◆ “円売り”+“ドル買い”… - “145円台”回復
 
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マネパ為替分析 日刊レポート

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基本は“上抜け→さらなる上値模索”と見るが…!?

2024年09月27日

◆ “円売り”+“ドル買い”… - “145円台”回復
 
中国の景気刺激策が効いている…。

3日続けて中国が景気刺激策を発表したことで、マーケットは“リスク選好姿勢”に傾いています。
この影響にて「株高の連鎖」が進行しており、日経平均は“大幅上昇(1000円超高)”、米S&P500や独DAXなども“最高値更新”を見せており、それにつれて“円売り”が進行しています。

一方で「米新規失業保険申請件数」は“2週連続減少(21.8万件)”しており、「米利下げペース鈍化」への思惑から米10年債利回りは“上昇(→3.82%)”しています。
こうして“ドル買い”も進行する中、“心理的な節目(145円)”を上回ったドル円は“145.206円”へ、本日に入って“145円半ば(本稿執筆時高値は145.571円)”へとさらに上値を伸ばしています。


◆ それでも“紆余曲折”は想定せざるを得ない…?

こうしてテクニカル的には“上抜けた”格好となることから、“さらなる上値模索”への期待は高まりつつあります。
ただ本日は「自民党総裁選」が行われ、NYタイムにはFRBが重視する「PCEコア・デフレータ」も予定されています。
そうなるとその結果次第では、まだ“紆余曲折”を想定せざるを得ない…?

前者に関しては「石破 VS 高市」が想定されていますが、本稿執筆時は「高市総裁誕生」を想定したマーケットを形成しています。
ただし「選挙は水物」といわれるだけに、蓋を開けるまではわからない類の代物…?

一方で後者は“伸び拡大(コア前年比+2.7%)”が想定されていますが、総合は“伸び鈍化(同+2.3%)”と見られています。
基本は“コア主導”と見られますが、どちらに捉えられるかは“微妙”というのが実状といったところ…?

“もう一段の上値模索”を基本路線と考えつつも、本日は週末でもあります。
“不意な揺れ動き(乱高下)”には、やはり注意しておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

147.000(大台)
146.647(20月移動平均線)
146.436(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
146.000(大台)
145.821(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:145.561(9/4高値)
上値4:145.341(ピボット1stレジスタンス)
上値3:145.206(9/26高値)
上値2:145.116(+1σ)
上値1:145.000(大台)
前営業日終値:144.861
下値1:144.589(月足・一目均衡表基準線)
下値2:144.461(100週移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
下値3:144.246(ピボット1stサポート)
下値4:144.111(9/26安値)
下値5:144.000(大台)
143.879(9/16~9/26の23.6%押し)
143.631(ピボット2ndサポート)
143.311(20日移動平均線)
143.151(ピボットローブレイクアウト)
143.057(9/16~9/26の38.2%押し、大台)
142.894(9/25安値、日足・一目均衡表転換線)
142.394(9/16~9/26の50%押し)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

101.576(ピボットハイブレイクアウト)
101.492(7/26高値、20週移動平均線)
101.228(7/29高値)
上値5:101.000(大台)
上値4:100.677(+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:100.307(ピボット1stレジスタンス)
上値2:100.148(7/31高値)
上値1:100.020(200日移動平均線、大台)
前営業日終値:99.878
下値1:99.748(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
下値2:99.310(50週移動平均線
下値3:99.000(大台、ピボット1stサポート)
下値4:98.841(+1σ)
下値5:98.626(9/26安値)
98.485(9/25安値、9/11~9/26の23.6%押し)
98.197(ピボット2ndサポート)
97.990(9/24安値、大台)
97.914(日足・一目均衡表先行スパン下限)
97.749(50日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
97.630(9/23安値、週足・一目均衡表先行スパン上限)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

198.000(大台)
197.591(7/31高値)
197.408(7/11~8/5の61.8%戻し)
197.000(大台)
196.099(100日/20週移動平均線)
196.000(大台)
195.513(+2σ)
195.000(大台)
194.900(7/30~8/5の76.4%戻し)
前営業日終値:194.306
194.103(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線)
194.000(大台)
193.000(大台)
192.691(200日移動平均線)
192.506(9/26安値、+1σ)
192.000(大台)
191.844(9/11~9/26の23.6%押し)
191.751(9/25安値)
191.341(9/24安値)
190.987(日足・一目均衡表先行スパン下限、50週移動平均線、大台)
190.690(50日移動平均線)
190.291(9/11~9/26の38.2%押し)
190.133(9/23安値、日足・一目均衡表転換線)
190.000(大台)

《10:55》
《11:40、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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