通貨ペア予想レンジ ドル円141.50~143.50 " />

FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 実践トレーディング > 為替モーニング東京市場2024年9月11日
実践トレーディング

最新の記事

為替モーニング東京市場2024年9月11日

2024年09月11日
(コラム執筆時間:09時17分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円141.50~143.50
ユーロ円156.00~158.00
ユーロドル1.0980~1.1130
豪ドル円94.00~95.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

来週のFOMC及び日銀金融政策決定会合を前にして、一部報道ではFRBの追加利下げ及び日銀の追加利上げは急ぐ必要がないとの見通しも浮上してはいるが、米債券利回りが軒並み低下しており、ドルに売り圧力が掛かっている。ただ原油価格の下落や中国経済の低迷、そして中東情勢などの地政学的リスクも重なっており、依然としてドル買いニーズも根強いものがある。ファンダメンタルズ的には、インフレの鎮静化を踏まえて、本邦を除く米欧などの先進国では利下げに舵を切っており、相対的に円高基調が維持される可能性は高い。反面、金利差拡大が即座に解消される訳でもなく、あくまで段階的な円高基調と言わざるを得ない。一方、急ピッチの円高が株安を誘発している嫌いがあるが、この2か月間の荒っぽい展開も半値戻しの状態にあり、日経平均3万5000円前後が下値サポートになる可能性は高く、ドル円相場も140円前後では下げ渋る展開も予想される。株価及び為替相場共に、上記レベルでは一旦清算局面を迎えると見なした方が無難かもしれない。いずれにしても投資家心理の冷え込みが顕著であるだけに、ある程度の乱高下を想定した上で臨機応変な売買が必要であろう。

一方、ドル円は米債券利回り低下を背景に、拙速的な上値トライは慎重になっている。またFOMCの利下げ幅を見極めるまでは、拙速的にポジションを取りづらい側面も強い。引き続きレンジ幅ドル円141.50~143.50まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは目ぼしい買い材料のない中、戻り売りが優先されている。ただ1.10割れも意識されているが、同時に割安感の買い戻しも随所に散見されており、狭いレンジ幅での攻防が予想される。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0980~1.1130を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、141円台半ば前後から押し目買いと共に、143円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.10割れから押し目買いと共に、1.11台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円143円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は142円割れを視野に、141円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色をさらに強めている。現状ではユーロドル1.10割れを視野に、同レベル前後から押し目買いと共に、1.11台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円141円台半ば前後ではロング、143円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は156円前後から押し目買いと共に、158円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円前後から押し目買いと共に、95円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円140.80144.10
ユーロ円155.50158.50
ユーロドル1.09301.1180
豪ドル円93.5096.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円140.80144.10
ユーロ円155.50158.50
ユーロドル1.09301.1180
豪ドル円93.5096.00
現在のポジション
豪ドル円ロング50,000☆95.00(SL94.50売り)
2024年9月収支経過(02~11日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥110,000+¥25,000
ユーロ円+¥125,000+¥25,000
ユーロドル
豪ドル円-¥75,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000★△158.50(157.50ロングカバー)+¥50,000
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000143.80(SL144.30買い)
ドル円買い50,000☆△142.50(143.00ショートカバー)+¥25,000
ユーロ円売り50,000158.80(SL159.30買い)
ユーロ円買い50,000☆▼157.30(SL156.80売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.1150(SL1.1200買い)
ユーロドル買い50,0001.1000(SL1.0950売り)
豪ドル円売り50,00095.80
豪ドル円買い50,00094.50(SL93.80売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000143.50(SL144.10買い)
ドル円買い50,000141.50(SL140.80売り)
ユーロ円売り50,000158.00(SL158.50買い)
ユーロ円買い50,000156.00(SL155.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1130(SL1.1180買い)
ユーロドル買い50,0001.0980(SL1.0930売り)
豪ドル円売り50,00095.50
豪ドル円買い50,00094.00(SL93.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産取引業協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 実践トレーディング > 為替モーニング東京市場2024年9月11日