あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
年末・年始の流動性低下もあり、特に先週はトレンドを伴う動意を見せることはありませんでした。
しかしながら緩やかな“堅調推移”は続いており、最終的に“115円乗せ(終値は115.084円)”を示現して、2021年の取引を終えています。
「オミクロン株の感染拡大」は依然として続いているものの、「重症化リスクは低い」との認識が大勢を占めているのが実状です。
このため“リスク回避”ではなく、逆に“リスク選好”に傾斜しやすくなっている印象が否めないところです。
一方で「米利上げ観測」を背景にして、“米利回り上昇”が促されやすくなっているのも事実です。
こうして新年最初の取引と立った3日にはNYダウ・S&P500が揃って“史上最高値更新”、一方で“米10年債利回りは上昇(一時は1.638%)”を見せたという事実もあります。
今週は「米雇用統計」を週末(7日)に控えるスケジュール感ですので、こうした動き(流れ?)が阻害される可能性はゼロではありません。
しかし“リスク/金利”双方からの後押しとあっては、そうした力は“緩みがち”と見るのが自然です。
増してや昨日の上昇にて“昨年11/26の急落前(115.35円水準)”を回復しており、「オミクロン相場の終焉」と見る向きが台頭してもおかしくないところです。
“買われ過ぎ”から派生する“ポジション調整”には十分に気を付けつつ、今週は“さらなる上値模索”を期待して臨みたいところです。
少なくともそれを期待した“仕掛け的な動き”が入る可能性は、かなり高いと考えますので…。