、プライスが上ブレ(EUR/USDの1.33台ミドル・レベルまでの)する場面が出現すれば、絶好の(戻り上値からの)EUR/USDのショート・ポジション・メークのチャンスではないかといった、ストラテジーも、用意して(待機していたのですが)いたのでしたが、、、。

 どうも、EUR/USDの下落への転換のタイミングが早かったようで、あえなくEUR/USDは失速してしまいましたので、プライスの上ブレへの期待は空振りとなってしまいました、、、。

 EUR/USDのプライスは、65日MAを下回ってから、超・短期的な上値メド(キャップされて、プライスの戻りが鈍くなるようなレベル)とも目される、9日MA(29日の時点では、EUR/USDの1.3050レベル)も、そのまま下抜けてプライスを削る商状となりました、、、。

 結局、先週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースのEUR/USDは、1.2810/15レベルで越週ということになりましたので、、、。

 やや、アバウトにトレースすれば、、、。

EUR/USDのプライス・アクションは、先々週に弱含んだ商状からの切り替えしによる上値央商状の局面も、、、。

その後の、先週末までの下落商状に至って、1週間タームでの往って来い商状と言ったようにも見えなくもありませんが(さらに長いタームでは、12月から2ヶ月間における往って来い商状といった感じもありますし)、、、。

 どちらにしろ、EUR/USDは最近の下値メド(レンジの下限レベル付近)レベルまで、商いのレベルが回帰してきと言えそうです、、、。

 EUR/USDは、1.2800レベルを挟んでの商いから、もう一段の下値トライには、これまでは踏み止まっていた感じもありましたが、今週からの当面の商いでは、、、。

 EUR/USDが、やはり容易に下げ渋るような商状となることも(EURを支援するような幾許の材料が、俄かには見当たらないようでもありますし)、どうやら想定はし辛いように、私見では思えてなりませんし、、、。

 EUR/USDは、トレーディングのセントラル・レベルを、小幅ではありますがもう一段切り下げて、、、。

常態的に、EUR/USDの1.2700レベル挟みでの商へと移行するのも、時間の問題ではないかと思いますが、いかがでしょうか、、、。

 私見では、EUR/USDは、1.2700レベルから上値・下値に(幾分ワイドなゾーンで観測して)200pips程度のレンジ入りした商状になって、当面は落ち着くのではないかと思いますが、、、。

ただそこからさらに下値追いを継続させることになるのかどうかが(中・長期的な底打ちの確認となるのか)、見極め処でもあるのではないでしょうか、、、。

 他方、USD/JPYの商状はと言いますと、、、。

 クロス円(EUR/JPYやGBP/JPYの)やEUR/USDのプライス・アクションと比べれば、、、。

私見では、USD/JPYの商いには際立ったこともなく、方向感が乏しいまま(ダウン・トレンドは継続したままであると判断しますが)でしたので、、、。

 USD/JPYの商状には、(下値追いが再開することもありませんでしたので)先週中はポジション・メークの観点からは、殆ど魅力を感じませんでした(ワークするような妙味も無かったように、結果論としては思いますが)、、、。

 先週の前半は、USD/JPYの89円台、週央からはUSD/JPYの90円台で(概ね、100pips程度の値幅の中で)、ルーティン・ワークの如くのトランザクションばかりだったような、印象でししかありませんでしたし(週末の30日=ゴ・トー日要因の、東京タイムのTTMの時間帯でも、USD余剰観測であったようでしたし)、、、。

 私見では、USD/JPYは、目先的には5日MAレベル(先週末で、USD/JPYの89円70銭レベル)を挟んで、限定的に上値・下値ゾーン(乖離幅も、上値については100pips内でしょうし、25日MA=同、USD/JPYの90円31銭レベルは、容易にクリアーに上抜け出来ないのではないかとも思っておりますので)でのプライス・アクションが繰り返されるばかりで、、、。

USD/JPYの商いには、相当フラストレーションが溜まり気味(下値トライを期待するビューからは)のまま推移しそうです、、、。

 ですので、どうもUSD/JPYは5日MAを明確に下回っての出合いが継続する事にならない限り、、、。

USD/JPYを手掛ける(USD/JPYでのショート・ポジション・エントリーと言う事になりますが)気には、到底ならないのが私見での感想でもあります、、、。

 先週末のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースのUSD/JPYは、89円90/95銭レベルで越週となっております、、、。

 EUR/USDが下落して(EURが嫌われていることもありますが)いることの逆照射とでも言いましょうか、、、。

主要3通貨で、USDとJPYの双方ともが安全への逃避通貨としての基本動作引き続き支援されるでしょうから、、、。

 今週中も、(仮にあっても)特段の材料に振り回されない限り(ただしそれも、一過性の撹乱でしかない可能性が高そうで、継続性は望めそうも無く)、USD/JPYの商状が大きく(値幅が)上値にも下値にも行ききれずに、綱引き様のプライス・アクションに終始するといった、超・短期のヴューは、安易でしょか、、、。

 とは、言いましても潜には、突発的にUSD/JPYが下落のスピードを速めるといった場面を、大いに期待していることには違いないのも、正直なところではあるのですが、、、。

 ですので、今週中は、USD/JPYのポジション・メークは様子見のまま、見送りとなりそうです、、、。