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第734回 2017年11月30日~12月6日までの為替見通し

2017年11月30日

 11月30日はアメリカ・トランプ減税の今後がはっきりする日ですね。ロイターが28日に報じたように米上院の予算委員会は共和党の税制改革法案を議論することなく
 28日、採決にかけ12対11で承認しました。承認を受け、同案は上院本会議で30日にも採決にかけられる見通しです。

 これが決まればアメリカ企業、ひいてはアメリカ経済に大きな支援材料になり、レパトリ課税に対する軽減も同時進行となれば海外の米国企業資産が現地通貨売り、ドル買い要因となり、為替市場にも大きな動きが起こりそうです。

 トランプ大統領は北朝鮮を挑発し続け、仮に金正恩氏がこれに反応したとすれば格好の口実となってアメリカ軍需産業の商機につながりそうです。かくもドル高の支援材料には事欠きません。

 が、一方通行と行かないのは12月12日のFOMCの行方、14日のECBがどのような内容となるか、イエレン女史分を含めて4席空席になるFOMC理事のメンツ、12月中にも固まる可能性がある日銀・黒田氏後任問題などが控えています。少々、不確実要素があるのは事実。

 ドル高一辺倒にはいかないのだ、という警戒は持ちつつ、レパトリ課税軽減がもたらすドル高支援材料に目配せし、どちらかというとドル高方向に厚みを持たせた為替ストラテジー構築をすべき状況といえるのではないでしょうか。
 北朝鮮がミサイルを放ったと慌ててドル売りを仕掛ければ、踏み上げがまっていることに気を付けたいものです。
 今週の為替レンジは以下の通りです。ご参考になれば幸いです。

●ドル円
上値抵抗113.286-113.496
均衡112.019
下値支持110.750

●ユーロ円
上値抵抗133.692
均衡131.187
下値支持129.209

●豪ドル円
上値抵抗88.945
均衡84.846
下値支持83.725


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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