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第748回 2018年3月8日~14日までの為替見通し

2018年03月08日

 トランプ政権から経済司令塔と目されていたゲーリー・コーン氏が去り、関税問題が一転、カナダ、メキシコに緩和策が打ち出される観測がもたらされたり、トランプ流施策の文脈の見えにくさがマーケットに響いてきています。
 そんな中、今月は日本では安倍首相 対 朝日新聞の森友学園問題の財務省資料対決があり、8日から欧州中央銀行ECBの会合、ロシア大統領選挙3月18日、パウエル体制になって初めての金融政策決定会合FOMCの開催が3月20─21日に控え、トランプ大統領の予算教書にまつわる暫定予算期限切れ3月23日と、外部経済は好調ながら、国際政治経済に波浪警報が高まってきているように思います。
 こういう時、下手にショートすると、踏み上げに合うトラウマから、弱気に転じるのは非常にむつかしいものですが、波浪警報とユーフォリア(根拠なき多幸感)のせめぎ合いにもまれて、すり傷うち傷が増加する可能性も意識したいところです。

 ゆでガエルは適温経済に浸っている間にゆであがってしまうカエルの悲劇を示唆する言葉ですが、市場が一転、春の冷気に見舞われ低体温症となって身動き困難になるのもつらいものです。

 君子とまで行かなくても、自分が平静でいられるキャパシティ確保と「いざ」というとき、果敢に攻められる体力(金融力)を温存しておくのも賢明な道でしょう。
 トレードは元金がなくなっては継続できませんから、持続可能なトレードに努めたいものですね。


●ドル円
日足、週足分析でこの先、2年間くらいの期間に100円割れを見る可能性も捨てきれませんが、今週という期間に区切り、以下の通りに推測してみました。

上値抵抗107.571
均衡 106.217
下値支持104.813


●ユーロ円
上値抵抗133.762
均衡129.115
下値支持127.762


●豪ドル円
上値抵抗84.682
均衡83.467
下値支持80.281


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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