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レンジ上限を突破 - 次なる分水嶺に挑む…!?

2019年09月10日

◆終値ベースで突破

主だったイベントが不在の中、昨日は「独財政出動への期待感」「強めの英経済指標」がユーロとポンドを上昇させました。
さらに「米中通商協議再開に向けた動き」がいくつか報じられたこともあり、“リスク回避姿勢”は一段と緩みました。
107円ラインを“終値ベースで”突破したドル円は、“5日高値(107.224円)”をも上回る上伸を見せています。


◆突破できればさらなる弾み、できなければ…? - 次なる分水嶺

こうして「レンジ突破を巡る攻防戦」を“上抜けた”ことから、“さらなる上値追い”への期待も高まろうかといった局面に移りつつあるように見えます。
しかしながらもう一つ、“難所”が待ち構えているのも事実です。
次なるメドと見られる“107円半ば”は、“日足・一目均衡表先行スパン下限(107.416円)”“8/1~8/26の61.8%戻し(107.454円)”“心理的節目(107.50円)”、さらに“8/2高値(107.564円)”が重なっているからです。


◆それでも“戻り売り”が依然として優勢なのが救い…

突破できれば“108円回復に弾み”がつくと見られる反面、越え切れるかは“微妙”といった分水嶺…。
現時点では“期待し過ぎ”と見るべきでしょうが、しかし「強力なポジティブ要因」が跳び出したわけではないだけに、“戻り売り”が依然として優勢なのが救いです。
まずは“突破の有無”を見極める必要がありますので、“上値追い”には慎重姿勢が求められると見られます。
それでも“(安易な)戻り売り”は危険と考えながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。


◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:107.884(20週移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:107.721(日足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:107.564(8/2高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:107.454(8/1~8/26の61.8%戻し、日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.329(+2σ)
前営業日終値:107.269(9/9高値)
下値1:107.135(50日移動平均線)
下値2:107.000(大台)
下値3:106.880(週足・一目均衡表転換線、+1σ、ピボット1stサポート)
下値4:106.764(9/9安値)
下値5:106.685(9/3~9/9の38.2%押し)

※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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