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第742回 2018年1月25日~1月31日までの為替見通し

2018年01月25日

 109円台を見ているドル円相場。勢いから、もう少しドル安は進行しそうではあります。
 ところで、今回のドル安円高。
 「待ってました!」の円高ではないでしょうか?
 それとも「ぎょっとして迎えている円高」でしょうか?

 年末から正月を挟んで、つい最近まで、ドル高方向の話が多方面で拡散していただけで、現実のフレームではそうそう簡単にドル高円安にはいかせてもらえそうにはありません。
 今一度、2016年11月10日の日経新聞朝刊トップ紙面を見てみれば、大統領に選出されたばかりのトランプ氏の記事に、選挙公約である「最強のアメリカ経済を作る」と大見出しで紹介されています。
 その視点て国際情勢を見れば、目下、朝鮮半島情勢は平昌オリンピックでの融和ムードで鎮静化しているところから、場面は中東に。ペンス副大統領を現地に派遣してイスラエルの首都に米国大使館を移転する時期を明確化。
 これでパレスチナ周辺が緊迫化すれば米国にとっては昨年11月の中国訪問の時の大デールの中東版の下地が出来上がります。
 金主はサウジアラビアになろうかと思います。

 そんな大事な時にむざむざ為替がドル高に振れれば儲けが吹っ飛んでしまいます。
 ここは4月頃まではざっくりドル安円高にストレッチがかかりやすいときと言えるのではないでしょうか。

 いずれにしてもシーソーの一方に加担しすぎれば、9:1の法則で1が大儲けできる確率が高まります。
 したがって「円安」と思い込んでいた「9」は、「1」にまんまとしてやられたといえるでしょう。
 またぞろ、このドル安円高にどう対処するかで春の儲けは違ってきます。
 「9」の判断が「ドル安円高」に定着したころ、再度「1」の大儲け機会が出現するでしょう。
 その日に備えて、今から準備するには大勢につかず、逆張りに商機ありです。
 ロスカットによる買い戻しのドル安円高急カーブののち、日柄は必要ですが、やれやれの111~113円程度の戻りはあると思います。今はその日に備えたストラテジーにかじ取りをしたいものです。


さて、一週間の各通貨のレンジは以下の通りです。
ご参考になれば幸いです。
●ドル円
上値抵抗110.500
均衡109.311-108.817
下値支持107.924-107.131

●ユーロ円
上値抵抗136.871-136.783
均衡134.972-135.749
下値支持133.133

●豪ドル円
上値抵抗88.832
均衡87.487
下値支持86.011


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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