◆ 一時“円売り”、後に“ドル売り”… - 乱高下は続く
 
往って来い…。

先" />

FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > マネパの為替分析 日刊レポート > 引き続き“下値はしっかり”を基本路線に…!?
マネパ為替分析 日刊レポート

最新の記事

引き続き“下値はしっかり”を基本路線に…!?

2024年09月25日

◆ 一時“円売り”、後に“ドル売り”… - 乱高下は続く
 
往って来い…。

先週末に続き、植田日銀総裁は“ハト派発言”を繰り返しました。

 『政策判断に時間的な余裕がある』

これを「日銀年内利上げは遠退いた」と捉えたマーケットは、“円売り(戻し)”を加速させました。
また「中国の預金準備率引き下げ(0.50%)/金利引き下げ(0.20%)」も“株高の連鎖→リスク選好”として後を押した印象があり、ドル円を“144.691円”へと押し上げました。

一方で欧州タイム以降は、このリスク選好姿勢が“リスク通貨買い→ドル売り”につながりました。
さらに「米経済指標悪化」のみならず、格付け大手ムーディーズの「米国債格下げ警告」も加わったことで、次第に“ドル売り”は加速しました。
こうして“143.119円”へと押し下げられると、本日に入って“143円割れ(本稿執筆時安値は142.894円)”を示現するに至っています。


◆ 金利面では“ドル売り”が後押しされやすいものの…?

短期金融市場で見た「年内利下げ幅」予想を見ると、“0.75%が大勢(48%)”は変わらないものの、“1.00%が上昇(25%→35%)”しています。
このため金利面では“ドル売り”に作用しやすいと考えられますが、一方で冒頭に記した「日銀年内利上げは遠退いた」との見方からは“円買い加速”は想定しづらいと見るのが自然です。
そうなると“方向感定まらず”が継続する中、“上値は重いが、下値も堅い”を地で往く展開と見るのが、やはり妥当といえそうです。

オーダー状況を見ると、「ドル買いオーダー」は“143.00-142.70円”にまとまった規模で散見されています。
“下回ると加速”しかねない反面、そうでなければ“反発の要所”となり得る分水嶺…?
昨日の反落で“145円台”はかなり遠退いた印象がありますが、それでも“下値はしっかり”との見方は堅持したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

144.940(+1σ、大台)
144.691(9/24高値)
144.589(月足・一目均衡表基準線)
144.439(100週移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
144.267(9/24高値後の76.4%戻し)
上値5:144.196(ピボット1stレジスタンス)
上値4:144.005(9/24高値後の61.8%戻し、大台)
上値3:143.793(9/24高値後の50%戻し)
上値2:143.580(9/24高値後の38.2%戻し)
上値1:143.273(20日移動平均線)
前営業日終値:143.162
下値1:143.000(大台)
下値2:142.739(9/16~9/24の38.2%押し)
下値3:142.624(ピボット1stサポート)
下値4:142.136(9/16~9/24の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値5:142.000(大台)
141.885(9/19安値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
141.740(9/20安値)
141.533(9/16~9/24の61.8%押し)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

100.148(7/31高値、+2σ)
99.989(200日移動平均線、大台)
99.860(9/2-3高値)
上値5:99.748(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
上値4:99.644(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:99.280(50週移動平均線)
上値2:99.159(ピボット1stレジスタンス)
上値1:99.060(9/24高値、大台)
前営業日終値:98.673
下値1:98.528(+1σ)
下値2:98.182(9/11~9/24の23.6%押し)
下値3:98.051(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stサポート)
下値4:97.990(9/24安値、50日移動平均線、大台)
下値5:97.772(週足・一目均衡表転換線)
97.630(9/23安値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
97.504(ピボット2ndサポート)
97.304(9/11~9/24の38.2%押し)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

196.108(100日移動平均線)
195.966(20週移動平均線、大台)
195.000(大台)
194.900(7/30~8/5の76.4%戻し)
194.336(+2σ)
194.103(7/11~8/5の50%戻し、日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線)
194.000(大台)
193.486(9/2高値)
193.361(9/3高値)
193.318(9/24高値)
193.000(大台)
192.556(200日移動平均線)
前営業日終値:192.044大台)
191.722(+1σ)
191.341(9/24安値)
191.061(日足・一目均衡表先行スパン下限、50日移動平均線、9/11~9/24の23.6%押し、大台)
190.939(50週移動平均線)
190.133(9/23安値)
190.000(大台)
189.785(週足・一目均衡表転換線)
189.651(9/11~9/24の38.2%押し)
189.025(20日移動平均線、大台)
188.695(9/20安値)
188.602(日足・一目均衡表基準線)
188.518(9/11~9/24の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
188.000(大台)
187.884(週足・一目均衡表先行スパン上限)

《10:45》
《11:35、テクニカルライン追記》

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産等取引業協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > マネパの為替分析 日刊レポート > 引き続き“下値はしっかり”を基本路線に…!?