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第801回 2019年4月4日~10日までの為替見通し

2019年04月04日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。

●ドル円
上値抵抗112.057-111.822
均衡111.430
下値支持①111.080-110.786
下値支持②109.932

●ユーロ円
上値抵抗126.129
均衡125.065
下値支持123.932

●豪ドル円
上値抵抗79.717
均衡78.405
下値支持77.604

 米中貿易問題がどうなるのか、進展が注目の的です。関税強化の方向であれば米中貿易は現在より7割も減少するという民間機関の調査報告も出ているので、「まさかそこまでは踏み込むまい」と楽観的な見方をすればドル高円安方向という視点ありですね。「もしかして」という視点なら、下値支持を慎重に想定すべきで、ドル円に関して下値支持を2点にしてみました。

 改元、天皇の御代替わりの準備が進む日本ではもう一つの大きなイベント、統一地方選挙が始まります。その結果次第で消費増税などの是非も7月参議院選挙の争点となりえるため、ここでも「結果待ち」です。

 欧州では着々と中国の5G外交が進む中、イギリス・ブレグジット問題が「いったい、イギリスはどこに行くのか」と懸念されるニュースばかり。
 茶番劇というべきか目くらましなのか、イギリス人気質によって「理路整然」と混迷しているのか奇妙な印象です。ざっくりいうとここでも「待ち」の姿勢かと思います。

 為替水準はこうした「待ち」の背景下、「意外性」に賭けるトレード傾向が見受けられます。
 FRB議長に批判的なトランプ大統領の意向から当面、金利政策を慎重に運ぶというパウエル氏の施策をひねり技で好感したかのようなドル高円安傾向ですが、債券の逆イールド問題よりも為替の金利政策とレートのねじれ状態も不思議な印象です。

 不思議といえばよりにもよってインドネシアやパキスタンで5カ月間に2機も墜落したボーイング機の墜落原因究明も「結果待ち」ですが、このめどがつけば、「パウエル氏金利引き下げ含みでドル安実現、米輸出有利な環境を創出し各国にボーイング機を売り込み商談成功。米GDP押上げ、株価上昇によって2020年大統領選素地固め」というトランプ大統領が好ましく思うであろうコースにそぐうドルレートが実現するのではないかと予想します。

 というわけでドル高、ドル安の転換点探りを一点挙げるならば私はボーイング機墜落原因解明としたいと思います。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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