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第680回 2016年10月27日~11月2日までの為替見通し

2016年10月27日

 11月1~2日にアメリカの金融政策を決定するFOMCが開催されますが、12月13-14日開催の金利引き上げ確率が市場のコンセンサスで75%と予測されているとの海外メディアの報道を受けて、日本でも「直近、見送りでもその次に」というムードが蔓延しています。

 「アメリカの金利引き上げ=金利正常化を契機に史上最高値近辺のアメリカ市場が大きく調整し、その影響を受けた日本の株式市場も大幅調整するはずだ、そこを狙いすまして日本株を安い値段で買ってやる」、と身構えるアクティブシニア層の投資家は日本全国的に多いのですが、日銀のETF買いが何しろ月間5000億円分あり、市場に資金供給されるため、外国人投資家が売り続けても押し目待ちに押し目ナシの展開が株式市場では見受けられます。その外国人投資家ですが、10月中旬から日本株式市場一部株、二部株の買い越しに転じています。

 彼らにとって高いドルで安い円資産を買えばダブル、トリプルでうまみがあるため、その動きから類推すれば為替はもう少し、ドル高方向なのかな、と想像します。その背景には安倍首相の続投となる可能性の高い党則改定による、首相任期延長を来春決定がほぼ、射程圏に入ってきたから、という点も無縁ではないはずです。

 アメリカ市場ではアップルの減速決算をサムスンの製品不具合がうまい具合にサポートした格好で、日本市場でも景気は回復しているとはいえないまでも、設備投資に「前向き志向」が出てきたといわれます。

 ここはあまり悲観せず、前向きでいいと考えます。しかし、市場にはリスクがつきもの。おりしも、財政事情がギリシアに次いで悪いイタリアで地震災害が続くほか、レンツイ首相の去就がかかった国民選挙が12月初旬にも行われます。

 11月8日の米大統領選挙が終わったら、今度はユーロ圏の不確実性に向き合う日々が待ち受けている・・・・。そんなことを意識した上で今週の為替レンジを以下のように予測してみました。ご参考になれば幸いです。


●ドル円
上値抵抗106.314
均衡104.337
下値支持103.412

●ユーロ円
上値抵抗114.264
均衡113.554
下値支持112.208

●豪ドル円
上値抵抗81.95
均衡78.155
下値支持76.115

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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