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第674回 2016年9月8日~14日までの為替見通し

2016年09月08日

 せっかくアメリカが「大変だな、南シナ海は」と手を差し伸べようとしているのに「誰の手下でもない」と突っぱね、あとで「いや、言い過ぎた」と反省しているらしいフィリピン大統領・ドエルテ氏。
 ここまで、こうだともはや笑うしかないか、とオバマ大統領も感じたかもしれませんが、なんといっても南シナ海への中国の海洋進出はアメリカが中国の行き過ぎに正当性を踏まえた上で正論を吐ける案件故、ドウエルテ氏と派手にもめるわけにもいかないのが痛し痒しな感じですね。

 ドエルテ氏の資質が垣間見えた一件だけに、ことはなかなか厄介です。

 そんなことと相前後して、2017年総選挙を迎えるドイツの選挙前哨戦としてスタートした地方選挙。
 メルケル首相側が地元州議会選挙で敗北が決定的と報じられています。場合によっては英離脱に次ぐ欧州大問題になる可能性を秘めた動きだけに目が離せません。しかし、どうもそれもかすむ印象を受けるのが13日から収集される予定の日本の臨時国会。
 直後にFOMCと日銀金融政策決定会合があり、何か、ありそうな印象を受けるのですが、モヤモヤが晴れませんね。
 どうにでも日銀に何か期待をかけたいのが透けて見えるのですが、マーケットの視界不良です。
 何かひたひたと心配事が近づいている気がしならないのですが、台風等、自然災害多発の時期だからでしょうか。それとも北朝鮮問題からでしょうか。

 楽観から暗転へ。その繰り返しにしびれが切れ、「もう、どっちかにはっきり振り切れてくれ」といいたい機運は高まっているように感じるのですが・・・。

 さて、今週の為替レンジは以下の通りです。
 平時の円高、変事の円高で分ければ平時の円高場面かと思いますが、いつ変事の円高が示現してもあわてない投資をしたいものですね。

●ドル円
上値抵抗103.371
均衡101.111
下値支持100.058

●ユーロ円
上値抵抗115.970
均衡114.329
下値支持112.678

●豪ドル円
上値抵抗79.996
均衡78.352
下値支持76.752

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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