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第661回 2016年6月2日~8日までの為替見通し

2016年06月02日

 来日中のジョディ・フォスターさんが監督した「マネー・モンスター」。日本では6月10日から上映が開始されるそうですが、個人投資家にはなかなか示唆に富んだ内容になっています。

 財テク番組の人気司会者が生放送中に押し入った男に拉致されます。この男のセリフはこうです。「個人投資家がその気になって小金を市場に投入すると、毎回、決まったようにズドンと暴落が来て、金をかっさらわれるんだ。報道するニュースでその気にならされた自分をどうしてくれる(意訳するとこのようなセリフです)」。


 まさに投資家がそう感じるのも無理はない展開になることもありますね。


 例えば、指標等の報道で、ちょっと市場動向が明るくなってきたかに感じられ、リスクオンとばかりにとエントリーすると、一転の下げ。リスクオフすると、またもや、いい感じの展開が・・・。


 映画の結末は見てのお楽しみとして、直近の為替相場も難しい動きですね。


 FOMCの金利正常化が近いとしてドル高円安、株高につながったのも一瞬で、6月1日の国会会期末に安倍総理から消費増税延期と経済対策は秋になるとのアナウンスが出たのを見計らったように円高ドル安、為替敏感指数の日経平均株価は大幅下落です。


 しかし、2日、3日のアメリカの労働指数によってはまた様相が違ってきそうです。


 ●2日

 アメリカのADP社が発表する5月のADP雇用統計の動向

 ●3日

 米労働省が発表する5月の雇用統計


 これらの数字が強ければFOMCの6月の利上げにつながり、ドル高円安要因。

 今一つなら、7月に利上げが持ちこされる可能性があり、まさに指標に振り回される可能性のある、悩ましい状況といえます。



 6月利上げがあるかどうかはまだ微妙ですが、FOMC開催前に市場波乱が起きて、延期のコースを踏襲する可能性が出ているように感じられます。


 難しい相場展開の時こそ、堅実な運用、無理のない運用で臨みたいものですね。



●ドル円

上値抵抗110.804

均衡109.102

下値支持107.404


●ユーロ円

上値抵抗125.320

均衡123.381

下値支持122.628-122.923


●豪ドル円

上値抵抗80.802

均衡79.441

下値支持76.913

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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