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為替イブニング海外市場2022年5月18日

2022年05月18日
(コラム執筆時間:19時42分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円128.50~129.80
ユーロ円135.20~136.50
ユーロドル1.0450~1.0580
豪ドル円90.00~91.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

FRBはインフレ抑制のためには、金融引き締め策で対処せざるを得ないのだろうが、高インフレの原因がロシア制裁によるエネルーギー価格の急騰、そして、新型コロナによるロックダウンに追い込まれている中国サプライチェーンの供給問題であり、今後も景気停滞とインフレが重なるスタグフレーションが進行する可能性が高く、相対的な市場心理は萎えている。短期筋としても、積極的にポジションを構築できない側面があり、調整主動の展開を強いられている。そして、一部では金融引き締め策でインフレ抑制を促す難しさも指摘されているが、米10年債利回りは節目の3%に接近してはいるが、利上げ期待が織り込まれている関係上、安易にドルを買い戻す動きは慎重になっている。引き続き相場が動意づいてからの始動を心掛けるのが得策であろう。

一方、ドル円は米金利が伸び悩む中、改めて130円前後で上値の重さが意識されている。また、実需売買も129円割れと130円前後で散見されており、拙速的な売買は手控えて、引き続きレンジ幅ドル円128.50~129.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはECB内では利上げ期待もある反面、ウクライナ情勢が沈静化するまでは、現状維持との見解も少なくなく、依然として、米ドル主導の展開と見なした方が無難であろう。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0450~1.0580を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、128円台半ば前後を視野に、同レベルから押し目買いと共に、130円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.04台半ば前後から押し目買いと共に、1.06前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円130円前後を中心に、129円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、128円台半ば前後から押し目買いを継続している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しているが、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.06前後からナンピン売りと共に、1.04台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円128円台半ば前後ではロング、130円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は135円台前半から押し目買いと共に、136円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は90円前後から押し目買いと共に、91円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円128.00130.30
ユーロ円134.80137.10
ユーロドル1.04201.0645
豪ドル円89.5591.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★△129.50(128.70ロングカバー)+¥40,000
ユーロ円買い50,000★△134.00(134.40ショートカバー)+¥20,000
ユーロ円売り50,000★▼135.30(SL135.80買い)-¥25,000
ユーロドル売り50,000★△1.0480(1.0370ロングカバー)+$550
豪ドル円売り50,000★▼90.50(SL91.00買い)-¥25,000
前日の売買 海外市場
ユーロ円売り50,000☆136.50(SL137.00買い)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000130.00(SL130.50買い)
ドル円買い50,000128.70(SL128.20売り)
ユーロ円売り50,000137.00(SL137.50買い)
ユーロ円買い50,000☆△135.80(136.50ショートカバー)+¥35,000
ユーロドル売り50,0001.0600(SL1.0650買い)
ユーロドル買い50,0001.0480(SL1.0430売り)
豪ドル円売り50,00091.50(SL92.10買い)
豪ドル円買い50,000☆90.30(SL89.80売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000129.80(SL130.30買い)
ドル円買い50,000128.60(SL128.10売り)
ユーロ円売り50,000136.50(SL137.00買い)
ユーロ円買い50,000135.20(SL134.70売り)
ユーロドル売り50,0001.0580(SL1.0630買い)
ユーロドル買い50,0001.0460(SL1.0410売り)
豪ドル円売り50,00091.20
豪ドル円買い50,00090.00(SL89.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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