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為替イブニング海外市場2022年5月10日

2022年05月10日
(コラム執筆時間:19時22分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円129.50~131.00
ユーロ円136.50~138.00
ユーロドル1.0480~1.0630
豪ドル円89.80~91.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米債券利回りの急ピッチの上昇に対して、世界株式市場は冴えない展開を強いられているが、為替市場では米債券利回りの上昇余地が限られているとの見方も浮上しており、拙速的にドルを買い上がる雰囲気は失せつつある。とは言え、米金利の優位性と潜在的なリスク回避のドル買い需要は健在であり、過度なドル安進行は望みにくい外部環境にあり、相対的に相場の難易度を深めていると言わざるを得ない。いずれにしても、過度なドル高と円安相場でチャート分析も機能不全に陥っているだけに、基本的には米金利動向に沿ったポジショニングが求められる。ただ、ドル指数が高水準に位置しており、今までのようなドル高並びに円安志向は自重局面に差し掛かっている。引き続き相場が動意づいてからの逆張り対策が賢明であろう。

一方、ドル円は株価との相関性は希薄であり、依然として、米債券利回り動向に振り回される展開であるが、米10年債利回りが3%台で推移している以上、下値は限定的と言わざるを得ない。ただ、市場は20年ぶりの円安局面であり、円の適正水準が不透明であるため、ある程度の乱高下は意識せざるを得ないだろう。引き続き直近のレンジ幅ドル円129.50~131.00円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢を背景に買い戻す勢いは無いが、ユーロドル1.05割れではポジション調整買いや利益確定買いが散見されており、底堅い展開を見せている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0480~1.0630を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、129円台半ば前後から押し目買いと共に、131円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.05割れから押し目買いと共に、1.06台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円131円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、130円割れから随時実施しており、現状では129台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しているが、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.05割れから押し目買いと共に、1.06台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている。

●クロス円は、ドル円129円台半ば前後ではロング、131円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は136円台半ば前後から押し目買いと共に、138円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は90円割れから押し目買いと共に、91円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円129.10131.40
ユーロ円136.00138.40
ユーロドル1.04301.0670
豪ドル円89.5091.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
No position
2022年5月収支経過(02~10日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥40,000+¥40,000
ユーロ円+¥30,000+¥30,000
ユーロドル+¥48,000(+ドル350)
豪ドル円-¥25,000-¥25,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★131.30(SL131.50買い)
前日の売買 海外市場
ドル円買い50,000★△130.50(131.30ショートカバー)+¥40,000
ユーロ円買い50,000★△137.40(138.00ショートカバー)+¥30,000
豪ドル円買い50,000★▼91.30(SL90.80売り)-¥25,000
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000131.10(SL131.60買い)
ドル円買い50,000129.80(SL129.30売り)
ユーロ円売り50,000138.00(SL138.50買い)
ユーロ円買い50,000136.60(SL136.10売り)
ユーロドル売り50,0001.0620(SL1.0670買い)
ユーロドル買い50,0001.0490(SL1.0440売り)
豪ドル円売り50,00091.30(SL91.80買い)
豪ドル円買い50,00090.00(SL89.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000130.90(SL131.40買い)
ドル円買い50,000129.60(SL129.10売り)
ユーロ円売り50,000137.90(SL138.40買い)
ユーロ円買い50,000136.60(SL136.10売り)
ユーロドル売り50,0001.0620(SL1.0670買い)
ユーロドル買い50,0001.0480(SL1.0430売り)
豪ドル円売り50,00091.20(SL91.70買い)
豪ドル円買い50,00089.80(SL89.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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