●第343回 「引き続き、USD/JPYは加速感を帯びつつ、JPYが嫌われる商状となっているようです、、、。」
今週初の外為マーケットの主要3通貨の商状からは、、、。
最近の流れを引き継いで、USD/JPYではUSD買い(JPYの売り戻し・JPYロング・ポジションの解消)が加速度を増しているような感じで、、、。
USD/JPYに限っては、USD買い先行商状となっております、、、。
週明け早々の、USD/JPYは93円50銭アラウンドでの出合いからのスタートでしたが、、、。
月曜日(23日)のその後の東京マーケットでは、USD/JPYは93円00銭レベル挟みでの商いまで幾分軟調商状とはなっていたものの、、、。
欧州・ロンドン勢参入の時間帯からは、あらためてUSD/JPYはUSD買い直し(戻し)商状が際立ってくると、、、。
ロンドン・マーケットの序盤では、USD/JPYは94円70/80銭レベルまでプライスを切上げておりました、、、。
それ以降、今週前半のUSD/JPYのプライス・アクションの軌跡(コジッカリとしての上値追い商状についての)をみますと、、、。
どうやら、今週前半のUSD/JPYのプライス・アクションは、東京マーケットでの商いでは、上伸のスピード調整からでしょうか、、、。
幾分、USD買い戻しの勢いが鈍る(USD/JPYの上値追いが抑えられて、揉み合い商状になり)場面が印象的になるようですが(事前の思惑程には、本邦実需=輸出企業、からのUSD売り・JPY転オーダーのヴォリュームも薄いようですが、実需筋はUSD/JPYでのJPY先安期待が背景となっての安心感からくる余裕でしょうか、JPY転を急いではいないのかもしれませんが)、、、。
それが、欧・米ラウンドでは、USD/JPYは一転して急ピッチでの上値追い商状となるといった繰り返しがみられているようでもあり、、、。
昨日(25日)の東京マーケットの商いでは、、、。
USD/JPYは、96円80銭アラウンドまで、プライスを切上げております、、、。
よって、25日には、USD/JPYは130日移動平均(MA)レベルを上抜ける商状となり、依然として上伸のモーメンタムには衰えは目立ってきていないようでもありますし、それどころか、もう一段の上昇をも予感させる感じになってもおりますが、、、。
週初のレベル(月曜日の東京タイムのお昼過ぎに一時的な、USD/JPYの92円74銭レベルの下値を示現)を起点にして測れば、、、。
昨日の、ニューヨーク・マーケットの終盤にかけての時間帯には、USD/JPYは97円77銭レベルの直近最高値レベル示現まで、約500pipsの上昇となったことになります、、、。
私見では、USD/JPYの上伸のペースは、かなり早すぎる感じもしてなりませんが、、、。
この辺りで、やや深めのスピード(&レベルも)調整も在り得る(USD/JPYのアップ・トレンドへの転換の見極めを留保しても、USD/JPYがプライスを、さらに切上げる商状となることを前提としたコレクションから)のではないでしょうか、、、。
超・短期的には、USD/JPYの5日MA(25日のニューヨーク・マーケットの終盤の時点では、USD/JPYの95円22銭レベル)レベル割れまでの、一旦の下落があっても、私見では違和感はないのですが、どうでしょうか、、、。
しかしながら、24日までは、USD/JPYの5日MAレベルをdaily における下値メドとして底堅い商状といった感じでしたが、、、。
とは、言いましても、昨日(25日)には上方に相当乖離してもおりますので、容易にプライスが振り落とされるようにも、ますます想定し難くなっております、、、。
本日の、オセアニア・マーケットへブックする時間帯では、USD/JPYは97円50銭アラウンドでの出合いとなっており、130日MA(25日のニューヨーク・マーケットの終盤の時点では、USD/JPYの96円88銭レベル)をクリアーに上抜けての商いともなっております、、、。
他方、EUR/USDの商状は、、、。
リスク・リダクション&安全通貨のへの回避買いといったトランザクションが、対主要通貨で(あくまで)初発的にはUSD選考に集中気味となっているものの、、、。
週初からのEUR/USDの商状は、先週末からは幾分トレーディング・レベルを切り上げつつも、、、。
短期的には、EUR/USDの1.2800レベルをセントラルな・トレーディング・レベルとして、上値・下値に概ね150pips程度のレンジ内(EUR/USDの1.2650アラウンド~1.2950アラウンドで、瞬間風速的なフレ幅も、最下値は、EUR/USDの1.2661レベル、最上値は1.2991レベルを示現してはおりますが)でのプライス・アクションとなっております、、、。
EUR/USDのプライス・アクションからは、それ程顕著なUSD買い戻しが観測されている(断続的な)わけでは無いように思われますが、、、。
とは、言いましても、EUR/USDの上値もかなり限定的(下方リスクへの警戒に、上値トライよりも神経質になって)といった、感じもします、、、。
