●勝ち組
ドル円は依然として堅調ながらも、レンジ内での値動きに終始している。
108円台半ばを抜けた際には上値トライの動きを強めるかと思われたが、米国の実体経済の悪化観測が重石となって伸び切れず、106~108円のレンジ内推移を継続している。
これまで勝ち組と思われたECBでさえも利下げのタイミングを模索し始めており、世界的に金融緩和局面に入っってきた感じが強い。
しかし、そんな中で豪ドルだけは利上げ観測が強まっており、対円でも再度100円を目指す展開になるなど、直近では一番の勝ち組となっている。
各国中央銀行は、景気とインフレを両睨みしながらの困難な舵取りが続くと思われるが、総裁人事や政治でゴタゴタの続く日本円については、ヘタをすると世界の中で負け組になってしまう可能性も感じられる。
全ての要因を織り込んで動く相場にとって、次の動きが円高なのか円安なのか、当面は105~110円のレンジをどちらに抜けるかが重要なポイントとなろう。
