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第757回 2018年5月17日~5月23日までの為替見通し

2018年05月17日

今週の各通貨のレンジ予想は以下の通りです。

●ドル円
上値抵抗113.626 
均衡110.462-111.780
下値支持107.661-108.879

●ユーロ円
上値抵抗132.352
均衡130.242
下値支持128.923

●豪ドル円
上値抵抗84.758
均衡83.176
下値支持82.187


 相変わらず、日本の一部メディアではトランプ大統領について、金正恩氏同様、「何をしでかすかわからない」というニュアンスで報道される機会が多いのですが、トランプ氏の支持率は着実に上昇しており、病気で短期療養中のメラニア夫人に至っては10ポイントも評価UP。大人気なのです。
 「何もしないで米国を弱体化させ、ゴルフばっかりしていた」と酷評する人もいるオバマ元大統領はいまだ夫人とも人気が高いのですが、トランプ大統領と夫人もどうしてどうしてなかなかの健闘ぶりなのです。
 70歳を超えてなお、選挙公約を着実に次々と実行し、スーパーモデルさながらの美貌で颯爽と、かつ寡黙に夫とともに行動するメラニア夫人。実にかっこいいカップルだと思います。日本の一部メディアはその何が気に入らないのか、とても不思議です。事実の積み上げで、あるいは論理で、ではなく、感情的、感覚的な要素で右往左往する「大衆」受けと一蓮托生ということなのかと思いますが。

 北朝鮮と平和的解決、経済政策優先でこの先、中国減速の受け皿にするとともに、このディールが進めば、人件費高騰で世界の工場の役割を果たせなくなりつつある中国には地盤沈下を更に誘発させる事案なため、先々のマネー潮流の変化に備えて原油価格を押し上げる方向で投資マネーの湧出にも配慮を見せるあたり、トランプ大統領は辣腕戦略家です。

 もちろん、先行スキームありきで、スキームは何年も前に構築されたものであり、トランプ大統領は鋭すぎる持前の経営判断力でそのスキームのキモを瞬時に理解するのでしょう。

 ということでここから先は原油価格にかなりストレッチがかかりそうです。
これがドルとリンクするほか、市場波乱のクッション材になるだろうと思います。
 
 さて、通常、トップが顔をそろえるのはあくまでもセレモニーで、会談が行われるまでにすべて調整が済んでいる場合が多いのですが、為替チャートが示唆するところによると、一波乱あってもおかしくない、との予兆をうかがわせます。

 このまま、すんなり6月12日を迎えてしまうと6月8日のスーパーSQに面白みがありません。そこで5月下旬からネガティブな情勢も生じやすかろうと思います。
 思わぬドル安円高などの通貨変動に備えたストラテジーをお勧めします。
 

※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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