●リスク回避
米国のサブプライム問題が欧州に飛び火し、欧・米・日の協調資金供給で市場の安定化を図る手段が取られている。
投資家のリスク回避行動からこれまでの円売りポジションをカバーする動きが活発化し、ドル円は一時117円割れ近くまでドル売りが優勢となったが、ここからは一段安を売り込む動きは無く、依然として117.00~119.50円のレンジ取引が継続している。
これまでのところ、中央銀行の施策が奏功して市場安定化に向かっているように思われ、思惑通りに進めば再度円売りが優勢になると予想されるが、事態が一層深刻化すれば逆に大量のポジション巻き戻しが発生すると考えられ、その際にはドルが安値を更新して売りが売りを呼ぶ展開になることも懸念される。
こういう時にこそリスクを負ってプロフィットを取りに行くことも相場であるが、夏季休暇で閑散な中、思わぬ事態に陥ることも懸念されることから、どちらかといえば慎重な行動(リスク回避)が結果的には幸運を呼ぶものと考えられる。
