FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 市場養生訓 > 小口幸伸コラム『市場養生訓』
市場養生訓

最新の記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

第684回

2017年08月22日

 8月下旬は毎年恒例のワイオミング州のジャクソンホールでの会議に注目が集まる。中央銀行や学者、市場関係者などが集まる。マス釣りが目的の参加者もいるだろうが、少なくともFEDのイェーレンやECBのドラギにはそのような余裕はないはずだ。

 超金融緩和政策からの出口戦略を始めたFEDは、9月からバランスシートの減額に取りかかるようだが、今年3度の利上げ予定は怪しくなってきた。フェドファンドの先物レートから類推する市場の見通しでは、今後の利上げは来年の3月になってようやく50%ほどの可能性になる。

 FEDの副議長がインタビューで言っていたが、結局は元FED議長のグリーンスパンが謎だと指摘した問題が解けていない。長期金利が継続的に低水準にあることだ。それで金融政策の見通しが誤ったり、ぶれたりする。

 その上トランプ政権というかく乱要因がある。イェーレンが明確な政策を示せないとしても無理はなく、せいぜいバランスシートの減額により金融市場の安定を図るということぐらいだろう。

 市場への影響という点ではドラギのスピーチの方が可能性は高い。

 金融政策は従来のデフレ対策から新たなステージに入ったことを指摘したドラギが、より踏み込んで具体的な金融政策やスケジュールに言及する可能性もあるからだ。

 それに前回の政策理事会ではユーロの強さを懸念する声もあった。ドラギが今回ユーロに触れれば当然市場は反応するし、触れなければユーロ上昇懸念なしと捉えて市場は買いで反応する可能性がある。

 また従来から言われていたが、ECBの債券購入が限界に近いというテクニカルな問題もある。今年の4月からECBの月間債券購入額は従来の800億ユーロから600億ユーロに減額したものの、国別の債券購入額は流通額の3分の一に設定されていて、その限界が迫るのだ。特に購入額の多いドイツの債券は早ければ来年2月あたりに限界になるとの見方がある。

 こうした事情からもドラギは新たな政策を時間をおかずに打ち出す可能性がある。

 もちろんジャクソンホ―ではお茶を濁し、9月のECBの政策理事会で具体策を出す可能性もある。

このページの先頭へ

2017年08月22日
2017年08月15日
2017年08月08日
2017年08月01日
2017年07月25日

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 小口 幸伸(おぐちゆきのぶ)
    1950年生まれ。通貨・国際投資アナリスト。 元ナショナルウェストミンスター銀行国際金融本部長。 横浜国立大学経済学部卒業後、シティバンク入社。変動相場制移行後間もなく為替ディーラーとして第一線で活躍。シティバンクのチーフディーラーとなる。その後ミッドランド銀行為替資金本部長を歴任。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、取引の額の4%の額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.7%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,700円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 市場養生訓 > 小口幸伸コラム『市場養生訓』