◆ さらに"上値追い”… - "125円回復"

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マネパ為替分析 日刊レポート

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そして“黒田シーリング”を巡る攻防戦へ…!?

2022年04月12日

◆ さらに"上値追い”… - "125円回復"

「米金融正常化加速」への思惑は、さらに加速している印象があります。
このため米株価指数は“下落”したものの、米10年債利回りは“さらに上昇(一時2.79%)”しており、これに引っ張られたドル円は“125.759円”へと駆け上がりました。

こうしてポイントと見られた“125.082円(3/28高値)”を突破したことで、いよいよ“黒田シーリング(14/6/5高値:125.843円)”が見えてきました。
“ドル買い”あるいは“円売り”には安心感も漂いつつありますので、そうなると「往き付くところまで…」をいった思惑が台頭してもおかしくないことになります。
“仕掛け的な動き”も入りやすく、“さらなる押し上げ”には十分注意が必要といわざるを得ないところです。


◆ 怖いのは「円安けん制」だが、「買い場提供」の可能性も…?

こうなってしまうと問題は、昨日も記した「円安けん制」です。
これが跳び出すと“瞬間的な巻き戻し(ドル売り+円買い)”が発生してもおかしくなく、“往き過ぎ感”と合わされば、想定以上に下押す可能性もゼロではありません。
このためより注意が必要ということになりますが、それでも「日米金融当局の立ち位置の違い」は鮮明です。
これが変わらない限りは、「買い場提供」となる可能性は高い…?

オーダー状況を見ると、“125.60-85円”にはかなりの規模のドル売りオーダーが待ち構えています。
このため“上値の重さ”は意識されやすく、それでいて前記「円安けん制」が跳び出す可能性まで考えれば、ここから上の“ついていく”はリスクが高いと考えます。
それでも“戻り売り”を狙うよりも、“押し目買い”で対応したいところです。
特に本日は米CPIが予定されますので、発表前には“ポジション調整”、少なくとも“一旦の様子見”から「買い場を提供」する可能性がありますので…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:126.210(02/5/20高値)
上値4:126.080(02/5/21高値、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値3:125.843(14/6/5高値)
上値2:125.759(4/11高値)
上値1:125.609(4/11高値後の戻り高値)
前営業日終値:125.387(+2σ)
下値1:125.000(大台)
下値2:124.696(3/31~4/11の23.6%押し)
下値3:124.442(ピボット1stサポート)
下値4:124.237(+1σ)
下値5:124.156(4/11安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:94.000(大台)
上値4:93.614(4/11高値、ピボット1stレジスタンス)
上値3:93.491(4/5~4/7の61.8%戻し)
上値2:93.396(+1σ、4/11高値後の61.8%戻し)
上値1:93.221(4/11高値後の50%戻し)
前営業日終値:93.019(大台)
下値1:92.867(4/7~4/11の61.8%押し)
下値2:92.519(4/11安値)
下値3:92.405(4/7-8安値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値4:92.252(4/5安値)
下値5:92.058(3/31~4/5の61.8%押し、大台)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

166.079(16/2/16高値、大台)
165.122(+2σ)
165.000(大台)
164.615(3/28高値)
164.000(大台)
163.846(4/11高値)
前営業日終値:163.358
163.000(大台)
162.608(+1σ)
162.011(3/30~4/11の38.2%押し、大台)
161.717(4/11安値)
161.646(4/8安値、日足・一目均衡表転換線)
161.444(3/30~4/11の50%押し)
161.388(4/6-7安値)
161.000(大台)
160.877(3/30~4/11の61.8%押し)
160.492(4/5安値)


《09:20》
《11:10、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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