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第665回 2016年6月30日~7月6日の為替見通し

2016年06月30日

 いやはや、6月23-27日は今から考えると「あれは一体なんだったのか」というような出来事でした。

 6月外資決算に合わせて、「ここ一発」の仕掛け時に6月23日のイギリスEU離脱国民投票が選ばれたのだ、と考えると、「なるほど」と後になっていろいろ腑に落ちることが多いですね。


 投票の一週間前に残留支持派のコックス議員が残念なことになって世界のメディアがこぞって「残留派に同情的なムードが醸成されている」と報じました。

 後で考えると、そんなおかしなロジックで重大な将来への決定が翻されるわけはないのに、かたずをのんでいた人々は残留に予想が傾斜したのでした。

 事件報道を受けて私も「ここまで極まれば行き過ぎのシグナルだ」と感じました。そこから強烈な勢いで弛緩が始まりました。


 おそらく、この事件がなければ事前に相当慎重な動きが出て、リスクヘッジが手厚くなされたのだろうと思います。しかし、事件が起こったことにより、一週間早く、人々の緊張感が緩んでしまったと思います。これがきっと、離脱に賭けていた人には「思う壺」になってしまったのでしょう。

 選挙結果が離脱とわかるとマネーマーケットは大きく動揺し、狙っていた人にはまさに、企画通りの展開に。


 あれで13兆ドル(日本円で約1300兆円)が吹っ飛んだと言われます。世界のどこかでその富の一部を手元に手繰り寄せた勝負上手な人がきっといるのだろうと思います。

 油断禁物です。

 今年後半、あるいは来年こそもっと大きな変動があると思いますが、「楽観」させる何かが起こった時こそ、疑う気持ちを持ってヘッジを厚くしたいものですね。


 ところで今をリーマンショック前と似ている、と警戒するなら2007年の7月の状況と非常に近似していると感じます。

 ここからさらに大きく動くには?

 今までの経験則で言えば

 本当の暴落は3点セットでやってくるというのが私の見方です。

 ①何かのきっかけでマネーマーケットの動揺が起こる

 ②それが終息するかしないかの時にまた別の案件が持ち上がる

 ③その最中にびっくりなことが勃発する


 今現在、ほぼ想定されていることが覆されたら?

 考えられることとすれば

 ●アメリカ次期大統領の本命、ヒラリー氏がトランプ氏に敗れたり

 ●近海で思いがけない衝突が起きたり

 ●まさかのトラブル、アクシデントで予想外の場所、人がダメージを受けたり


 というようなことがあればリーマンショックの時のようにもう一段、マーケットがぶれる可能性があります。


 油断禁物です。

 しかし、厄介なのは、「来るぞ」と身構えている時はなくて、

 「えっ?」というタイミングで「それ」はやってくることです。

 だから、「儲け」は恐怖の代償というわけですね。


 今週の為替レンジは以下の通りです。



●ドル円

上値抵抗104.918

均衡103.563

下値支持100.988


●ユーロ円

上値抵抗117.462

均衡112.345

下値支持109.850


●豪ドル円

上値抵抗79.449

均衡75.569

下値支持67.933

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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