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第784回 2018年11月22日~28日までの為替見通し

2018年11月22日

次の更新までの各通貨の見通しは次の通りです。

●ドル円
上値抵抗113.549
均衡112.847
下値支持111.571

●ユーロ円
上値抵抗129.596
均衡128.725
下値支持127.695

●豪ドル円
上値抵抗82.600
均衡81.785
下値支持80.821


 にわかにマネーマーケットを取り巻く環境が、いや、空気が変化しました。まず、韓国のあっと驚く対日姿勢です。一体、韓国は何を仕掛けてこようとしているのか? 背後にかの国のシャープ・パワーが働いているのか? 驚きの対日姿勢に朝鮮半島の行く末を憂います。

 場合によっては邦人企業の日本への退避的移転もあり得る中、山下貴司法務大臣の言葉尻をとらえて野党が入国管理法改正案の足をひっぱるひっぱる。何を彼ら彼女たちは意図しているのか? 日本のためになることで議論しているのか? 党利党略なのか。あるいは日本の足を引っ張ることを意図しているのか? 
 何の生産性もない紛糾には経済人としてため息が出るばかりです。

 今、世界情勢が非常に難しくなり、邦人企業の内製化の選択肢も検討されている中、労働力不足に手当てしようとのアベノミクス#3に対し、理解力のない審議に終始せず、もっと経済が分かる人材で審議を尽くしてほしいと強く思います。

 急がねばならない中、本当にわかっていないと感じます。

 2019年1月からは中国で製造した製品に関税がかかってくることも配慮すれば、生産工場を日本に持ってくる選択肢も取れるように人材を確保しておく必要があるのは自明です。

 さて、為替はそうなると現地通貨売りの円買いということで円高方向にも動く可能性は考慮しておきたいですね。

 とはいえ、目下、為替はとりあえずブエノスアイレスG20で米中対立が多少とも折り合えるかの回答待ちといった状況です。

 が、決着は難しいでしょう。今、ここで対中制裁の力を弱めればオバマ大統領が通った道です。結局、彼は何もできませんでした。それどころか、今日の中国が各国の国防を刺激しているタネを摘むことができなかったのです。

 トランプ大統領がオバマ氏の後塵を踏襲するとはとても思えません。それにトランプ氏がいずれ政権を去っても、現在の中国のやり方が続く限り、米中対立は続くでしょう。

 さて、米中貿易摩擦、朝鮮半島、尖閣問題だけでも十分なボラテイリティの源泉になるのに、イギリス・ブレグジット問題、来年にはイタリア、ポルトガル、ギリシャの総選挙、EU議会選挙もあり、ユーロ圏にもリスクの源泉が多数あります。
 下げ止まらぬドイツ銀行株の今後もユーロ発のショック安を引き起こすに十分な起爆力です。

 来年の予兆は年末に表れるアノマリーを考えると、小凪相場の今、油断は禁物。緩急つけて、兆しをキャッチしつつ、動きたいものですね。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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