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第504回 思ったほど「低インフレに触れない」、期待ほど「緩和縮小に傾斜しない」可能性…!?

2017年08月25日

 “北朝鮮情勢(リスク回避)”“米金利先高観の後退”、さらには“トランプ政権の不透明感”も台頭する中、ドル円は大きく揺れ動きました。「5/11高値-7/11高値を頂点とするダブルトップ」の“ネックライン(6/14安値:108.788円)”を割り込む108.60円水準へと売り込まれる場面も見られましたが、3度にわたって同日中に跳ね返され、現在は109円半ばへ通し戻されています。

 こうした中、いよいよ今週最大(今月最大?)のビッグイベント(ジャクソンホール会合)を迎えます。注目される最大の要因は、“米欧金融政策の行方”が絡んでいるからです。「割り込みはしたものの、ダブルトップは未完成」というテクニカルから“下値達成感が台頭しやすい”ひいては“仕掛け的動きは抑制される(ブレーキがかかりやすい)”を地で往く動きを見せている現状ですが、今後の展開はイエレンFRB議長(23:00~)/ドラギECB総裁(28:00~)の発言次第といっても過言ではありません。

 前者に関しては“9月バランスシート縮小”は織り込み済みと考えられますので、“追加利上げの示唆(米インフレ鈍化の言及)”がポイントということになります。ただ“インフレ見通しの低迷”から金利動向とは乖離が鮮明であり、これを埋める(利上げする)ためには“マーケットとのすり合わせ”はどうしても必要になってきます。示唆されないようなことがあると、“米金利先高観は一層後退⇒ドル安””との見方が台頭しやすいと見られるのは、あながち突飛とはいい切れないところがあります。

 もっともダドリーNY連銀総裁は10日に「ドル安から輸入物価を押し上げ、労働環境の引き締まりに伴って賃金が上昇し、最終的にインフレ圧力は上がる」とし、「景気がこのまま推移すれば、年内もう1回の利上げを支持」とも述べています。7月FOMC議事録では“株式等の資産価格上昇への警戒感”が示されており、イエレン議長講演では「(マーケットが想定するほど)低インフレへの警戒感は示されない」可能性が残ります。

 一方の後者は「今秋に」とされた“緩和政策縮小の示唆”が最大のポイントと見られますが、メルケル独首相の4選がかかった独総選挙(9/24日)を前にした金融政策変更には、いささか疑問が残ります。「緩和策の縮小の議論を今秋に…」ということで盛り上がりを見せていますが、スケジュール感を考えると「緩和縮小は次々回(10/26)が本命」と見るのが自然です。そうなるとドラギECB総裁講演では「緩和縮小は示唆されない」という可能性が残り、一方で欧経済に暗い影を落としつつある「直近のユーロ高は放っておけない(ユーロ高けん制)」に対する懸念も残ります。

 あとは結果次第ですが、個人的には「思ったほど低インフレに触れない(イエレン)」「期待ほど緩和縮小に傾斜しない(ドラギ)」といったシナリオを描いています。このシナリオ通りだとすればかなりの急変動が想定されますが、はたして結果や如何に…!?

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

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