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第645回 2016年1月28日~2月3日までの為替見通し

2016年01月28日

 FOMCの金融政策が変わらないと判明するや待ち構えていたようにNYダウ工業株は下落。このところ、アップルの業績が伸び悩み傾向だったり、原油価格低迷によるシエールガス・ビジネスに対する逆風など、芳しい話が少ないアメリカ。

 大統領選挙の混迷ぶりや積雪等の気候変動要素からの影響もあるようです。

 FOMC閉幕後のNY株安を受けた日本では1月28日(木)・29日(金)に開催される日銀金融政策決定会合の結果待ちということもあり、大きくは動けないながらも、株価はしっかり。

 「TPP交渉のすべての経過を知る男」、甘利大臣の金銭授受にまつわる疑惑などが物議をかもしてはいるものの、1月しょっぱなから続いた国内外での市場波乱の影響はほぼ消化した印象です。

 今週はとりあえずは日銀が金融緩和をするか否かが注目されますが、それも「知ったらしまい」でそう長持ちする材料ではありません。

 次の中~長期の流れを決める「主役級」の話題は何か?

 経済なのか、軍事なのか、自然現象なのか? 北朝鮮、シリア、ロシア、中国、原油・・・・。どれも「為替を動かすサプライズ」にはなりにくく、なかなか上に行くにも下に行くにも難しい状況ですね。Gゼロ時代の為替トレンドを動かす材料の枯渇。ボラテイリティを演出するシナリオライターならどんなドラマを作るのでしょうか。油断せず、兆しを捕まえたいものですね。


 今週のチャート分析による各通貨のレンジは以下のとおりです。 


●ドル円

上値抵抗120.628

均衡118.119-119.285

下値支持115.637-115.471


●ユーロ円

上値抵抗130.785

均衡128.310

下値支持126.137


●豪ドル円

上値抵抗86.102

均衡85.405-83.347

下値支持81.224-82.433

※豪ドルは周期的に74円台など突拍子もない豪ドル安円高の価格帯に突っ込むことがあります。直近では2010年、2011年、2012年と3年連続しました。今年年初の豪ドル安が一度で終わらない可能性に用心しておきたいですね。買い持ちしている場合は証拠金の積み増し等の手配が望ましいかと思います。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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