●オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行) スティーブンス総裁
最近の強い経済指標はインフレが来年、上昇する可能性が高いとの見方を確認している。インフレ率は予想を下回っており、賃金の伸びも思いのほか抑制されているため、金融政策面で休止する時間的余裕がある。一方に、中期的なインフレ懸念が依然として存在する。それが、政策決定において慎重過ぎるくらい慎重になり、現在の設定で十分な抑制効果が表れるかどうかを問い直してみる十分な理由になる。他方、短期インフレ見通しが幾分低下していることは、今後のインフレ上昇の起点がこれまで考えられていたよりも若干低い可能性を意味する。それによって、需要と需要を満たすための経済の生産余力のトレンドを判断する追加の時間的余裕が得られている。中期的インフレには多大な懸念を抱いているが、これらのリスクに対応する時間はある。金融市場のリスク評価は極めて楽観的。豪経済は堅調でインフレが来年上昇する公算が大きい。短期的な物価上昇圧力は弱く、利上げの必要性を検証する時間がある。インフレ率は予想を下回っており、賃金の伸びも思いのほか抑制されている。
