●第340回 2010年1月7日から13日までの為替見通し
謹賀新年。本年もよろしくお願いいたします。
正月休みが短かった今年。相場大好きな人にとってはうれしい年回りかも知れませんね。さて、新年早々、為替はドル高方向に動いています。昨年来、ドルを売っている投資家には厳しい展開です。アメリカの景気は失業率が厳しいものの、企業ベースでは回復基調と見られる数字が多いですね。
今後については、5月の上海万博、6月の南アフリカでのサッカーワールドカップなど新興国の内需振興、経済成長が期待できる案件があります。先進国経済のサポート要因になる可能性は高いのではないでしょうか。もっとも今般のドル高、円安方向を支えているのは日本の財務大臣藤井氏辞任という見方もあります。
藤井氏は就任早々、「為替介入はしない」「円高は歓迎だ」といった発言で相場を動かした政治家。退任時も為替を動かした点ではミスター為替ボラティリティと言えるかもしれません。後任の菅さんがどんな政策を取るかは不明というわけで、今回、進みすぎのドル高ととらえればどこかで反転が待ち構える可能性はあるかと思います。
さて、まずはアメリカの経済指標の予定を見てみましょう。
●1月8日
22:30 12月米国 失業率
10.0%(予想)10.0%(前回)
22:30 12月米国 非農業部門雇用者数(NFP)(前月比)
0千人(予想)-11千人(前回)
●1月9日 00:00 11月米国 卸売在庫(前月比)
特に注目したいのが8日の失業率です。非農業部門の両方が改善か、片方ずつか、両方とも悪いか。失業率は改善しないものの、非農業改善のまだらの可能性が高いと思います。
チャートはケンミレ株式情報で銀行間レートの日足を見てみます。
※チャートやグラブはクリックすると拡大します。
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チャート提供:ケンミレ株式情報
ドル安トレンドは一端転換し、ドル高方向に舵取りしたかに見えますが、92円~91円をはさんだ中休みがあるのかなと思います。移動平均線が短期、中期とも89円台でドル買いしている人は儲けで、利食いも出やすいでしょう。
したがって8日の米失業率をよくも悪くも織り込んで多少、90円台後半も想定できるドル安方向があると見ます。ダウ工業株が強いのでこの先、93円台への挑戦はあると思います。
今年前半いうことでいえば、もう少しドル高は進む場面がありそうだと見立てています。
今週、利食いでドル安があることを期待してドルを買いそびれた場合は買っていいのではないかと思います。
