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第675回 2016年9月15日~21日までの為替見通し

2016年09月15日

 FOMCとともに9月20日(火)・21日(水 この日は定例会見も)開催の日銀金融政策決定会合を前に、日銀のマイナス金利政策の拡大や外債投資の是非なども議論が活発な昨今。
 イベント・リスクを意識してか方向感のない為替、株式相場。ヘッジ・ファンドに詳しいエコノミストの中には日銀が金融緩和策を拡大し、円安方向が見えたらドテン円高を狙っている存在もありそうだ、と指摘しています。こうしたイベント・リスク以外にも為替の方向性に影響を与えている要素があります。

 その一つが政治リスクですね。大国・アメリカの大統領選挙の見通しがはっきりしません。オバマ民主党政治継承ということでヒラリー・クリントン女史の大統領就任でほぼ決まりかと思われた矢先、健康不安問題がクローズアップされてしまいました。

 これで、シーソーの片側、トランプ候補が浮上。しかし、そのトランプ氏にも関連団体の訴訟沙汰などさまざまな問題があり、まだまだ予断は許さない状況です。

 先週も寄稿したように「実はトランプ氏、クリントン夫妻とゴルフを楽しむ仲良し」との報道があり、「対ヒラリーでトランプよりはマシ」との選択肢醸成のために用意されたトリックスターなのではないかというコラムニストもいます。

 「トランプ大統領はリスクではない」とする記事もアメリカでは配信されているようですが、はてさて、同盟国・アメリカのトップがはっきり決まらない中で日本はどうするのか? 
 15日民進党のトップが決まれば、安倍首相は11月衆議院解散に打って出るかも? との意見を耳にしました。

 目下、安倍内閣の支持率は好調。ここで自民党単独勢力を補強し、来たるべき改憲議論を方向ずけ、いずれ国民投票に持っていくというコースですね。

 いや、安倍総理にしてみれば、その前に党則を変えて、総理総裁任期を6年から9年に変えることが先決かもしれません。

 いずれにしても金融市場では9月20-21日の日銀金融政策決定会合とFOMCの金融政策、政治面では9月26日から66日の会期で開催される日本の臨時国会、11月末の政局が注目点ですね。

 民進党の代表者が舌鋒鋭い蓮舫氏になるかどうかで26日召集の臨時国会会期末の11月30日に解散を発表するコースも考えておいていいかもしれません。

 不透明感漂うこの時期、カントリーリスクと経済(企業力、GDP)に政治リスクを加味した投資戦略で挑みたいものです。
 チャートの示唆では今週から来週、ボラティリテイの幅があります。

●ドル円
上値抵抗104.575
均衡102.800
下値支持100.433

●ユーロ円
上値抵抗117.684
均衡114.429
下値支持112.872

●豪ドル円
上値抵抗79.091
均衡75.915
下値支持72.210

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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