◆ “ドル買い”優勢 - 一時124円台

「日米金融当局の立ち位置の違い」への思惑は継続したことから、昨日は幅広い通貨に対して“ドル買い”が" />

FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

マネパ為替分析 日刊レポート

最新の記事

ただ目先は“織り込み済”が意識される…!?

2022年04月07日

◆ “ドル買い”優勢 - 一時124円台

「日米金融当局の立ち位置の違い」への思惑は継続したことから、昨日は幅広い通貨に対して“ドル買い”が進行しました。
特に米10年債利回りが“2.6%乗せ”を達成した影響が大きく、ドル円は“124.050円”へとさらに上値を伸ばす場面が見られています。
注目のFOMC議事要旨でも『月額最大950億ドルの保有資産縮小を示唆』『0.50%利上げを複数行う可能性』が示されるなど、「日米金利差」はテーマであり続けています。

一方で、前日に「ブレイナードFRB理事の変節(最ハト派→タカ派)」が示されていたこともあり、マーケットは“織り込み済”との認識が増大しています。
このため公表後に“一旦の材料出尽くし”と捉えられる場面が見られるなど、“一方通行的なドル買い”には至っていないのが実状といえます。


◆ “125円台”に向けた再稼働と考えるが…?

「米5月0.50%利上げ」については、すでに金利先物市場では“80%近く”が織り込まれています。
また「年内6回で計2.25%利上げ」を想定した相場形成も、すでになされている実状があります。
さらに昨日の議事要旨にて「バランスシート縮小」が明らかにされたことを考えれば、前記“織り込み済”が意識されるのも当然といわざるを得ないところがあります。
それでも「日米金融当局の立ち位置の違い」を考えれば、ポジション調整以外に“ドル売り”あるいは“円買い”が継続的に進行するケースは想定しづらい…?

予断を許さない「ウクライナ情勢」も、“ユーロ売り→ドル買い”としてドル円の下値を支える展開が想定されるところです。
「思惑一辺倒」には違和感を覚えるだけに、目先は“利益確定売り(上値の重さ)”を想定せざるを得ませんが、引き続き「“125円台”に向けた再稼働」と見たいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:125.082(3/28高値、大台)
上値4:124.690(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:124.370(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:124.293(3/29高値)
上値1:124.050(4/6高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:123.782
下値1:123.436(4/6安値、ピボット1stサポート)
下値2:123.272(+1σ)
下値3:123.178(日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値4:122.989(3/31~4/6の38.2%押し、大台)
下値5:122.848(ピボットローブレイクアウト)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:94.162(4/5-6高値)
上値4:94.000(大台)
上値3:93.611(4/5~4/6の61.8%戻し)
上値2:93.441(4/5~4/6の50%戻し)
上値1:93.271(4/5~4/6の38.2%戻し)
前営業日終値:92.959(大台)
下値1:92.870(+1σ)
下値2:92.720(4/6安値)
下値3:92.540(日足・一目均衡表転換線)
下値4:92.460(3/31~4/5の50%押し、ピボット1stサポート)
下値5:92.252(4/5安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

164.615(3/28高値)
164.000(大台)
163.000(大台)
162.720(3/29高値)
162.468(3/28~3/30の61.8%押し)
162.274(4/6高値)
162.000(大台、+1σ)
161.829(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:161.765
161.388(4/6安値)
161.039(3/30~4/7の38.2%押し、大台)
160.658(3/30~4/7の50%押し)
160.492(4/5安値)
160.283(4/4安値、3/30~4/7の61.8%押し)
160.000(大台)
159.641(4/1安値)
159.439(3/31安値)
159.039(3/23安値、3/30安値、20日移動平均線、大台)
158.000(大台)
157.800(3/8~3/28の50%押し、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)

(10:30)
(11:25、テクニカル追記)

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産取引業協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > マネパの為替分析 日刊レポート > ただ目先は“織り込み済”が意識される…!?