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為替の話・トレンドを掴め!

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第688回 2016年12月29日~1月4日の為替見通し

2016年12月29日

 いよいよアメリカの新たな4年が始まろうとしています。新合理主義否定の流れから生まれたといわれるアメリカの新しい顔、トランプ大統領。
 いろいろ後講釈が言われますが、要はチェンジこそチャンス。大統領版の参勤交代といいましょうか、民主党でしてきたことを共和党で変え、共和党でしてきたことを民主党で変えという流れで経済効果を期待するわけで、案ずるなかれ。新たな流れに乗って利益を出していけばいいのですよね。

 しかし、トランプ新政権が本当のところ、「どっちむいてホイ」なのかは定かではありません。陣容から推測するほかないのですが、トランプ新政権で私が注目しているのは

 ●石油ビジネスに精通した経済人の布陣が見られること、
 ●物資輸入の要所を封鎖されたら中国が困る点に著作物で言及しているエコノミストのピーター・ナバロ氏がホワイトハウス内に新設された「国家通商会議(National Trade Council)」のトップに指名されたこと

 です。この点に注目すれば、いずれ石油をめぐって米中間に何らかの衝突が起こる確率はかなり高いのではないでしょうか。

 その場合、日本にどんな影響があるかですが、マラッカ海峡を通ってもたらされる中東原油に何らかの支障が出た場合、

 ●ロシアからの供給ルートが太くなる

 と考えられます。ロシアはパイブラインによって日本、ヨーロッパに石油を供給することが可能です。
 2011年9.11のテロ勃発によって米共和党・ブッシュ大統領とロシア・プーチン大統領の間で2002年10月に米露エネルギーサミットが持たれ、石油供給に関して脱・中東のコンセンサスが整っていたことから、トランプ新政権ではこの時の流れを踏襲するだろうと推測します。

 為替面ではインフラ整備とともに石油備蓄が図られる間、ある程度は「強いドル」のほうが都合がいいのではないでしょうか。

 2017年、EU各国では国政選挙が行われるため、各陣営が固まるまでは都度都度の波浪警報としてボラテイリティ発生、その後はトレンド発生というふうな為替動向に対する見方をしていますが、折々に水準等、微修正していきたいと思います。


 各通貨のレンジは以下の通りです。

●ドル円
 直近はドル高の水準訂正の流れが始まったのではないかと思います。114.529を割ると下値支持②のコースに収斂する可能性があります。割らない場合は下値支持①が目安です。
 また16.889~118.515を1月中に実体として何度か実現できない場合は、上値抵抗は②の116.889円がいっぱいいっぱいの上限になります。
 2017年4-5月までに114~115円台が下限になるかどうか、(その場合の上値抵抗は122-123円台)を見極めたいところです。

 上値抵抗①120.985
 上値抵抗②116.889
 均衡115.855-114.820
 下値支持①112.603
 下値支持②108.917

●ユーロ円
 ユーロは月足(長期トレンド)で見て右肩下がり(ユーロ安)傾向が強まっている通貨です。通貨の相方としての円が持ち上げられることによって円高圧力の要因となりえます。
 しかし、ユーロ安はユーロ商業圏には輸出メリットとして還元されるので、それが蓄積すればユーロ高に振れてくる場面が期待できるわけですが、2017年はEU各国で国政選挙が予定されているため、その結果いかんではユーロの結束事態に変動が生まれそうです。
 この振れの歩留まりを大きくとるか小さくとるかでストラテジーは大きく変わります。
 以下は直近の予想レンジですが、年間予測では想定にとらわれず大小いずれの波が来ても耐えられるようにしたいものです。

 上値抵抗124.973~123.518
 均衡122.704
 下値支持120.684

●豪ドル円
 月足トレンドでダブル底形成途中とみなせることができ、二個目のダブルの下限が一つ目のダブル下限の54を上回るかどうかは今のところわかりません。54という値はリーマンショックの極みで実現した価格なので、大きな経済クライシスが起こったとき、ダブル型の二つめの底が確認できると考えられます。それは2018年にかけてのどこかで起こるかもしれません。折々に注目していきたいと思います。以下は直近の予想レンジです。
 上値抵抗85,680
 均衡83.652
 下値支持82.627

 新年の寄稿は1月5日の予定です。よいお年をお迎えください。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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