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第672回 2016年8月25日~31日までの為替見通し

2016年08月25日

 26日にワイオミング州ジャクソンホールの年次シンポジウムで講演を行うFRB議長のイエレン女史。
 マーケットはその内容を吟味しようと目下、足踏み状態です。

 ところで、このところNY株式市場のボラティリテイが超低空飛行。こうした傾向は暴落前によくみられるとして警戒する意見があります。

 失業率はFRBが低金利政策の達成目標としてきた経済指標ですが、金利引き上げ準備OKの領域に数字が改善しているのに、いつまでも金利引き上げをしないのは不自然と見られます。

 しかし、引き上げによってドル高となればせっかくの米景気を腰折れさせかねず、にもかかわらず引き上げないのは結局、通貨安の恩恵を獲得するため、と見られかねません。
 
 先般の金利引き上げを間違った判断とする見方もあります。このスタンスに立つと金利引き上げではなく、金利引き下げの余地もある、ということになります。
 そして、もし、それが現実となった場合、過去のパターンでは株式市場は大きな下げを見せているので、ここしばらく油断しないでいたいですね。

 ドル円チャートは超円高ドル安を示唆しているように見えます。ということは9月金利引き上げなのか。あるいは同時期開催の日銀金融政策決定会合で政策が出るのか? もしくはイタリア地震、復興需要によるユーロ安円高の誘発材料によるのか?

 いずれにしてもオリンピックや夏休みなど一連の宴の後はリアリストに立ち返り、来たるべき大波小波を見極めて、堅実な通貨との付き合いで資産運用を続行したいものです。


●ドル円
上値抵抗102.602
均衡100.543
下値支持97.690

●ユーロ円
上値抵抗114.567
均衡113.419
下値支持111.239

●豪ドル円
上値抵抗77.450
均衡76.530
下値支持73.676

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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