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為替の話・トレンドを掴め!
為替の話・トレンドを掴め!

2009年12月 3日

●第336回 2009年12月3日~12月9日までの為替見通し

 11月30日で流れが変わりましたね。これから先のマーケットはこれまで起きた反落の反騰相場で、かなり強い展開だと思います。
まず、日本では11月後半の景気低迷感の増大に対して補正予算を組むなど対策が講じられることになり、これを好感して株式市場では日経平均株価が9700円を超え200日、75日移動平均線をゴールデン・クロスしました。25日線も超える勢いですので、ここから10200~11000円あたりまでの戻りは十分考えられます。

 株価がしっかりしていると市場マインドは「恐怖」から開放されて悪材料に耐性を発揮します。
 これが為替取引にも影響力を持ちます。しかし、トレンドはなおドル安方向で88円後半まで戻ったところで、またドル安ではないのかなと懐疑的に見ています。その根拠としてはアメリカ経済の好調路線復帰にはなお支援材料が欲しい段階だからです。

 アメリカの経済ニュースには明るい内容が多くなってきました。連邦準備制度理事会(FRB)は11月24日、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(11月3〜4日開催分)と、FOMC参加者による2012年までの経済見通しを公表し、「09年後半の成長が予想を上回ったことから、前回見通し(6月)に比べ09年、10年の見通しを上方修正する」としました。
家計、企業経営における経済面での不安定さ、雇用情勢などが改善するのは11年になる見通しとのことですが、雇用はなお厳しいものの、一方で消費回復の強さが見られるため、ほぼ平常時に近い状態になったとの見解を示しています。

 NYダウは右肩上がりトレンドが続き、経済面の明るさを反映しています。ただ、アメリカが経済面で持続的な本調子を取り戻すにはもう少しドル安が続いたほうが都合がいいというのがアメリカ経済の本音ではないでしょうか。
したがって、アメリカの雇用統計が改善しない間はドル安がホワイトハウス・コンセンサスと見るべきではないかと思うのです。

経済指数では
●12月3日 22:30 11/22 - 11/28米国 新規失業保険申請件数
予想 480千件 前回 466千件
●12月4日 00:00 11月
米国 ISM非製造業景気指数
●12月4日 22:30 11月
米国 失業率 予想10.2% 前回10.2%
●12月4日 22:30 11月
米国 非農業部門雇用者数

と続きますが、失業率の改善が成されていなければドル安基調に復帰というコースに備えておいてもいいというのが私の見方です。


※チャートやグラブはクリックすると拡大します。
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チャート提供:ケンミレ株式情報

銀行間レートを見ると、乖離修正にドル高方向に動いています。とりあえずのドル安天井は近いものの、88円台後半をへて、再びドル安基調というコースを意識したいところです。