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第590回(最終回) 「先週後半の、対主要通貨でのUSD買いは、基調の変化の兆しでしょうか、、、。」
今回で、当コラムは最終回となります。
長期間の連載となりましたが、ご愛読大変ありがとうございました。
さて、先週後半の外為マーケットの主要3通貨の商状ですが、、、。
どうも、USD全面高商状といったことになった模様でしたが、私見では懐疑的な面もるのでしたが、、、。
通常であれば、季節要因等もあって(米国マーケットは休場&短縮取引となりましたし)流動性の低下を背景にして、薄商いによりプライスのフレ幅が増幅されたり、ポジション調整絡みのオーダーもプライス・アクションに反映され易くなっている地合いもあって、最近のUSD堅調の流れを支援したとも言えなくもないのでしょうが、、、。
ただし、グローバルなマーケット全般で、(極度のリスク回避の連鎖により)USD建てアセット(キャッシュも)に資金フローが向かっているといった見方もあるようですので、、、。
ポートフォリオのリ・バランス(リスク資産の再評価=より厳格な安全資産の見極めといった)がより慎重なリスク・ヘッジを要請していることから、顕著なアセット・アロケーション(USD選好)の前哨なのかもしれません、、、。
いずれにしましても、外為マーケットの主要3通貨のプライス・アクションに限っても、年末特有の撹乱を誘発しただけの、USDの買い戻し商状と看過するわけにいかないのかもしれません、、、。
ですので、商いを手控えて、対主要通貨でのUSDの方向観が判然とするまで(越年早々までには)待機するのも良いのかもしれません、、、。
さて、EUR/USDのプライス・アクションですが、、、。
先週後半のEUR/USDは、一段と下値レベルを切り下げることになってしまいたようでしたので、、、。
25日(金曜日)のロンドン・マーケットのオープンのタイミングでは、オプション(OP)の設定観測のあった、EUR/USDの1.3300レベルもあっけなく、そしてクリアーに下抜ける商状となってしまいました、、、。
その後の(主要マーケットが短縮取引となる)ニューヨーク・マーケットの序盤には、、、。
EUR/USDは、1.3230アラウンドまでプライスを切り下げての商いとなっておりました(一時、EUR/USDは1.3210付近の直近最下値レベルを示現)、、、。
ただ、ニューヨーク・タイムになってからは、EUR/USDでのEUR売りも一応は一巡した感もありましたし、週末(米国は連休の狭間ですし)に深追いして下値に突っ込むまでには至らなかったようでしたので、、、。
週末金曜日のニューヨーク・マーケットを通じて、EUR/USDは1.3250レベルを挟んでの低迷商状に終始した印象でした、、、。
結局、ニューヨーク・マーケットのクロージングでは、EUR/USDは1.32225/30レベルの足許最下値圏での越週となりました、、、。
ちなみに、インター・コンチネンタル取引上(ICE)上場の、主要6通貨のバスケットで構成・算出されるドル・インデックスのプライシング(キャッシュ物)を参照しますと、、、。
25日のニューヨーク・マーケットのザラ場で、ドル・インデックスは79.702まで上昇してきており(クローズは、79.683)、10月4日のザラ場で示現した79.838(クローズでは、79.597)が至近距離となっておりました、、、。
他方、USD/JPYの商状も、、、。
金曜日の東京マーケットで商いが本格化する頃合から、USD/JPYもUSD買い(ゴ・トー日要因による、実需筋のUSD需要でプライスが押し上げられたのを起点としてとの上昇いった感じがしますが)が先行した模様となってから、、、。
引き続いての欧州ラウンドでの、USD/JPYは77円40/50銭レベルを挟んだ、足許最高値圏での推移を経てから、、、。
ニューヨーク・マーケットのオープン前には、USD/JPYは77円60/70銭レベルまで、もう一段上値レベルを切上げる商状となっておりました、、、。
その後のニューヨーク・マーケットを通した商いでも、USD/JPYは堅調さを維持したままでしたので、、、。
USD/JPYは77円台のハイ・レベルで滞空したまま(瞬時、USD/JPYの78円00銭レベル寸前まで上値を拡大しておりますが)、週末金曜日のニューヨーク・マーケットのクロージング(USD/JPYの77円70銭アラウンド)となりました、、、。
私見では、USD/JPYのプライスは上伸し過ぎではないかといった印象が否めませんが、、、。
ですが、先週後半では、対JPY&EURでUSDが際立った強含みを見せたのも違いあいリませんし、、、。
今週以降年末にかけてもUSD買いが(リスク回避との連想でセンチメント的に好感されて)継続するのか大変興味のあるところでもあります、、、。
いずれにしましても、越年までのボラタイルで不安定なプライス・アクションに巻き込まれないよう、くれぐれもご注意ください、、、。
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プロフィール
古川建(ふるかわ たつる)
1962年生まれ東京都出身。 マーケット・ウォッチャーとして経済関連の研究会に参加。
人間社会の科学的構造と歴史・生々流転について興味を持ち、理学部から経済学専攻へ進学。一時、音楽出版社において、著作権の管理と各ジャンルの楽曲の制作に携わったものの、投資と経営戦略、国際経済・エマージング市場等の調査・情報提供オフィスを主宰。
外為マーケットについて、欧・米の参加者の動静や短期金利・債券マーケットの商状との関連を注視しつつ、昼夜を問わず観測している。


























