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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2022年2月28日(月)]

2022年02月28日

「ウクライナ情勢」を巡って、先週もマーケットは振り回されました。

まず『ロシアはドネツク・ルガンスクの独立承認(21日)』と報じられたことから、センチメントは大きく悪化しました。
次いで『ウクライナは非常事態宣言発令(23日)』にて緊張がさらに高まると、『ロシア、ウクライナに侵攻(24日)』との報でピークを迎えました。
“リスク回避→円買い”が優勢となる中、ドル円は“114.405円”へと一時下落する動きを見せました。

一方で“有事のドル買い”が久々に見られる中、その後は“知ったら終い(材料出尽くし)”が目立ちました。
週末には『ロシア-ウクライナ間で停戦協議』との報も流れていますので、そこからさらに下値を窺う展開には至っておりません。

『ロシア、核戦力を特別態勢に移行』との報も流れていますので、“巻き戻し一辺倒”といった動きにつながりづらいのは否めないところがあります。
特に『SWIFT(いわゆる国際決済ネットワーク)からロシア排除』との報は“マーケットの混乱”を促しかねず、特に注意が必要です。
ロシアがすんなり受け入れる可能性は低く、そうなると“リスク回避姿勢”は残存すると見るのが妥当だからです。
もっとも「紛争長期化は回避」との思惑が台頭しやすくなっているのは事実ですので、“リスク回避一辺倒”といった展開も想定しづらい…?

今週は「ISM製造業景況指数(1日)」を皮切りに、「米雇用統計(4日)」まで
重要な米経済指標が目白押しとなっています。
さらに「パウエルFRB議長・議会証言(2日)」も予定されていますので、「米3月利上げに向けた思惑(0.25% or 0.50% or それ以上)」も台頭しやすいとも見られます。
そして「ウクライナ情勢」ばかりに目が行っていますが、一旦“知ったら終い(材料出尽くし)”になったことを考えれば…?

「ヘッドライン次第で“上を下へと揺れ動く”」は想定しておかなければなりませんが、目先は「米利上げ観測の行方」に再びテーマ変更される展開を想定したいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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