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デイリーレポート
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2010年2月 3日

●株価続伸でリスク許容度改善もユーロの戻りは鈍い

昨日の為替マーケットは、RBA(豪準備銀)が市場期待に反して政策金利の据え置きを決定したことで豪ドル売りが誘発され、クロス円全般に波及したが、欧州中盤からは買い戻しの流れとなり、RBAを手掛かりとする売りは一過性の動きにとどまった。
むしろ、RBAが政策金利を据え置いたことで、金属価格の上昇や鉱山株の上昇が促され、欧米株の続伸がリスク許容度を高める格好となった。 もっとも、今週は重要指標やイベントが目白押しとなっているため、一方的な相場展開は想定しづらく、既存取引レンジを中心とするRange-Boundとなりそうだ。
さて、こうしたなか主要通貨中で年初来の下落率がトップのユーロが俄かに買い戻されている。 昨日は、ギリシャ国債と独連邦債の利回り格差が縮小する場面もみられたが、ギリシャの財政赤字削減計画を巡る欧州委員会の提言を本日に控え、利回り格差は再び拡大している。 また、ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相が、同国の財政問題はユーロ圏全体の問題であり、さらに多くの国がギリシャに続く可能性があるとの考えを示したため、ポルトガル・アイルランド・スペイン・イタリアの10年物国債が圧迫され、独連邦債との利回り格差が拡大している。
こうした事情もあり、昨日のユーロ/ドルの上値はMinor Fibonacci pointの1.4024㌦処(=23.6% of 1.4580⇒1.3852)の手前の1.3976㌦で抑え込まれている。
本日予定されている欧州委員会のギリシャ財政赤字削減計画に対する提言については、02/01にアルムニア欧州委員(経済・通貨問題担当)が「野心的な内容でさまざまなリスクを伴うが、達成は可能」との見解を示しており、波乱要因とはなりづらい。  
但し、今月のリスクイベントとしてギリシャおよび周辺国の銀行決算に注意する必要がありそうだ。 これら金融機関は、ECBが昨年3回行った非標準的措置による無制限・資金供給オペで調達した資金を自国国債に投資しており、足下の国債相場の急落(=金利は急騰)により膨大な損失を抱えている可能性が高く、新たなユーロ売り圧力となってくる。

※チャートやグラブはクリックすると拡大します。
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日足均衡表では、1.4024㌦処に位置する『転換線』を巡る上抜け攻防が焦点となり、同線をNYクローズで上抜く場合は38.2% retraceの1.4130㌦処や下降チャネルの上限を目指す展開を想定しておきたい。
しかし、『転換線』は今週末から再び下向きとなり、02/08には1.3974㌦処へ、02/11には1.3914㌦処まで降りてくる計算(02/02時点の暫定値)となるため、この局面では下降チャネルの下限を目指す展開を想定しておきたい。 エリオット波動分析では1.5145㌦(11/25)を起点に<C波>の下落波動(五波構成)が形成されており、現在進行中とみられるC-3波の当面の波動目標は1.3653㌦処(=1.4580-【1.5145⇒1.4218】)となってくる。

※チャートやグラブはクリックすると拡大します。
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(2月3日 11:20記)

※当レポートは、投資の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を意図するものではありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記載された意見や予測等は、作成時点における森好治郎個人の見解であり、その正確性、完全性を保証するものではなく、今後予告なく変更されることもありますのでご留意ください。