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為替モーニング東京市場2023年12月20日

2023年12月20日
(コラム執筆時間:09時15分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円142.80~144.50
ユーロ円157.00~158.80
ユーロドル1.0880~1.1030
豪ドル円96.30~98.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

日銀金融決定会合や植田日銀総裁発言が円売りに拍車をかけ、一時ドル円は145円台に迫る展開を強いられた。ただ144円台後半では利益確定売りや実需売りに圧される格好で144円割れまで切り返されるなど、波乱含みの展開を余儀なくされている。日米の政策金利は予想通りに据え置かれたが、FRBの潜在的な利下げ期待もあり、また日銀のマイナス金利解除期待も重なっており、さらに米ドルロングや円ショートの積み上がりを解消する動きも手伝って、円高圧力は顕在化しつつある。そんな中、植田日銀総裁は1月会合の政策修正案を問われているが、出口戦略に関しては情報次第であり、確度の高い姿勢を示すことは困難と自ら述べており、市場も疑心暗鬼の状態に陥っている。いずれにしても政府日銀の曖昧戦略に翻弄された感が強く、積極的にポジションを取りづらい外部環境にある。引き続きレンジ幅を通常よりも拡大し、じっくり待機策で臨むことが無難であろう。

一方、ドル円は植田総裁のチャレンジング発言が期待を裏切った感が強いが、日米金利差が拡大する可能性は低く、戻り売り志向は根強い。ただ日米の政策方針変更は来春以降になる可能性が高く、あくまでも段階的な円高局面と見なした方が無難であり、引き続きレンジ幅ドル円142.80~144.50円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米国債利回り低下もあるが、ECB理事がインフレに対する勝利宣言は時期尚早とした上で、政策金利を現行水準に維持する必要性を強調しており、再び次なる節目ユーロドル1.10台を試す展開となっている。ただ同レベルでは一旦清算局面を迎えており、過度なユーロ高は自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0880~1.1030を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、142円台半ば前後から押し目買いと共に、144円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台半ば前後から押し目買いと共に、1.10台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円144円台半ば前後から売りを随時実施しており、現状では145円前後を視野に同レベルからナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は昨日と同様に143円前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米ドル主導の展開は否めないが、現状ではユーロドル1.10台を視野に底堅い展開を見せている。たださらなる独自の買い材料が希薄であり、1.10台では戻り売りが優先され易い相場環境にある。同レベル前後からナンピン売りと共に、1.09割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円142円台半ば前後ではロング、144円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は157円前後から押し目買いと共に、159円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は96円前後から押し目買いと共に、98円台前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円142.30145.00
ユーロ円156.50159.30
ユーロドル1.08301.1080
豪ドル円95.8098.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円142.30145.00
ユーロ円156.50159.30
ユーロドル1.08301.1080
豪ドル円95.8098.50
現在のポジション(SL&TP)
No position
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000★▼143.00(SL143.50買い)-¥25,000
ユーロ円ショート50,000★▼156.30(SL156.80買い)-¥25,000
2023年12月収支経過(01~20日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥180,000-¥50,000
ユーロ円-¥60,000-¥50,000
ユーロドル+¥78,000(+$500)
豪ドル円-¥100,000-¥25,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★▼143.50(SL144.00買い)-¥25,000
ユーロ円売り50,000★▼156.80(SL157.30買い)-¥25,000
豪ドル円売り50,000★▼96.50(SL97.00買い)-¥25,000
前日の売買&予定 海外市場
出来ず nothing done
ドル円売り50,000145.00(SL145.50買い)
ドル円買い50,000142.50(SL141.90売り)
ユーロ円売り50,000159.00(SL159.50買い)
ユーロ円買い50,000157.00(SL156.40売り)
ユーロドル売り50,0001.1000(SL1.1050買い)
ユーロドル買い50,0001.0850(SL1.0790売り)
豪ドル円売り50,00098.00(SL98.50買い)
豪ドル円買い50,00096.00(SL95.50売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000144.50(SL145.00買い)
ドル円買い50,000142.80(SL142.30売り)
ユーロ円売り50,000158.80(SL159.30買い)
ユーロ円買い50,000157.00(SL156.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1030(SL1.1080買い)
ユーロドル買い50,0001.0880(SL1.0830売り)
豪ドル円売り50,00098.00(SL98.50買い)
豪ドル円買い50,00096.30(SL95.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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