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為替モーニング東京市場2022年1月21日

2022年01月21日
(コラム執筆時間:09時08分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.70~114.70
ユーロ円128.50~129.50
ユーロドル1.1270~1.1370
豪ドル円81.80~82.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場の関心が来週予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)にて、FRBが積極的な金融引き締め策に向かうとの思惑も働いており、米金利先高観測を背景に、米国株式市場では3指数揃って下落するなど、一旦ポジションの手仕舞いが優先されている。そんな中、原油価格の高騰や中国経済の後退と共にサプライズチェーン問題、そして、オミクロン株の早期収束期待はあるものの、世界経済の活性化の足かせになっており、相対的な不安材料がマーケットの緊張感を強めている。いずれにしても、リスク回避の構造が複雑化しており、安易にポジションを取りづらい相場環境にあるだけに、引き続き直近のレンジ幅を駆使し、臨機応変な売買が求められる。

一方、ドル円は日米金利差拡大を背景に底堅い展開であるが、中国経済の失速懸念もあり、リスク回避の円買いとドル買いが併用されており、狭いレンジ幅での攻防が予想される。引き続きレンジ幅ドル円113.70~114.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機策に努めることが一考であろう。

他方、ユーロドルは1.13台半ば前後で膠着度を強めていたが、ラガルドECB総裁がECBは米当局ほど迅速に行動しない十分な理由を述べたこともあり、欧米金利差拡大観測を踏まえて、ユーロ売りが加速し、一時1.13割れになるなど下値圧力が増している。ただ、ドル高警戒も同時に発生しており、下値トライも慎重にならざるを得ない。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1270~1.1370を重視し、同レベル前後からのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、113円台後半から押し目買いと共に、114円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.13割れから押し目買いと共に、1.14前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強めている中、輸出企業はドル円114円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は114円割れを視野に、113円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しているが、ドルの調整売りも手伝い、ユーロドル1.13前後でもみ合い相場と化している。引き続き直近のレンジ幅を重視し、ユーロドル1.12台半ば前後から押し目買いと共に、1.13台半ば以上はナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円113円台半ば前後ではロング、114円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は128円台半ば前後から押し目買いと共に、129円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は82円割れから押し目買いと共に、83円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.00115.10
ユーロ円128.00130.00
ユーロドル1.12001.1420
豪ドル円81.2583.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆129.20(SL128.60売り)
ユーロドルロング50,000☆1.1350(SL1.1270売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆▼130.20(SL129.20売り)-¥50,000
2022年1月収支経過(04~21日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥5,000
ユーロ円-¥10,000
ユーロドル+¥19,500(+$150)
豪ドル円-¥45,000-¥50,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000114.80(SL115.30買い)
ドル円買い50,000113.80(SL113.30売り)
ユーロ円売り50,000130.20
ユーロ円買い50,000☆129.20(SL128.70売り)
ユーロドル売り50,0001.1380
ユーロドル買い50,0001.1300(SL1.1250売り)
豪ドル円売り50,00083.00(SL83.50買い)
豪ドル円買い50,00082.00(SL81.50売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000114.60(SL115.00買い)
ドル円買い50,000113.70(SL113.30売り)
ユーロ円売り50,000129.50
ユーロ円買い50,000128.50(SL128.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1370
ユーロドル買い50,0001.1270(SL1.1220売り)
豪ドル円売り50,00082.80(SL83.30買い)
豪ドル円買い50,00081.80(SL81.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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