EUR/USDは、プライスを切上げる場面でも、目先的には25日MA(25日のニューヨーク・マーケットの終盤の時点では、EUR/USDの1.2878レベル)でキャップされているようにもみえますが、いかがでしょうか、、、。
ちなみに、ICE(インター・コンチネンタル取引所)のUSDインデックス(主要6通貨によるバスケット)のプライスをみましても、先週末(金曜日)のクローズ・ベースでの86.59から、23日のクローズ・ベースでは、87.25まで上昇しているものの、翌24日は(同)86.83(前日比で下落しており)ですので、、、。
対主要通貨で、一方的な(相対的にUSDの選好度が高まっているのは伺え知れますが)USD高(全面高)商状とまでは、決して言い切れないようにも思えます、、、。
ですので、足許のEUR/USD等(主要なドル・ストレート・ペア)と、対照的なUSD/JPYの上昇商状を見る限りにおいては、、、。
目先的には、対USDでの一方的なJPY売り商状でもありますし、、、。
他方、クロス円の商状も加味すれば、対主要通貨での全面的なJPY安(売り)が進行したプライス・アクションと言えそうです、、、。
ただし、そのまま、「日本」売り(商状)とまでは、一時的にしても、結論付け(マーケット参加者の気まぐれ的なセンチメントはそんな雰囲気ですが)るまでは依然なってはいないと、私見では考えております、、、。
しかしながら、これまでの(ロジック的にはもともと説得力が低かった)対主要通貨での安全への逃避先としてのJPY選考(主要株式マーケットのプライスが下落すると、マーケット参加者の連想と脊髄反射的なJPYの買い戻しのリンケージの崩壊)といった連鎖商状が、脆くもワークしなくなっているということは、明らかとなっておりますし、、、。
もってして(本来、JPY売りの材料には事欠かない中では)JPYを支援する材料は見当たらない上に、後付け講釈も含めて、対主要通貨(特にUSD/JPYやEUR/JPYでは)でJPYを売り戻す(JPYロング・ポジションを圧縮するための)口実探しが活発化しているようです、、、。
また、本邦の実体経済(財・サーヴィス・マーケット)の一断面として、25日にアナウンスされた本邦1月分の貿易統計(原数値、9526億円の赤字額)を受けての、日銀(BOJ)による実質輸出入(速報)値では、、、。
実質輸出は、前月比マイナス15.7%(81.3)で、6ヶ月連続の低下であり、2003年6月の81.2以来の低レベルでした、、、。
実質輸入は、前月比マイナス7.3%(94.9)で3ヶ月連続の低下となりましたので、、、。
実質貿易収支は、12月分のプラス56.5からマイナス10.6への低下(2002年2月の、マイナス19.4以来)となっております、、、。
私見では、実質輸出はもとより、実質輸入が100を割ってのマイナスとなっていることには、極めて憂慮しますが、、、。
やや乱暴な物言いをすれば、貿易収支の赤字額がある程度の増加をみても、輸入額がシッカリして(輸出額の減少に比べ、輸入額が堅調維持ならば、純輸出額は減少するので)いれば、悲観的になり過ぎる事もないかもしれないのですが、、、。
つまり、国民所得(実質国内総生産)との組み合わせから、純輸出が景気後退により圧迫(下押し)される状況(貿易黒字額の減少若しくは赤字額の増加)にあって、それでもどうにか、内需が底堅く推移しているようである場合の(貿易収支の黒字の減少・赤字の増加になるものの)、体系の収縮の痛みに対して、、、。
内需の大幅な後退も伴うことになると、ある意味悪い貿易収支の悪化とも思えますので、、、。
私見では、足許のJPY高による交易条件の改善(対して、限界貯蓄性向の上昇もあるでしょうが)等の効果も見られず、冴えない輸入額(量)の推移(事前予想の1兆円程度の貿易収支の赤字額には至らなかったのは、そのためであると解釈すれば、ま逆の結論にもなりますし=貿易収支の赤字額が大きいほうがまだましといった)が示唆する帰結は、、、。
本邦内需のより一層の冷え込みは(雇用削減・賃金減少等もあり、個人消費後退・景況感の期待の悪化から体系の収縮連鎖のスパイラル)国民所得の水準のさらなる後退を覚悟がせねばならないということでしょう、、、。
ファンダメンタルズだけを取ってみても、いささか性急な商い(ポジションの修正において)にむかうならば、対主要通貨でのJPY買いには、全く妙味(それどころか、アゲインストとなる要因ばかりが、目に付きやすく)がありませんので、、、。
今週後半にかけても、外為マーケットの主要3通貨のトランザクションにおいて、JPYを巡っては、、、。
ポジション調整の範囲(と限定してしても)であっても、積み上げ過ぎ気味だったJPYロング・ポジションを、最早出来るだけ有利なレベル(コスト的な損失を最小限に)でのJPYの売り戻しの執行から、削って、、、。
JPYロング・ポジション・キャリーの戦略からは逸早くの撤退と、ならざるを得ない(終了しているかもしれませんが)とは思います(一旦にしろ)、、、。
