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第659回 2016年5月19日~25日までの為替見通し

2016年05月19日

 FOMC議事録から6月米国利上げの可能性を先取りした形でドル円は110円台に入ってきました。

 今年、数度あるといわれる米国利上げ。コンセンサスとして6月を逃すわけないだろうとして、6月14-15日のFOMCで利上げはほぼ、確実と見ているようです。

 6月23日はイギリスのEU離脱是非の国民投票。するとポンドは買いにくいため選択肢としてドル資産にお金が流入しやすい環境となりそうという点を今、ドル円相場は織りこんでいるところ、というわけですね。


 ちなみに来週は伊勢志摩サミット。


 7月の参議院選挙で負けたくないと考える安倍総理にとってここは「円安、株高、国際イベントで日本のプレゼンス上昇、立役者はアベノミクス」というイメージ戦略で勝利したいところでしょう。

 先般のトヨタ自動車社長会見にもあった「今までは円安に支えられ実力以上の儲けを出せた。これからは違う。厳しい先行きが待ち受ける」と円高圧力に身構える日本企業の経済先行き不安を払しょくし、なおもくすぶる同日選予想もある中、少なくとも参議院選挙で勝ってアベノミクスの続行を成し遂げたいというのが安倍総理の胸の内かと思います。

 5月末に出る骨太法案では目新しいことはないものの、とにもかくにも6月、7月が安倍総理にとって大事な局面に違いありません。折からの円安トレンドは願ったりなかったりというところでしょう。

 しかし、チャートでは「円安トレンド」というには少し無理があるのではないかと思います。いまだ5月3日の105円の反動期であり、そこに6月FOMC利上げ説で円高圧力が軽減されているだけ、とも見られます。


 別の視点で検討してみると、ドル建てである原油価格の動向はWTIが一バーレル48ドル台に戻り、チャートもしっかりで、この先もよほどのことがない限り急落する状況にはないと思います。

 すると、年初にみられたドル建て商品である原油価格下落で始まった円高圧力は原油価格が支える形で一端は後退し、しばし、ドル高方向を維持する可能性を考えてもよさそうです。


 が、しばしは持ちそうな強いドルでドル持ちの投資主体はどの安い資産に買い向かうのでしょうか。市井では「マイナス金利で不動産バブルが起こるのか?」といった思惑を持つ人も少なくない日本の土地? いやいや、もう十分上がった日本の土地を今から買うことは考えにくい? それとも地震・災害が起こって買いたたかれる状況を待つのだろうか? 中国やユーロを狙うのか? 思惑はさておき、いずれにせよ、チャート形状では長期のドル高は全く示唆していないので、6月10日のスーパーSQをにらんだポジショントーク含みのプロパガンダ合戦ととらえて、過度のドル高期待には慎重でありたいものです。


 さて、今週の各通貨のレンジは以下の通りです。


●ドル円

上値抵抗112.327

均衡109.932

下値支持107.222


●ユーロ円

上値抵抗125.519

均衡124.419

下値支持122.237


●豪ドル円

上値抵抗81.332

均衡79.516

下値支持76.524

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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