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第799回 2019年3月14日~20日までの為替見通し

2019年03月14日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。
●ドル円
上値抵抗111.997
均衡111.045
下値支持110.791

●ユーロ円
上値抵抗127.359
均衡126.332
下値支持125.408-124.894

●豪ドル円
上値抵抗79.488
均衡79.071
下値支持77.819


 米中貿易摩擦の背景には選挙で国のリーダーを選び、任期も規定している民主主義国家アメリカと共産党一党独裁下、リーダーのトップダウンで任期までも改憲されてしまう中国のイデオロギー対立があります。そうした政治リスクに経済も為替もリスク(チャンス)にさらされ、テクニカルでも把握しきれないブレが生じかねないところに難しさがあります。

 第一、昨今のニュースを見る限り、何がどうなっているかまことに複雑怪奇。
 情報戦も仕掛けられている気配があり、個人投資家にはとても難しい局面といえるでしょう。虚実ないまぜの状況ではトレンドをつかみ損ねる可能性があり、立ちすくんでしまうのも致し方ないところかと思います。

 そこで、ここは割り切って2つの事案に注目することをおすすめします。一つはベネズエラの状況です。突然の大停電。お水も出ない。気温は昼間28℃ともなれば食べ物は腐る。飢えた国民の生活苦難が続く中、マドウロ政権では「停電はアメリカの仕業」ときめつけ、支援を受けている中国の意向をくむかのように反米感情をむき出しにしています。
 このベネズエラがどうなるかには支援している中国の命運もかかることなので注意を要します。

 もう一点の注目点はアメリカの民間機・軍需品製造大手、ボーイング機のエチオピアでの墜落です。エチオピアといえば、中国からの投資マネーを呼び込もうとして現在のところ、頓挫している経済困窮国。一帯一路の推進でジブチまで手を伸ばそうとしていた中国にとってもくさびを打ち込みたかった対象国でありながら、何らかの理由でそれが滞っているといわれます。
 アメリカを代表する航空機メーカーのボーイング機がそのエチオピアで墜落したのは誠に興味深いことではないでしょうか。
 ボーイング機墜落といえばインドネシアでも同様の事故がおこったばかり。インドネシアも高速鉄道を中国に発注したものの、地下鉄は日本にと、ぐらついている国です。
 都市伝説的には両国でアメリカ製の飛行機が墜落したのは因縁浅からず、と見ることができると思います。
 ボーイング代表は「わが社の航空機に異常はない」とのコメントを出しており、トランプ大統領とも電話会談したと伝えられています。
 両者で「おかしくないか」「ほんとに。符号が合うような墜落だ」というような会話だったのではないかと想像をたくましくしているところなのですが。
 トランプ政権にとってボーイング社の株価値下がりやそれに伴うダウへの影響、製造停滞はGDPにも影響することだけに、背景を調べつくして原因究明に乗り出すことでしょう。
 ベネズエラ問題の意趣返しか、と受け止める人がいるかもしれません。
 不透明感漂う時の二つの事件に注目しておけば米中問題のヒントにすることができるのではないかと思います。
 今後、米中貿易協議前に4月15日頃出されるアメリカの為替報告書の存在もあること。為替制裁国に認定されると制裁を受けるので、どの国もが名前記載をさけたいのは自明です。

 となると中国はなおも譲歩の余地があるか、ないのか。また、都市伝説的報復合戦のような展開になるのか。まだまだ目を離せない米中政治リスクおよびその為替、株価への変動ですね。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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