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第708回 2017年5月25日~5月31日までの為替見通し

2017年05月25日

 5月21日、米インディアナ州サウスベンドのノートルダム大学で行われた卒業式で、名誉学位を受けたマイク・ペンス米副大統領の記念祝辞がありました。
 今、アメリカの大学で保守派、右派と目される人が登壇すると性的少数者(LGBT)やリベラル派の反発が強く、カリフォルニア大学では火災を伴う抗議が起きています。 
 ペンス氏の場合も、過去、インディアナ州知事としてLGBTに厳しい対応をとったことから御多分に漏れず、せっかくの祝辞が始まるや抗議を示す退席者が少なからずいたようです。
 が、ペンス氏の講演は声に安定感があり、話運びもうまく、説得力があります。確かに「自分の人生の目的はよき父になり、よき夫になること」との主張に堅苦しさを感じる人もいると思いますが、保守派には安心して聞ける内容といえるでしょう。
 海外の講演ではよくある光景ですが、都度都度、聴衆からの拍手が起こり共鳴者の存在感もあります。
 とはいえ、大学での登壇者に対する抗議にとどまらず、世界では宗教的対立、保守とリベラルの対立が日々度合いを強めています。
 そして、マネーマーケットの世界にもアメリカの保守共和党とリベラル民主党の対立が為替や株価のボラテイリティとして響いてくるので目が離せません。

 ドル円は111円60銭台で現在(2017年5月25日)のところ膠着状態。たまに売り仕掛け、買い仕掛けで上下にブレイクがあるものの、トレンドははっきりしません。
 111円90~80銭台ではうかつに買えないし、かといって売ったところで111円割れを見るほどの大きな下げ材料も目下は見つけずらいところです。

 唯一、なるほど、と思える動きは北朝鮮が活動すればするほど、「近くの戦争は売り」のロジックで日本や韓国、中国よりアメリカ株が選択有利。イギリスやユーロ圏でテロが勃発すればするほど現地資産は株も通貨もリスク資産と認識され、アメリカ株や債券が有利という具合に流れるお金の動きです。

 ユーロ圏や日本にシフトしていた運用マネーを吸収してか、アメリカ株は目下絶好調。トランプ大統領や陣営がどんなに様々なリークにあっても岩盤支持者がネットを通じて大擁護している背景にアメリカ・ファーストがある意味、貫かれているから、といえるからかもしれません。

 もちろん、日本も共謀罪が衆議院で可決され、集団的自衛権も確立されようとしています。オリンピック警備の名目で防衛費用の捻出もコンセンサスが整いやすい状況に差し掛かっています。
 つまるところ、日本にもアメリカ製の高高度防衛ミサイルシステムの設置が推進されるかもしれず、アメリカ国内産業を活性化するためのスキームが着々と実行されつつあるかのようです。
 文韓国新大統領が高高度防衛ミサイルシステム設置拒否なら、それも日本設置の流れを作りやすくなります。文韓国新大統領が将来、北朝鮮と韓国の連邦化を推進する可能性があるならなおのこと日本でという話になるかもしれません。

 となると、「ドル高?」なのか? ここが悩ましいところで、一概にそうともいいきれません。理由は伏兵としてライトハイザー通商代表の今後の出方を注目しなければならないからです。日本は散々、日米同盟と口にしながらいまだTPPを推進しようとしている点でうがちたくなるのですが、ライトハイザー氏は「米国がTPPに復帰することはあり得ない」とオバマ政権が敷いたレールに乗らない姿勢を表明をしています。
 日本と交渉を深める点で為替水準がトリガー化すると考えれば、7月に向けてドル安円高への備えもやはり必要だと思います。
 いうことで以下が今週の予想レンジです。

●ドル円
上値抵抗112.063
均衡111.950-111.084
下値支持110.712

●ユーロ円
上値抵抗126.090
均衡125.482-125.757
下値支持①124.868
下値支持②122.954

●豪ドル円
上値抵抗84.457
均衡83.301
下値支持82.434

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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