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第740回 2018年1月11日~17日までの為替見通し

2018年01月11日

 トランプ大統領を本のタイトル通り、「炎と怒り」にした同書が全米でベストセラー化する中、トランプ氏はノルウェーに戦闘航空機の購入を決めさせたり、米国経済の向上発展に努めています。
 当事者でない立場では「暴露本」なんて気にしないでもいいと思いますが、本人は怒り心頭のようで、法的措置も辞さない構えとか。もちろん、11月の中間選挙にも影響しかねないことから、投資家にも侮れないこととはいえます。
 確かにその点、気になりますが、民主党だって「クリントン・キャッシュ」なるそれはすごい暴露本があるわけで、トランプさんは「どっちが国益として問題なのか」と開き直るほうが得策ではないでしょうか。

 さて、こうしたワイドショー的な騒ぎのなか、経済指標で気になる動きもでています。原油価格が強いのです。チャートもしっかりした上昇トレンド形成中です。
 日本経済にとってはその分を相殺するかのようにドル安円高に振れていることから、企業活動には影響が軽減されていますが、為替トレード面では引き続き、要注目なトレンドです。
 現在1バーレル63-62ドル近辺ですが、アナリスト筋からは80ドル台を目指すという見通しも出ています。
 これがドル高支援材料化すれば、日本には悪い円安になり、2007年-2008年に見たように1年前後のタイムラグを伴いながら株式市場や為替市場に対して大きなブレイク要素になりかねないことから注意が必要なのです。

 いずれにせよ、目先に大きなイベントが控えているときは用心に越したことはなく、暴露本、天皇陛下ご退位、オリンピックなどに気をとられているときに、転換シグナルを見落とすことにならないようにしたいものです。

 さて、今週の為替予想は以下の通りです。
 ご参考になれば幸いです。

●ドル円
上値抵抗113.110
均衡111.725
下値支持109.154

●ユーロ円
上値抵抗134.011
均衡132.824
下値支持131.044

●豪ドル円
上値抵抗87.799
均衡86.019-85.277
下値支持84.589


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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