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第703回 2107年4月13日~19日までの為替見通し

2017年04月13日

 投資におけるリスクの一つに投資者の属性があります。自分の属性をいかに自覚するか、その傾向を知り、どう対策するかは市場の将来予測以上に大切なポイントではないかと思います。

 「自分は直観の人間だ」と自認しているといわれるトランプ大統領が経済紙のインタビューに「ドルは高すぎる」と直感的に? コメントしただけで大きくドル円為替水準が動く状況で、行動力>知性型の投資者は大損と背中合わせになります。
 トレンドがはっきりしない中でボラテイリティが激しい相場展開の中で行動力が発揮されると、やたらめったら取引し、当たれば大きいものの、損失も拡大しやすくなります。
 行動型は元金が無くなり身動きが取れなくなるか、体調不良などで前線から離脱するかでトレーダー寿命が尽き、手元不如意になるリスク大。
 では逆の行動力<知性タイプはどうか? そもそも投資は「参加しなければ始まらない」ので行動しない人にはボラテイリティによる値幅取り機会は訪れません。
 するとトレーディングの世界では行動型の全滅狙いの相場状況が創出できる立場の人が最強ということになります。
 その最強の一翼をトランプ大統領の直観による口先介入が担うのか、あるいは元ゴールドマン・サックス出身者と出自が軍人で構成されているといっても過言ではないトランプ政権が担うのかはわかりませんが、なにやら、大きな動きが始まっている印象を受けます。

 化学兵器使用は人道的見地から許されないという大義名分のもと、シリア攻撃がなされ、結果、ドル建て商品の原油と金価格が上昇し、ドルはサポートされながら、北朝鮮リスクの高まりから韓国ウォン安が円高を誘発し、ドミノ倒しでドル安が創出され、アメリカの輸出は競争優位に立てる状況が実現。
 「イラク攻撃の時とデジャブ感がある」と厳しいコメントを発しているロシア・プーチン政権ですが、シリア攻撃で原油が上昇したことによるロシアの主力輸出商品である原油価格上昇にはまんざらでもないはずです。
 アメリカ国務長官のテイラーソン氏は出自がアメリカ・石油メジャー最大手のエクソンモービル前会長 兼最高経営責任者ですから、訪問先のロシアで石油動向についてコンセンサスを整えることが会談の主線だったのではないでしょうか。
 過度にドル高にならない状況でアメリカ輸出品の競争優位とロシアの国益を両立させ、中国も元高支持であり、この流れに逆らわないというフレームで円の水準の水準はどうなるかを検討したいですね。
 トランプ大統領の「ドルは高すぎる」発言が日本の後半国会のタイミングを狙った可能性も排除できないのではないでしょうか。6日午後の衆議院本会議で審議入りした「テロ等準備罪」を新設する法案。共謀罪の構成要件を厳しくしたこの法案が成立すれば、今後、北朝鮮やシリア、ISなどの国連行動が生じた場合、日本は後方支援を求められる可能性が高まると思います。
 すると公明党との連携はむつかしくなりそうで、安倍首相としては同法案成立後に解散の選択肢も検討するのではないかと思います。
 トレーディングの世界では一寸先は闇ですが、政界ではその傾向は強いものです。トレーダーが本当に備えなければならない不確実性は、その流れの中で海外メディアで使われた「アベグジット」の現実化でしょう。
 何しろ日本では尖閣国有化を決定した直後、野田内閣が衆議院解散で消滅した前例があります。財務大臣の麻生氏がこのたび、派閥拡大を図っている背景をここに重ねると、超円高下で財政の崖問題再発の可能性があるアメリカのファイナンスを事情がよく分かった政治家で対応するというシナリオも考えておくべきかと思います。

 トランプ大統領誕生の際に生まれたニューカマー歓迎の宴は終わりました。
 ここから、政党が変わったときの難しい展開に入っていくのだと思って備えていきたいものです。さて、春の休暇シーズン14-17日を控え、売りの買い戻しも踏まえてレンジを想定してみました。

●ドル円
上値抵抗110.978-111.090
均衡110.223-108.716
下値支持107.423

●ユーロ円
上値抵抗118.360
均衡115.156
下値支持114.412

●豪ドル円
上値抵抗82.857
均衡82.468
下値支持81.205

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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